サバイバー(生存車)とは....?
「イッゼ・アイ・オブ・ザ・タイガー・イッゼ・フンフンフンフン~♪」
でおなじみ
「○ッキー3」のテーマ曲を歌った一発屋のグループではなく
チト古いけど、オーナーの愛情で生きながらえているクルマのこと!
おっさんには懐かしく、若者には逆に新鮮に映る魅力的なクルマたちだ!
※本来は車齢40年以上の旧車ですけど
出版不況の中で、確実に販売が見込めるジャンルとして「ハチマルヒーロー」「高速有鉛」が刊行されている。てな訳で、サバイバーを日夜捜している。
今回、紹介する車両はコチラ
スターレットEP71ターボ 通称「辛口ターボ」だ!

いやー懐かしいなぁ~、特にサイドの
「TURBOストライプステッカー」あったねぇ~
今やったら指さされますわ
OHCターボ、110ps(グロス) 800kgの車重で
シグナルGP(決してゼロヨンではない)では並のクルマでは追い付けない加速だった。でも、運転手は大変!
明らかにFFのシャーシに対してパワーが勝り、不等長のドライブシャフトが伝えるトルクはワダチだらけの58号線を直進させるのもひと苦労だった。
撮影した車両はターボSだがRというパワステなし・パワーウインドなしという更に軽量化されたグレードもあった。ソレイユは女性用・XL&SEはファミリーとか営業車、Siはスポーティに使用分けされ、学生はグリルとリアハッチのエンブレムをチェックされるので剥がすヤツも多かった。
当時のトヨタ車は
スポーツシートに間違った自信を持っていたようで、下はスターレットから上はソアラまでサイドサポートを強調(カッコだけ)したデザインのシート
(4点シートベルトを通すためのスペースが首の後ろにあったり)が装着され、ステアリングはAE86と共通の革巻きステアリングでボスも共有だった気が...
ボンネットのバルジやイエローフォグランプ(夜間はコレだけで走行するヤツ続出)、カクカクのエアロで手を入れるのはアルミとスポーツマフラー(トラスト・フジツボが定番)くらいか...
インチアップも精々15インチで燃費もよく、維持費も安く、FFで室内も広く人気もそこそこあった。
だがしかし、駄菓子菓子....
コーナーはタイヤに頼ってグリップ走行(ヤマと劣化次第)が基本であり、直線番長ぶりが際立っていた。

たまたま撮影した個体の外装のコンディションは抜群だった。見よ、外装のツヤを...
コンディションを維持するのも大変だろう。現存車両が無いばかりではなく、解体屋さんにも無かろう。もはや大地に還っているのではなかろうか?
にしても
助手席のカワイコちゃんの笑顔ったら。
なんだよ!ホント充実してるよな「金髪」の彼女連れてさ...
ワタシの学生時代に「AE86」と迷って、「ノーマルでも速い」とアルバイトに精を出し、○○回ローンで中古車を友人が買った。
さっそく実力を試すためにワックスをかけて、盛り場に向かった。トークも炸裂し、観光客のオンナの子とドライブにいくことになった。彼の自慢のクルマに彼女らはこう言った
「早く新車にしたらイイのに...」かなり凹んだようだった...
生産完了からはや26年である。
Posted at 2015/08/02 16:17:50 | |
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サバイバー(生存) | 日記