バッテリーを外して大丈夫!?
こんなメールをいただくことがあります。
DELL 3500バッテリー純正を実質使ってなければ、外して保存が原則
もちろんすべてのノートパソコンに当てはまるわけではありませんので、念のためメーカにはご確認ください。
市販されているパソコンにはノート型とデスクトップ型の大きく分けて2種類あります。バッテリーといえば、どんなメーカのどんな型のパソコンにも例外なく入っている時計を動かす小さな電池(通常はボタン電池)が一個はいっています。このバッテリーは抜くことはできません。
その他に、ノート型にはバッテリーパックという単三電池のような小さな電池が何本も束ねてあるバッテリーがあります。これはAC100V電源が無くても使えるようにバッテリーパックから電源の供給を受けれるようにしている仕掛けです。
他方、デスクトップ型パソコンにはそのバッテリーパックに相当する仕掛けはありません。常時AC100V電源が使えることを前提に作られていて電気が来ないときのことは一切考えられていません。
なにをいいたいかといえば、コンピュータの仕組みにとっては安定な電源を供給してくれるものならば、バッテリーであろうが、AC電源であろうが、風力発電でも、太陽光発電でも、燃料電池でも、・・・なんだってかまわないのです。
そこでノートパソコンの仕組みを見ると、私がこれまで見たパソコンではバッテリーを外しても特に問題がないものでした。
というのも、もし大容量 XPS L501x バッテリーを付け忘れて、AC電源でスイッチを入れたらパソコンが壊れてしまうような設計をしていたら故障品の山が戻ってくるでしょう。人というのは注意書きとかは見ずにスイッチを入れるものだからです。
ですから、メーカとしてはどんな使われ方をされようとも簡単にこわれるパソコンを出したらクレームの嵐に遭うのはわかっているので、そこはあらゆる想定を考えて安全なようにつくるものです。
こういう背景がありますが、それでも念のためメーカにお尋ねください。
かしこいバッテリーの使い方
いよいよ本題です。
外出など持ち運びもせず、もっぱら机の上で置きっぱなしでAC電源を使っている人は多いですが、意外にも内臓のバッテリーが無意味に寿命をちじめていることをご存知でしょうか?
この話と関連しますが、この間地元の量販店○イ○ンが初めてリサイクルショップを作ったと大々的に宣伝をしていたので、ノートパソコンの掘り出しものがないかと見にいきました。
そこにずら~っとならんでいた中古のノートパソコンでバッテリーがちゃんと動くものは1台もありませんでした。
それらはほとんどが会社でリース物件として使われていたのものでリースバックで返されたものが現状渡しで陳列されていたものでした。IBM製がほとんどした。
それらがどのように使われていたかと想像すれば、会社ですから持ち出さず机の上においた状態で電源はAC電源で、朝から夜までつけっ放しであったろうことは容易に想像されます。
リース物件ですので3年とか5年のリース期間が終了したWindows95やWindows98がほとんどでしたが、とうの昔にDEll L702x 内臓電池寿命が尽きていたものばかりでした。会社ではたとえバッテリーが死んでいようが、抜かれて行方不明になっていようが、パソコンを使う分には全く支障はなく、問題にすらなりません。
バッテリーだけで使うことがないから、ひょっとしたら一度もバッテリーの役目を果たさず寿命が尽きていって、しかもそのことすら使用者に認識されなかったかと思うと、「バッテリーたちよ、お前たちも無念だったよなぁ」と思ったものでした。
はじめに全部抜いておけば今でも使えるものがあったはずで、第2の人生で誰かに使ってもらえていたのに・・・もったいない話です。
メーカーは寿命というけれど・・・
メーカーとしては素人にバッテリーの抜き差しをやられてトラブルになるより、バッテリーに犠牲になってもらって「はい、寿命です」と言った方がなにかと都合がいいのでそうしていると思うが、本当の顧客の利益を考えたら不親切な記述ですね。バッテリー3万円なんですけど・・・・。
でも、まだこんな記述があるだけましなメーカですね。
下表を要約すれば、
1.使ってないときはACアダプタをコンセントから抜くこと!
2.バッテリーを使わなければバッテリーを抜いて保存のこと!
ということです。
東芝Dynabookマニュアルから引用 --ご参考まで--
「DELL L322X バッテリー格安を長持ちさせるには」
●ACアタフタをコンセントに接続したままでパソコンを8時間以上使用しない場合は、バッテリーを長持ちさせるためにもACアダプタをコンセントからはずしてください。
・・・要するに過充電になって寿命を縮めてしまうので、使わないときはACアダプタをコンセントから抜けと言うことです。
●1ケ月以上の長期間バッテリーを使わない場合は、パソコン本体からバッテリーパックをはずして、風通しの良い涼しい場所に保管してください。
・・・このときも50%充電で保存が好ましいとのこと。100%充電で保存をすると寿命に影響を与えるとのこと。
●1ケ月に1度は、ACアタプタをはずしてバッテリー駆動でパソコンを使用してください。
・・・いまひとつ東芝の説明も理解できませんでした。どうやら、バッテリーが寿命がきているかどうかとか、パソコン内部の充電回路が正常かどうかのチェックになるから?のようでした。それと空っぽになっていざ使うときにあわてないように時々充電しろと言う意味が強いようです。
その際には、パソコンを使用する前に次の方法で再充電してください。
l パソコン本体の電源を切る
2 パソコン本体からACアダプタをはずし、パソコンの電源を入れる
電源が入らない場合は手順4へ進んでください。
3 5分程度DELL V13バッテリー 純正駆動を行う
この間、Battery表示用LEDが点滅するか、充電量が少なくなった等の警告が表示された場合は、すぐにACアダプタを接続し、手順4へ進みます
4 パソコン本体にACアダプタを接続し、電源コードをコンセントにつなぐ
DC IN LEDが緑色に点灯してBattery表示用LEDがオレンジ色に点灯すると、充電が開始されます。
5 Battery表示用LEDが緑色になるまで充電する
バッテリーの充電中はBattery表示用LEDがオレンジ色に点灯します。
DC IN LEDが消灯している場合は、通電していません。ACアダプタ、電源コードの接続を確認してください。
http://yaplog.jp/sabisikun/archive/6
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