スキーチューンナップ 簡単DIY 研磨編
さて、スキーシーズンが始まる前にしておきたいのが、上達に合わせたチューンナップ!
チューンナップマシーンでやるのもいいが、マシーンで出来ないことがDIYでできます。
道具は全部揃えると相当数いりますので、必要最低限にとどめます。
レーサーやデモンストレーターでもしない限り十分ですよ!
ソールは本当にフラットがいいのか?
乗り方によります。
車のチューンもコーナー重視や速度重視、ドリフトからの脱出速度重視など様々。
フラットにすると基本、乗りやすい物に仕上がりますが突出する物もありません。
私の板はトップは少しコンベックスを残し、センターはフラット、テールはフラットに近いコンベックスに仕上げてます。
面白い点は、高速カービングでクリッピングポイント辺りから、トップのコンベックスが掛かり始め、鋭角に一気に抜けていきます。
同時にテールのコンベックスが効き、流れずに踏ん張ります。
他にも多々面白い点はありますが、こんなことが出来るのがDIYの強みです。(自分流ですが!)
今回は去年からふたたび始めた家族用のチューンナップです。

ソールはキズだらけ、エッジはさびさびになってしまって焼きつきも起こってます。
(終わった後メンテしてなかった・・)
この安物の板を今シーズンは、中級レベルのパラレルターンが出来るようにチューンナップしていきます。
フラットゲージ

一番フラットな所でもこれだけのコンベックスだった。
こいつはキツイぜ!
フラッター

まずフラッターでコンベックスをエッジ事削っていきます。
※注意:均等な力であまり力を入れずにゆっくりと削ります。
ソールの仕上げは、パラレルがしやすいようにずらしやすく仕上げていきますので、センターとテールはなるべくフラットを目指しましょう。
少々コンベックスが残っていても問題ありません。
上級にならないと板の性能を発揮することができませんから!
耐水サンドペーパー

板の幅より長めの角材に、耐水サンドペーパーを巻きつけ擦っていきます。
120番 → 180番 → 240番 → 320番の順番。
※耐水ペーパーを使うのは、ソールを摩擦で火傷させないために水にひたしてから使います。
引っ掛かりがなくなる程度まで荒削りで120番を使います。
そして320番を仕上げにします。
400番以上使うとソールが柔らかくなりすぎて滑りにくくなります。
終わったらキッチンペーパーでほこりなど拭き取ってください。(専用ペーパーなど必要ありません)
フラットチェック

フラットゲージでチェックして、これならいいだろうって所で次にいきます。
ベースエッジ(ターン導入をしやすくし回転性を高めるため)

今回ベースエッジベベルガイド 1°で調整していきます。
これならずらすスキーが比較的やりやすくなります。
ヤスリは中目クロームファイルT0106Xを使用してます。
このヤスリは応用が利くので、コレ1本だけで使いまわしています。
サイドエッジ(ターンのコントロール性を高めるため)

サイドエッジは89°で仕上げます。
通常ゲレンデで滑るには丁度良い角度になります。
写真は見えやすくするためにしてますが、実際は手でファイルガイドをしっかり押さえます。
仕上げ
研磨が終われば、トップとテールをダリングします。
10cm~15cm程度でよいと思います。
ソールを綺麗に拭いた後、オイルストーンをかけてバリなど取り除きます。
クリーニング

汚れたソールにホットワックスを掛けます。
ガリウムのベースワックスをクリーニングに使います。(写真参照)
下処理として、ボアブラシで擦ってゴミをかき出します。
※ブラシは全部揃えると大変なので、ストラクチャーブラシ、ボアブラシ、馬毛ブラシの3点だけ揃えます。
ボアブラシはストラクチャーの中までかき出すのが楽なので、これ1個ですべて併用します。
ワックスが完全に固まる前にワックスの吸着力でゴミごと剥がします。
ボアブラシでかき出し、粉がでなくなる程度までブラッシングしいます。
キッチンペーパーで綺麗にします。
さて次はいよいよ、ホットワックス編です。
記事を書くまで少々お待ちを!
スキーチューンナップ 簡単DIY ホットワックス編はこちら
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フォレスター | 日記
Posted at
2015/09/23 19:39:45