西行になりたい・・・

かねて念願だった南河内の弘川寺をようやく訪う事が出来ました。
私にとっての好きな人物のTOP3には必ず入る、『西行』の終焉の地です。





日本人の辞世の中でもあまりにも有名な西行の辞世（辞世として詠んだわけではないと思いますが・・・）



願わくは 花の下にて春死なむ その如月の望月のころ



この詠の通りに亡くなったと言われている場所ですから、きっと桜も美しいに違いないと思い、花を観に行って来ました。


後鳥羽院から、「西行はおもしろくてしかも心ことに深く」と言われ、「生得の歌人と覚ゆ」とまで誉めそやされた西行に、高校生の頃から憧れて、それがために家の庭に桜を植えてこの木の下で死のう、と思うくらい恋い焦がれた人・・・出来得る事なら、西行のようになりたいという衝動にどれだけ駆られた事でしょう。


嗚呼、西行になりたい・・・でも私が死ぬのは、きっと夏の日盛りの頃くらいなんだろうなぁ・・・（笑）