例によって
整備手帳と連動企画です。(単に二重投稿とも言う。w)
それはいつものようにデータ取りのための試走を繰り返していたときのこと。
”
専科改”の4回目の試走で5,000rpmを超えたところでエンジンチェックランプ点灯とともに、急激なエンジンブレーキがかかりました。
ブ、ブロー?!
びびりながらも減速して、安全な場所に停車しましたが、エンジンは何事もなかったようにアイドリングしています。
もちろんエンジンチェックランプも消えています。
車を降り、エンジンルームやらマフラー周りを見ても異常はありません。
なんなだったのかはわかりませんが、車のチェックをかねつつ、他のデータの試走を再開しましたが、別に異常は感じませんでした。
ところが!帰宅してデータを整理してみると、”
専科改”の後で計測したデータは全て異常に遅い!!
orz
”
専科改”の前に計測した
燃調Kは正常ですが、後で計測した他のデータは16秒を超えています。
特に
燃調K改は
燃調Kと5,000rpmまで同一ですから、こんなに差が出るわけがありません。
やはり車になんらかの異常があるようです。
O2センサ電圧のグラフを見ても、”専科改”以外は異常はありません。
”
専科改”の5,500rpmあたりでいきなり跳ね上がってますが、こんな急激な変化だったかな?と思ったくらいです。
次に燃調系各種データのグラフを見てみました。
一番上の群れは圧力センサ電圧=ブースト圧ですが、各データとも、ブーストはしっかりかかっています。
真ん中のインジェクション噴射時間が、
燃調Kと
K改で5%くらい差があります。
どうやらECUのMAPが切り替わってしまったようです。
翌日、前日のままの状態で試走してみましたが、やはりもっさりしたままです。
で、バッテリー端子を外して放置でECUをリセットしてみました。
確認のため、0-○kを測定したら11秒台が出ました!
正常?に戻りました。
正直ホッとしました。
エンジンブローも覚悟なんて口では言いながら、トラブルとなると、やはり気が気ではありません。www
とりあえず復活したところで、トラブルの原因を探ります。
これは”
専科改”のO2センサ電圧のグラフです。
ただでさえ低めの”
専科改”ですが、4回目の試走データはさらに低めです。
5,000rpm以上で0.95vを割り込み、5,300rpm以上では0.943v⇒
あぼんです。
0.95vあたりを下限に設定しないとブローの
危険が危ない感じです。
”
専科改”の燃調系グラフです。
一番上のブースト曲線が
あぼんする直前に盛り上がってます。
真ん中のI/J噴射時間は他の曲線と同等ですから、空気吸入量に見合う燃料が供給されず希薄化が起きていたと推測されます。
もしかしてO2センサ電圧のフィードバックか何かでフューエルカットされた可能性もありかな?
復活後、データを取り直しするため、”専科改”を安全方向に振った”専科改2”を作成しようとノートPCのデータを開いてみたら、
なんじゃこりゃっ!!
これは”専科改”じゃない!!www
”
専科”から”
専科改”に変更する途中の中途半端なデータです!!
真の”
専科改”は5,000rpm超では、0補正のECU任せですが、このデータは5,700rpmまで圧力センサ電圧をクランプしながらも増量補正は5,300rpmまでとなってます。(実際は補完補正されるので6,000rpmまで影響アリ)
簡単に言うと、5,300~5,700でブーストが1kかかっても、ECUには0.9kしかかかってないと報告し、ECUは0.9k分の燃料しか準備しないのに、それで足りない分の燃料も補充しないという最悪のパターンです。orz
どうやらPC入れ替えの時にデータがごっちゃになったようです。
以降、このデータを”
専科改悪”と命名し、
封印します。www
Posted at 2007/10/08 02:11:05 | |
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