2019年08月11日

令和の時代に、
第二次大戦中の
日本海軍局地戦闘機
紫電改が蘇りました。
今日は、特別展示
いつもは、格納庫の中で
観覧デッキで見るのですが
屋外展示されてました。
格納庫も木造トラス構造で
当時の再現だと思いますよ。
兵庫県加西市に有る
鶉野飛行場。
正確には、鶉野飛行場跡地。
第二次大戦中の滑走路が
1.2㎞ほとんどそのまま
現存しています。
鶉野飛行場とは?
以下ガイドの方に
教えて頂いたお話です。
昭和18年戦時中、
兵庫県加西市に
パイロットを養成する為の
姫路海軍航空隊が開設された
ことに始まります。
1年後、川西航空機鶉野工場
が併設されて
川西航空機 姫路製作所
(姫路市京口 、今は現存せず)
で作られた機体を
姫路には、滑走路が無い為
三分割して夜間に馬車で
運んで、鶉野で組み立て
試験飛行し、各地の前線に
運ばれた。いわば工場併設の
作った紫電改を各地へ
送る飛行場なのですが、
終戦の年、昭和20年には、
鶉野の教官や教員、練習生から
特別攻撃隊が編成されてます。
神風特別攻撃隊「白鷺隊」です。
沖縄戦の為に出撃し
前途有望な若者が大空に
散っていきました。
そこには、終戦までの2年に
満たない時間に
青春をかけた若者達の姿が
あったのです。
この地では、63人が戦死した。
若者の犠牲の上に
平和があることを知ってほしい
と話されてました。
戦後75年が過ぎ、
当時を語れる語りべは、
どんどん少なくなっています。
お話を聞けるとは
思ってなかったので
お話聞けて良かったです。
紫電改といえば、
知っておられる方も
いらっしゃると思いますが、
愛媛県の愛南町にある
南レク 馬瀬山公園に
海中から引き揚げられた
日本に唯一機が展示されてます。
私は2回、見に行きました。
初めての時は、
行楽で展望タワーに来た時に
偶然に遭遇、展示館に
入った途端に胸がざわつき
涙が止まらなくなりました。
何故だろう、その頃は、
紫電改については、
ゼロ戦より凄い戦闘機くらい
にしか知りませんでしたが、
自分は、ひょっとして
紫電改のパイロットの
生まれ変わりかと思いました。
また紫電改が姫路で作られたと
知り、凄い縁を感じました。
こちらの紫電改は、
見るたびに涙が出ますね。
不時着した時に4枚共内側に
90度曲がってしまった
プロペラ、これは
高度な操縦技術で海面上に
不時着させたと言われてます。
さてさて、ブログのお題は、
コラボということなのですが、
平和ボケしている私、
本日は屋外展示という
愛車とのコラボチャンス!
紫電改の周りには
高い柵やらフェンス等は
ありませんので、
道路脇から普通にコラボ
出来ました。
では、紫電改との
コラボ写真行きま〜す!
また、鶉野飛行場の周辺には、
その他にも戦争遺跡が、
たくさんあります。
これは対空機銃座跡
田んぼの中にアクリルの
小屋に覆われて保存されてました。
滑走路を守っています。
地下の指揮所跡の
大防空壕
なんと今は民家のお庭に
ありました。
発電機室跡の
巨大防空壕
こちらは、牧場の一画に。
地下防空壕
残念ながら
これらの防空壕の内部の
見学は、ガイドの同行が
必要で、2週間前に
加西市役所に予約必要。
なので今日は外から
見ただけです。
姫路海軍航空隊の入り口の
門柱基礎跡
この辺りは、戦争遺跡散策路
の整備が始まっていて
綺麗になっていますね。
この先は、しばらく行くと
北条鉄道、法華口駅に着きます。
今年、紫電改レプリカが完成し
格納庫と共に鶉野ミュージアムに
なる予定だそうで、法華口駅から
ミュージアムまで、
散策路を整備していく予定
みたいですね。
紫電改レプリカの見学は、
無料ですが、
任意で寄付してきました。
寄付をした御礼に
頂いたお土産。
Posted at 2019/08/11 22:31:54 | |
トラックバック(0)