パンダ車に限った事じゃない工作ネタが続きます、すみません。
愛車のドラレコに偏光フィルターを取り付けた話を前回書いたのですが、ドラレコが装着された状態を車の外から撮影しようと思っても、どうしても周囲の映り込みが激しく、上手くいきません。
こんな感じにしか撮れません。

屋根がある、例えば自走式立体駐車場の中とかで試してみればいいのかもしれませんが、「炎天下の駐車場で撮りたい」などというバカな考えがありまして。
でも気づきました。フロントガラスの映り込みを防ぐためにドラレコに偏光フィルターを取り付けたのと同様、デジカメにもこれを取り付ければ良いじゃん、と。
そう思うと即行動です!
私の使用しているデジカメはソニーのHX-60V(写真左)です。電源を入れると、テレスコなレンズがニューっと伸びて出てきます。これにHAKUBA社の円偏光フィルター(写真右)を装着しちゃおう、というものです。
高級なデジカメではありませんので、カメラ本体にフィルターを装填できるような仕掛けがありませんので、接続部分は自作となります。使うものはフィルターの他に、紙とテープです(私は黒画用紙と黒電工テープ、仮止め用に普通のセロハンテープを用意しました)。そうそう、HX-60Vの場合は、テレスコ第2筒の外径が42.5mm程度でしたので、偏光フィルターは43mmのを使いました。
カメラの電源を入れて、テレスコ伸ばして、前から2段目の筒の周りにピッタリ合う径でリボン状に紙を巻きます。深さ(帯の幅)は、カメラが一番広角(テレスコが一番伸びていない状態)と同じにします、深すぎると広角時にフィルターが前に飛び出して、ケラレが発生する危険があります。
また、紙の帯の内側にも滑り止めのために電工テープを設置します。
偏光フィルターを紙筒の上に載せ、フィルターの二重リング構造の下部部分まで被せて、筒の外側を電工テープ巻します。これでフィルターと筒が一体化しました。
カメラから取り外すと「チョコレートムース」みたいになってます、これで完成です。
テレスコさせたカメラのレンズ部分の上からかポッと被せて装填します。二重リング構造の上部を回す(今回作った筒全体を回しても良いのですが、ここにあまり力をかけすぎるとテレスコ機能に悪影響が出るかもしれません)ことで、写り込みが一番少なくなるポイントを探して撮影すれば良いです。
こんな感じになります、この記事の最初の写真(フィルター無しで撮影したもの)と比較してください。フロントガラスは曲面ですので全ての反射がカットできるわけではありませんので、この場合は中心部ドラレコのあたりの反射の除去に着眼して偏光フィルター角度を調整するわけです。…まあハンドルがこんなに汚いのだ、ということまで見事に映ります。

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注意点です。デジカメの電源が切れるとテレスコ君が自動格納されますので、当然「チョコレートムース」君も外れます、うっかりフィルターを落とさないような注意が必要。また、テレスコ君自体が精密な機構なので、このようなものを取り付けてデジカメ全体に悪影響が出る危険が無きにしも非ずですので、くれぐれも使用は自己責任でお願いします。
ではそういうことで。
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大熊猫3 | 日記
Posted at
2015/08/01 18:00:29