天井の防音断熱施工

新型アトレーは200万もするのに隠蔽箇所は雑な部分があります

特に天井は見ての通り断熱材と思われる薄い素材が全面ではなく真ん中の一部だけです

そのため真夏は天井から灼熱の熱気が降り注いで冷房を効かせてもキツいレベルです

天板自体も薄っすい鉄板で叩くと高らかな音が車内に響き渡ります

特に大粒の雨や鳥のフンが落ちるとターンッ！と鳴りますし、大雨の日は車内は雨音の大演奏会です

これはトヨタ直伝の利益効率を求めた「カイゼン」の結果でしょうか？内張の内側はどうせ見えないからとユーザーを舐め切ってます

認定試験の不正よりもこちらの方が余程問題だと思います

というわけで、天井の防音断熱施工をしました

バラしはYouTubeなどで解説動画が色々とあるのでそちらを参考にした方がいいです

ポイントとしてバラしで使う道具で特殊なのはフロント照明のトルクスネジのT-30、各手すりのプラスネジはNO.3が必須です
プラスドライバーは市販のキットだとNO.2止まりが多いので注意してください

気になったところとしてシートベルトピラーの中のプラスチックピンは無理やり引き剥がして良いですが、ピンやピラーを壊したくなければ間に挟んで起こすタイプの内張剥がしも必須です

梁に付いてるリアの天井照明のプラスチックピンは無理やり剥がさずに梁を外してから指で裏側を摘んで外すと壊れません

というわけで、内張を剥がしたら、まず、防音のために制振材で有名なレジェトレックスを貼ります

天井面は左右のR部分を除くと縦約2.4m横約1.1mで面積は約2.64㎡

メーカーのグラフを見ると10%から効果が出ますが、最大効率は約30%程度のようなので、ちょいマシで約1㎡メートル貼りました

どう貼るのがいいかわかりませんがなるべく等間隔に貼りました横は10-12枚、縦に18-20枚ぐらいのイメージです

使用枚数プレカット5cm×10cmを200枚使用（約1㎡、約2.4kg）

プレカット品はカット前のものの倍以上するので、安く仕上げるなら特大サイズの50cm×100cmを2枚買って切り分けておきましょう

最大効果は100%貼りですが、クソ重くなりますし、金も掛かります
YouTubeなどではこれを3kg以上貼ってるケースもありますが、200枚でも高音が鈍い低音に変わって十分効果があったので、貼る枚数は個人の趣味嗜好で良いと思います

次に断熱材として建材のメタルシートMS-2を使用しました

シートは幅1mで、長さは1.45mでプレカットし、天井に合わせながら末端を切って調整しました

リア側の幅も合わせながら調整しました

貼り付けはスプレーのりでやりましたが、ピチっとは張り付きません

最後はもう一つの断熱材と梁で押さえつけられるのと、多少浮いたとしても遮熱や断熱への影響は誤差と割り切った方がいいです

シート間は隙間から熱気が落ちてきてしまうので、フロント側のアンテナ線カット部分も含めてアルミテープで塞ぎましょう

このメタルシートMS-2は見た目こそ銀マットですが、YouTubeの検証動画でも効果が高いのでオススメです

ただし、購入はメーカー直販のみで購入単位が30m巻で税抜32,000円するので他の場所の断熱に使ったり、仲間内でシェアしたり、余ったらメルカリで送料上乗せで売るといいと思います

次の断熱材はパーフェクトバリアです

グラスウールもありますが、湿気に弱く車中泊する人では効果が落ちる恐れもあるので、パーフェクトバリアであればチクチクしないし、湿気にも強いそうなので安心です

商品寸法は1ロール厚さ5cm幅43cm長さ14.5mで梁で押さえつけるので縦向きに3列

貼る時はプレカットせずにフロントからアクリル両面テープで貼り付けながら調整してリアゲートまで引き伸ばして切って貼り付けました

スプレーのりでも付きはしますが、剥がれやすいので私は両面テープにしました

天井は多少湾曲してるので真ん中あたりのR部分の端は空いてしまうので端材を詰めておけばいいと思います

アトレー1台であれば1ロールの約半分使用でした
上手く切れれば1ロールでちょうど2台分かな

Amazonだと6ロール単位でしか売ってないのでメルカリやヤフオクで買うのがオススメです

梁を付けるとこんな感じです

パーフェクトバリアは厚さが10cmのものがありますが5cmでも梁の取り付けがキツキツだったので、5cmにしましょう

作業は3人がかりで電動工具を使い、内装剥がしから戻しまで約3時間でした

1人だと最低8時間は掛かると思うので時間に余裕もってやるといいと思います