ダッシュボードパネル リアルカーボン加工 カーボンクロス貼り付け
目的 |
チューニング・カスタム |
作業 |
DIY |
難易度 |
中級 |
作業時間 |
12時間以内 |
1
カーボンクロスを貼るために接着剤となるプライマーを塗りますが、密着を高めるために全体を足付けします。
#320のペーパーを使いましたが、カーボンクロスを貼ると隠れるので、極端に目の粗いペーパーでなければ、塗装ほど神経質になる必要はありません。
水を掛けて弾かないようになればプライマーも弾かないということなのでOKです。
2
今回使用するクロスです。
3Kの綾織り50㎝x100㎝です。
このあと、このサイズを購入したことを後悔することになります。
3
そのままカットしてしまうと編んでいるカーボンがバラバラになってしまうので、カットするラインに沿って太めのマスキングテープなどを貼ってから、そのテープの真ん中でカットします。
織り目を左下がりにしたかったのですが、写真のとおり購入したクロスのサイズの関係上、右下がりにしか出来ません。
綾織りクロスを購入する場合は、織り目の方向をどうしたいかも考えてサイズ選択しましょう。
いい勉強になりました。
4
カーボンクロスは織物なので織り目から向こう側が透けてしまいます。
ですので、クロスを貼る面は透けてもいいように黒にしておく必要があります。
今回のように貼り付ける面が黒以外の場合、選択肢は
①黒色に塗装する
②ブラックプライマーを使う
になりますが、塗装するのが面倒なので、②を選択です。
もちろん貼り付ける面が黒の場合でも、ブラックプライマーは使用できます。
このプライマーの場合、主剤と硬化剤の比率は
100:2です。
どのくらいの量が必要か分からないので、とりあえずプライマー(主剤)は60gとし、2%の硬化剤をよく混ぜ合わせます。
5
パネルに刷毛でプライマーを塗ります。
塗布後、しばらく放置して触っても指にプライマーは付かないが粘着がある状態になれば張り付け出来る状態です。
放置しすぎるとプライマーが硬化して粘着力が低くなるので、ダンボールに落ちたプライマーを頻繁に指で押してみて状態を確かめるのもありです。
6
クロスの裏表、織り目の角度、余るクロスの量に注意しながらクロスをのせます。
押さえつけない状態であれば剥がすことは可能ですが、織り目が崩れると思った方が良いです。
クロスを置いたら、手のひらを使って密着させていきます。
一度に広い範囲を押さえてしまうとクロスの逃がしが出来なくなるので、中心から外側に向かって少しずつ貼っていきます。
この辺りはラッピングと同じ要領です。
エアベント周辺に絶妙な曲面があるので難しいかと思いましたが、クロスが柔らかく追従してくれるので、角度のきつい凹凸に比べると、貼り付けは容易だと思います。
パネルの型に沿って全体にクロスを貼り付けたら、細かい部分を指で押さえていきますが、織り目を崩さないために、なるべく指は横に滑らさない方がいいです。
貼り付けが出来たら、裏側に巻き込んで固定する分を残してカットします。
7
この後に樹脂を積層していくので、樹脂を塗る部分にマスキングテープが掛からないように注意して固定していきます。
樹脂を塗る前にテープを剥がせばいいんじゃないの?って感じですが、プライマーで固定されていない繊維はマスキングテープの粘着で簡単に織り目が崩れます。
せっかくリアルカーボンなので、目が崩れることを避けることように、とにかく何をするにも注意です。
8
貼り付けたクロスが密着するまで半日程度放置します。
曲面に密着させようと布団圧縮袋を使ってみましたが、掃除機の吸引口と圧縮袋のバルブの径がわずかに合わず、中途半端な圧縮状態という結果に・・・。
意味が無いので、袋から出してそのまま放置しましたが、しっかりと密着してくれました。
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