オートライトキャンセラ自作

私はオートライトが嫌いです。
オートライトなんか作るから、ライト点灯に無頓着な人が増えて、夕方とか薄暗い雨の中でも無灯火で走る人が増え……
こーいった交通談議になると長くなるので、これくらいにしておきます。

さて、アルトワークスをはじめ、今の車にはほとんどオートライトが付いていますね。それはまだ許せるのですが、私が許せないのはAUTOのスイッチが1番手前に居座っていることです。それが、マニュアル操作をしたい私にとっては最大の邪魔者なのです。ポジションを点灯したい時にパッシングをしたように一度ロービームが点いてしまう。それがとても嫌なのです。

そこで、オートライトキャンセラと名付けまして、取り付け位置を採寸し、こういったボックスを作りました。これは仮付けして確認・調整用に作った試作品です。

だいたい大きさが確定しましたら、CADで組立図と部品図を製図します。
製図しなくても作れるには作れますが、試作で決めた外寸を、厚みのあるアクリル板で再現するには、厚み分を引いたり貼り合わせ方を考えたりする必要がありますので、頭だけでなく実際に描き起こした方が確実かと思います。

そんなこんなで、図面通りにアクリル板を切って組み立ててこんな感じです。アクリル板の接着には、プラモデル用の物を使用しました。無事、接着はできましたが、アクリル用を使った方が無難であることは言うまでもありません。

組み立て時の隙間埋め、接着の補強を兼ねて裏側はシーリングしました。特に、隙間があると困ってしまいますので、隙間埋めに関しては、より意識してシーリングしました。

その後、アクリル板の繋ぎ目や段差を目立たなくするためにペーパーとコンパウンドで綺麗にしました。
#400で段差消しと面取りをし、#800→#1500でペーパー目を消しました。
コンパウンドは粗目から極細まで使ってとりあえず綺麗にしました。

外側は完成しましたので、あとは内側にLEDを仕込みます。
カプチの時にあちこちに使っていて、外して余っていたのを使いました。
もうお気づきでしょうが、これをACC電源に繋いでやることで、この中で昼夜問わず昼間の状況を作り出してやるというわけです。
こうすれば、純正のスイッチや配線に加工をしなくても済みますね。

あとは、オートライトのセンサ部分にかぶせてやれば完成です。固定は少し厚みのある両面テープを使用しました。

動作確認結果は良好ですが、取り付け部の隙間から若干、光の漏れがありますので今後、少し対策が必要です。
組み立て時の隙間はシーリングで埋まったようで、とりあえず無さそうな感じでした。