ついに発表になりました。マツダの新長期戦略「サステイナブル“Zoom-Zoom”宣言2030」
以下
プレスリリースより
マツダ株式会社(以下、マツダ)は本日、2030年を見据えた技術開発の長期ビジョン「サステイナブル“Zoom-Zoom”宣言2030」を公表しました。また、このビジョンの実現に向けて、ガソリンエンジンにおける圧縮着火を世界で初めて実用化*1した次世代エンジン「SKYACTIV-X(スカイアクティブ・エックス)」を含めた次世代技術を、2019年から導入することを明らかにしました。
これまでマツダは、2007年に発表した技術開発の長期ビジョン「サステイナブル“Zoom-Zoom”宣言」にもとづき、「走る歓び」と「優れた環境・安全性能」の両立に取り組んでまいりました。そしてこのたび、世界の自動車産業を取り巻く環境の急激な変化を踏まえ、より長期的な視野に立ち、クルマの持つ魅力である「走る歓び」によって、「地球」、「社会」、「人」それぞれの課題解決を目指す新しいチャレンジ「サステイナブル“Zoom-Zoom”宣言2030」を策定しました。
えーと、前回発表された「
サスティナブル“Zoom-Zoom”宣言」は2007年。もう10年も前なのね。。。
SKYACTIVを大々的に発表し、今のマツダの基礎となった発表でした。
今回の発表では、今後のマツダの進む道を示す発表となってます。
具体的には、電動化や自動運転やらの話が出てますが、tatu的に一番気になるんが、
次世代エンジン技術「SKYATIV-X」です!
この技術、俗にHCCと言われてる技術で、つまるところディーゼルとガソリンのいいとこ取り。
ガソリンのい悪いところ、ディーゼルの悪いところを改良していくと、同じところに行き着き
内燃機関の夢とまで言われたエンジン技術なのです!
本当か嘘かはわかりませんが、現在のF1にはこの技術が使われているとかいないとか・・・
この技術を使うことによって
圧縮着火(CI)によるこれまでにないエンジンレスポンスの良さと、燃費改善目的で装備した
エア供給機能を活用し、現行の「SKYACTIV-G」に比べて全域で10%以上、最大30%におよぶ大幅なトルク向上*3を実現。
圧縮着火(CI)で可能となるスーパーリーン燃焼*4によって、エンジン単体の燃費率は現行の「SKYACTIV-G」と比べて最大で20~30%程度改善*3。2008年時点の同一排気量の当社ガソリンエンジンから、35~45%の改善*3。最新の「SKYACTIV-D」と同等以上の燃費率を実現。
と、とんでもないメリットがあるようです。(マツダが言うにはですが)
個人的にはプレスリリース中にある下線部分「エア供給機能」ってのが気になります。
同時に発表されている写真を見ると、

どうもターボではなさそう。スーパーチャージャー?それとも話題の電気ターボ?それともPWS??
何はともあれ、内燃機関の夢を我がマツダが世界で最初に量産する!ってのは気分がいいです。
マツダの事ですから、まず来年あたり発表される新アテンザの目玉として発表して、その後
他車種にも載ることになるでしょう。
でもね、新技術が必ずしもすべて良いわけじゃない。世界で最初に出すってのはそれなりのリスク
も存在すると思ってます。
その昔・・・今は当たり前になってきたダイレクトイグニッションを全車に載せて大コケしたメーカー
があったり、ミラーサイクルを最初に出したのにまったく売れずに1代限りで廃版になったり、
画期的なスーパーチャージャーを載せたのに見向きもされなかったり・・・・
そんなことにならずに、世界中で話題になりマツダのブランド力アップになってくれると嬉しいな~
Posted at 2017/08/09 12:10:42 | |
トラックバック(0) |
クルマ | クルマ