
昨日は、CROSSさん主催のセントラルサーキット走行会に行って来ました。
11年前に2輪のレースを引退して以来、レース観戦すら行かず、禁断の地と考えていたサーキットでしたが、まさか4輪で戻って来る事になろうとは、夢にも思った事がありませんでした。
4輪でのサーキット走行と言えば、レースを応援に来てくれた方々を1ボックスに乗せてTIサーキットを1周したのと、先週の日曜日のK-CARミーティング終了後のパレードランでセントラルサーキットを2周した経験だけでしたが、久しぶりに見たレースで気持ちが昂揚して、取りあえず1回走ってやろう、と毎度のパターンのいきなりの突撃となった次第でございます・・・😅
9時半の受付に間に合うように早目に出発したのですが、先週の日曜日にはなかった中国道の渋滞で、到着がギリギリになってしまい、高速に乗った時点でハイドラを起動すると、すぐ後ろにrun丸さんがいたにも関わらず、停まることも出来ずに必死でセントラルサーキットに向かいました。
滝野社ICで降りて、GSでハイオクを満タンにして出ようとしたら、目の前を見覚えのある黄色のボクスターがサーキット方向に走って行くのを目撃
日曜日のレースのタイムトライアルクラスで、いつも信貴スカで見ていたカプチーノを駆って見事優勝したマタセビッチさんだったように見えましたが、サーキットではお会い出来ず・・・残念でした。
普段、ほぼいつも同じGSでしか給油しないようにしてるんですが、さすがに今回は無理で渋々入れたところ、走り出してすぐに、エンジンのフィーリングが明らかに変わったのを感じました。
これからはサーキット内で入れよう、と気分を害しながら道を急ぎ、結局着いたのが9時40分くらい
ゲート前で待機してくれていた3連単さんにクラクションで合図だけして、急いで受付に駆け込む始末となり、何かと気を使うサーキット走行の始まりとしては、あれこれ気になるソワソワした気分でのスタートとなってしまいました・・・😅😅
しかしながら、受付は何事もないかのようにスンナリ終わり、ホッとしているところへ、3連単さんとrun丸さんがやって来て、その上、予想通り(笑)にS600さんもお孫さんを連れて登場
気分が一気に和らぎ、楽しい雰囲気で初めてのサーキット走行の準備に取り掛かれました。
息子さんのモトクロスのレースメカをやっていた、というrun丸さんがテキパキと準備作業をしてくれて、私は自身の心の準備だけに専念出来る、というありがたい環境で、ホントに助かりました。
S660はやはり珍しいようで、パドックに着くやワイワイと人が集まって来て、あれこれと毎度の質問攻めに
確かに日曜日のK-CARミーティングの時も、クルマ好きの集まっている場所でさえも物凄く注目を浴びていましたので、やっぱりまだまだ一般的にはほとんど見かけない希少種ということなのでしょうね・・・☺️
そんなこんなで11時からの1枠目があっという間にやって来ました。
ヘルメットを被ったドライビングポジションは最悪で、ロールバーを避けるために無理矢理前に出したポジションのために、幌がヘルメットで盛り上がっている、という笑えない状態に。
ずっとヘルメットが当たってゴンゴン言ってた右サイドのバーには、run丸メカが衝撃を柔げるためにスポンジを貼ってくれたので、音と衝撃がマシになって助かりましたが、ハンドルを持つ肘の角度が90度を超えるくらいになって、膝も体育座りのような形となる初心者のおばちゃんポジションとなってしまいました。
初めての4輪でのサーキット走行なので、出来るだけ余裕を持って臨みたかったのですが、非常に厳しい状況でコースに向かわざるを得ず、落ち着かない気分でコースインしました・・・
空気圧の調整をしておらず、2周したらピットに戻って来るからとエア調整をrun丸メカにお願いして、打ち合わせ通りに2周してからピットイン
エア圧を2.2に調整してもらい、いよいよ走行に・・・
今回はコースを憶えるのと、取りあえず現時点で自身とクルマがどの程度走れるものかを確認する、というのが最大のテーマで、それによって来春のレース参戦に向けての関西S660スプリント班メンバーの道標になれればと考えておりました。
先日のレースに参戦していたノーマルのS660のタイムが1分46秒5だったというので、それに対してどのくらい近付けるのか、というのを尺度として臨みましたが・・・
エア圧調整後のインラップの次の周回で49秒台に入り、そのまま3ラップを回って5周目に48秒台を記録
コースレイアウトは散々You Tubeで予習していたので頭に入っていましたが、ブレーキングポイントや細かなライン取りなどは全くの白紙状態でしたので、感覚的には1枠目は飽くまで完熟走行と考えておりまして、その状態で早々に48秒台に入れたという事は、S660のポテンシャルが予想以上に高いという事でしょう。
チェックポイントとしていたストレートでの最高速は、4速でホームストレート終わりが142km、裏ストレート終わりが147km出ましたので、予想より少し速い、というところでした。
クルマのフィーリングとしては、とにかくロールが半端ないくらいに酷いので、荷重の掛け方を良く考えてやらないと転倒するんじゃないかと思うくらいでした。
ブレーキは良く効きます。
ストレート終わりは、初めは100m看板から始めましたが、効き過ぎて2度掛けするくらいで、1枠目でも50m看板手前くらいまで確認出来ました。
しかし困ったのが、ポジションが窮屈過ぎて3速から2速へのシフトダウンがまともに出来ない事で、最終コーナーだけ路上教習のような操作で何とか2速を使いましたが、他は3速キープで通しました・・・😱
低速よりのエンジン特性のために、意外に3速でも何とかなりましたが、まぁ、本来の加速を得るには程遠い状態で走らざるを得なかったというのは残念です・・・😓
1時間半の休憩で、Flat Wellの社長が様子を聞くLINEへ報告をして、頭を整理しながら、次はドライビングの方に意識を向けてみようと思い、走行準備をしているところへhiraokamaturiさんとCE8783さんが向かって来ていると聞き、テンションが上がって気分良く2枠目に臨みました。
2枠目はインラップからタイヤの温めなど気にせずに結構飛ばします。
これは2輪時代からの私の癖で、TI選手権当時は脱脂もしない新品のタイヤで、インラップの1コーナーと2コーナーでフロントを路面に擦り付けるようなブレーキングをしたらもうお終いで、アトウッドからは全開というのが2月のレースでも普通でした。
冷えたタイヤで微妙に滑ることで感覚を戦闘モードに入れるような感じで、2周目からフルアタックして、予選のタイム出しは大体2周目か3周目に一気にベストラップを記録する、というのが私の通例でした。
増してやタイヤが4本も着いてる4輪の軽CARですから、転倒するわけもなく滑ったって何とでもなるでしょ、という気持ちで一気にペースを上げました。
2枠目に入った瞬間に、おっかなびっくりで走ってたイメージの1枠目とはガラリと変わりました。
2速が使えないのはそのままですし、ブレーキングポイントもラインも探しながらの走行に変わりはないのですが、ロールしながらのスライドの感覚がわかったので、安心してドライビング出来、バトルごっこで遊べる余裕があり楽しませて貰いました。
タイムは計測にちょっとしたミスがありましたが、本日の目標タイムは早々にクリアして、更に想定外だったところまでスンナリ到達した、というところです・・・😄
最高速も一気に伸びまして、ホームストレート終わりで147km、裏ストレート終わりでは152kmまで出ましたので、今後更にコーナリングスピードが上がるとシフト選択が微妙になって来ますね・・・
3枠目は8周の模擬レースでしたが、もう本日の業務は終了、という気分でしたので、run丸さんに変わってもらおうと試みましたがダメでした。(爆)
仕方なしに渋々臨みましたが、3周でキレイな86が逆バンクで壁に突撃して赤旗終了となり、内心ホッとしながら引き上げました・・・☺️
結果的に、今回走っておいて良かったと思いました。
色んな事がとっても良くわかりましたので、これから来春に向けてみんなでゴソゴソ始めて行くにあたり、何をどうして行けば良いのかの道筋が朧げに見えて来たように思います。
応援に来てくれたメンバーのテンションは明らかに数段上がってましたし、12月5日に再びセントラルサーキットで、今度は初心者向けの走行会があるとの事で、取りあえずそこでみんなで走ってみようという事になりました。
今回で、兵庫の隠れた宝石と呼ばれた(笑)S600さんも正式に参加されましたので、現状で(仮称)関西S660オーナーズクラブ スプリント班は、12名のメンバーが揃いました。
4輪のレース経験者が3名、2輪のレース経験者が2名と、メカに強いレースメカ経験者から積車ドライバーにレースクィーンまでラインナップされました。
形としては立派なレーシングクラブの体裁が整いましたので、本当に今後が益々楽しみです・・・😍
私は、次回の走行までにはフルバケを入れてまともに運転出来るようにしておきます。
次は、現状のノーマルマシンでフルアタックしてみたいと思います・・・