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2015年08月10日 イイね!

RB30EエンジンをCA20Eと交換しました。


エンジンの載せ換え作業が大体終わりました。懸念事項であったスピードセンサーやエアコンのコンプレッサーの互換性も大丈夫だったので何とか自走する事は出来るようになりました。

残りの課題はタコメーターが動かないのとCA20Eのファンクラッチがフルスピードで常時稼動するエラーとなります。センサーの故障かも知れませんが、日産に電話したら部品が無いと言われてしまっので中古部品を探さなければいけません。

どうやら、CA20Eの場合、スピードメーター全部交換しないといけないみたいです。見た目にはRB30E用の物とCA20E用の違いはタコメーターのレッドラインの違いだけなのですが、中身は別物のようです。南半球は日本と季節が逆になりますので今は冬となります。冬に冷却用のファンクラッチがフルスピードで回転してしまうとエンジンがなかなか温まらないのでなるべく早く改修しなければなりません。

CA20Eエンジンですが、やはり評判が著しくないだけのことはあると思いました。RB30Eと比べ、55キログラムほど軽量ですが、パワーは78Kw(104馬力)・トルク163Nmしかないので、RB30Eの126kw (169馬力)・トルク260NMと比べるとかなり残念な結果となります。テスト走行をした際も、トルク不足が顕著で振動も多いと感じました。同じ車でもエンジンが替わると車の特性ががらんと変わるのかとびっくりしました。もちろんギヤ比も変わりましたが、約70馬力の差は物凄いと感じました。

エンジンと云えば、旅客機の操縦でも似たような経験があります。数年前までボーイング767-300を操縦していました。B67は80年代に開発された機体ですが、今でも生産は続けている筈ですし、特に日本の航空会社では今でもバリバリの現役機です。私の会社では既に引退してしまったのですが、数年前までは2種類のB767を運用していました。機体のサイズ、大きさは同じですが搭載されているエンジンが違うのです。GEのCF6エンジンとロールスロイスのRB211エンジン搭載の機体が2013年ぐらいまで混在していました。同じ機種であるのにエンジンの特性がGEとRRではかなり違うので、私の会社では内規によって必要なライセンスの有無に関わらず、経験の浅い乗務員はGE仕様のB767にアサインされると、基本的にはRR仕様のB767には乗務出来ない事になっていました。それぐらい機体の反応、操縦性などに違いがあったのです。

ここで誤解の無いように書いておきますが、決してロールスロイスの技術がGEに対して劣っているのでは無く、弊社のケースではRRのエンジンは80年代後半から90年代の前半に導入され、GEエンジンは2000年代の前半に導入されたのでGEのほうが有利なのです。新しい分、様々な機能や性能の向上が図られているので、日産で云えばRBエンジンとVGエンジンを比較、スバルで例えればEJ25とEB25を比較するようなものです。

嬉しい?事に、僕の場合はロールスロイスのRB211エンジン搭載の767で乗務していましたので、時々デッドヘッド(移動の為に乗客として飛行機に乗ること)でGEのCF6搭載のB767に乗ると「こんなにパワーを絞って大丈夫なのか?」とか「まだ逆噴射しないの?」と心配になる事が多々ありました。それくらいCF6エンジンのパワーと操縦のし易さにあこがれました。それに比べてポンコツRB211は元々湿気の少ないヨーロッパで購入・運行されて10年落ちの中古としてオーストラリアへやって来たので湿気があるととにかくパワー不足でした。また、CF6エンジンは片方のエンジンの出力を高めると、もう片方のエンジンの出力調整を自動で行なってくれるのですが、RB211さんにはその様な便利機能は全くありません。アナログその物です。とにかくパワーが無いので、横風状態で滑走路に着地する際は全力で挑まなければならず、尚且つ車と違い飛行機のエンジンは数秒遅れてからパワーの増減を行なうので、かなりの燃料を消費してしまいます。自動車でもオートクルーズで高速を走るほうが手動で運転するよりも燃費がよくなるのと似ています。

ででもポンコツの方が沢山のことを学べますし、今考えればRB211にめぐり合えて良かったと思います。自動車も同じではないでしょうか。最近の車はABS, トラクションコントロール、ローンチコントロール、自動調整ダンパーー、ダブルクラッチ・ギヤボックス、自動ワイパーに自動縦列駐車機能など、今まで人間が行ってきた事を全てしてくれます。おまけに軽自動車ですらギヤボックスの進化などでパワーに余裕がある車が多くなりましたし、少々車が進歩し過ぎだと思うこともあります。数年前に日産GTRをお金を払って試乗した事があるのですが、私のような素人でも0-100km/hを4秒で加速できたので技術の進歩には脱帽です。もちろん、技術の進歩を否定する訳ではありません。歓迎すべきだと思いますが、過去を大事にするのも重要だと思います。ですので、これからもエンジンのダウングレードで更に遅くなったR31を大事に乗っていこうと思います。


でも、雨の日と遠出にはやっぱりレガシィがいいです……….R31のあの薄いドアとレガシィの厚いドアを見比べるとちょっと心配になります。

Posted at 2015/08/10 16:01:40 | コメント(2) | トラックバック(0) | 日記
2015年08月08日 イイね!

RB30エンジンが遂に寿命を迎えました。


R31スカイラインのRB30エンジンが遂に力尽きました。買い物に行く途中、交差点でラジエターの警告灯が点灯した後、マフラーから黒煙がモクモクとSLの様に発生し、エンジンが鈍い音を立て、出力も極端に落ちてしまいました。

幸い、最後の力を振り絞ってセブンイレブンの駐車場までたどり着く事ができました。立派な最後でした。

エンジンからは水蒸気とエンジンオイルの混じった液体が噴出しており、ヘッドガスケットが壊れシリンダーにもダメージがあったようです。

RACを呼んで家までレッカー移動しました。レッカー車の運転手がこのまま解体屋に持っていくのか聞いてきたので、「それはあまりにも失礼な質問ですね」と怒ってしまいました。

エンジンの寿命が近いことは予め知っていたので驚きはありませんでしたが、やはり悲しい気分になります。元々、解体屋に友達が運ぼうとしていた車を無理やり購入したのですが、過去数ヶ月で愛着が沸いてきたせいか、動かなくなったR31を見ると悲しくなります。エンジンを始動させようとすると、スターターモーターの音がむなしく響き、残念な気持ちにさせてくれます。

オーストラリアの車は、自動車税と自賠責保険を一年ごとに更新するのですが、R31を購入時にはまだ1ヶ月分残っていたので、数ヶ月前に廃車になった場合には解体屋が支払ってくれる100ドルと、払い戻し金が75ドル、計175ドル元オーナーの友達に支払われる計算でした。ですので僕が友達かに支払った金額は175ドルとなります。実際には印税がかかるのでもう少し支出しました。

R31を購入した際には独自のルールを設定しました。一回の故障には175ドルを上限として、唯一の例外は安全に関わるタイヤ、ブレーキ類の交換のみとする事です。

タイヤとブレーキディスクおよびパッドだけは金額に妥協は出来ません。安い中国製のタイヤなら予算内で購入できますが、タイヤと云う物はお金を惜しみなくつぎ込むべきだと思うからです。急ブレーキの際、停車位置が25センチ違うだけで脳震盪か、頭蓋骨骨折、道路交通法違反か、過失致死の差になることがあるからです。

少し話がそれてしまったので元に戻りますが、RB30が天国へ行ってしまったのですが、175ドルで車を復旧させなければなりません。再生エンジンは500ドル程度するようですし、保障なしの中古RB30でも250ドルはします。R31はオーストラリアでもすでに希少な車ですので、そう簡単にエンジン込みの事故車を個人売買やオークションで手に入れる事も出来ないだろうと思っていたのですが、救いの神が現れたようです。

eBay (日本のヤフーオークションのようなものです)に事故車のR31日産 PINTARA(R31スカイラインの4気筒モデル)を何と150ドルで売り出している方を見つけました。実は僕のR31はオートマチックトランスミッションもリバースが時々効かなくなる事象があるのでエンジンのみではなく、ギヤボックスも交換しないといけない状況ですので渡りに船です。エンジンは再組み立てから4万キロ、ギヤボックスは新古品で2万キロ程度の走行距離ですので非常に魅力的な買い物でした。

明日、あさってが休みなので、おそらく過去にも数例しかないであろうRB30からCA20Eへの「ダウングレード」を実行してみようと思います。ウィキペディアにはCA20Eは100馬力とありました。トルクは情けないぐらい細いです。RB30と比べると体力は落ちるでしょうが、信頼性は改善できそうです。

RB30からCA20Eターボへの乗せ換えの方法はネットにたくさん載っているので何とかなると思います。エンジンマウントの位置は実測では同じですし、ギヤボックスもギヤ比が違うだけでデザインは同じなので何とかなるのではと期待しています。Diffはどうやら換えなくても良いようです。

それでは、また。





Posted at 2015/08/08 22:09:28 | コメント(2) | トラックバック(0) | クルマ
2015年06月24日 イイね!

久しぶりのデッドヘッド

久しぶりのデッドヘッド
今日は久しぶりにデッドヘッド(航空会社の社員が自社や他社の便に業務をせずに乗ること)が一度ありました。

オーストラリアは現在冬ですが、雪山の写真が捕れました。
スキーシーズンですね。
Posted at 2015/06/24 20:33:10 | コメント(1) | トラックバック(0) | 旅行/地域
2015年06月23日 イイね!

困ったことになりました

困ったことになりました
全く見知らぬ人のR31スカイラインを運転してしまいました。

昨日は深夜過ぎに仕事を終え、職場近くの駐車場から自分で車を運転して帰宅しました。自宅の駐車場に車を停め、頭の中は途中で買ったハンバーガーを食べることに夢中でした。エンジンを止め、ドアを開けるとなんともう一台R31が駐車してあるではないですか!

最近はR31を街中では滅多に見かけないのでどんな車なんだろうと見学しようとすると、なんと先週自分が取り付けた筈の消臭剤と一緒に買った洗剤が助手席においてあるではないですか。ついさっきまで運転していたスカイライン、よく見ると白色じゃなくてキツネ色!おまけにオートマではなくマニュアル。
よくよく考えると停めてある筈のレガシィが居ない。

ここでようやく自分が犯した過ちに気づきました。
他人の車を20キロも運転してしまったらしいです。トランクを開けると同業他社の制服とカバンが入っており、ある女性の車を間違って運転してそのまま帰宅してしまったようです。

それに職場まではレガシィで行ったのでそもそもR31自体を出勤に使用していなかったのです。これはヤバイと急いで車を運転して駐車場に戻り、途中でガソリン20リットルをお詫びに購入して元の場所に戻しておきました。

やっぱりR31スカイラインは30年前の車ですね。オーストラリア仕様のR31は、最高級モデルのTi 以外は自動ロックが付いていないので、他のモデルの所有者は鍵を使いドアの開閉を行なわなければなりません。30年が経過して鍵穴が擦り切れてしまったのでしょう。恐ろしい経験をしました。僕のR31用の鍵で、見知らぬ人のR31のドアを開けエンジンをかける事も出来てしまうとは。

今週末に早速自分のスカイラインの鍵を全て新品に交換しようと思います。
Posted at 2015/06/23 12:07:41 | コメント(0) | トラックバック(0) | 日記
2015年06月21日 イイね!

ホールデン・コモドアに搭載されたRB30

ホールデン・コモドアに搭載されたRB30
僕のR31には第1と第4シリンダーがほぼ死んでいるRB30が搭載してあります。
RB20DETと交換したいのですが、それでは改造になってしまいますので中古部品店に程度の良いRB30が入荷すれば連絡を貰う事にしました。

25年以上前の車なので、元々R31に搭載されていた中古エンジンは玉数が非常に少ないです。逆にホールデン・VLコモドア用のRB30エンジンは解体屋さんへ出かけると直ぐにお目にかかれます。

エンジン本体は全く日産用もホールデン用も全く同じデザインで、同じ工場で生産されたものなのですが、ホールデンには元々別のエンジンが搭載れていた関係でエンジンが最適な位置でマウント・固定されていないのでR31では発生しなかったオイルの循環不順等の問題が発生していました。

写真を実とを見て頂けばお分かりになるとおもいますが、ホールデン用のエンジンにはNISSANではな《HOLDEN》と刻印されています。












Posted at 2015/06/21 00:50:25 | コメント(0) | トラックバック(0) | クルマ

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「[整備] #レガシィアウトバック 怪しい中華製アンドロイドナビを装着しました。アップル カープレイが使えます。 https://minkara.carview.co.jp/userid/2451343/car/3462570/7844771/note.aspx
何シテル?   06/25 12:37
小さかった頃からクルマが大好きです。一応日本人ですが人生の半分以上は海外に住んでますので日本語が年々酷くなり困っております。普段は全く日本語を使用する機会があり...
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2015/06/25 15:02:11

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