
今回でシリーズ7回目となりましたが
そろそろ費用についてまとめたいと思います。
ザックリですが
車両と装備品で600万
遠征費と消耗品で 1レース 60万前後
年間5戦 出場するとして 車両費600万 + 約300万 で
最低でも初年度は初期費用として 900万程度 掛るわけです・・・。
ピットクルーをプロにお願いする場合 1レースに
もうプラス20万~50万 見ておいたほうがいいですね。
態勢を強化するなら まだまだ掛ります。
またクラッシュや接触と言った トラブルも考慮に入れて
修理費を予算に計上しておいたほうがいいでしょう。
今年からプロクラスとアマチュアのクラブマンクラスへと
クラス分けされましたので クラブマンの場合
タイヤが一般ラジアルとなったことから
1レースを40万程度に抑えることも可能なので
ストレスなく 1シーズンを戦うなら 初年度は最低800万程度は
予算を見ておく必要があるでしょう。
やはり大きくウェイトを占めるのはタイヤ代で、
次に人件費、遠征費や消耗品に、接触やクラッシュの
修理代の順になってくると思います。
私の場合、1レースを60万で抑えようとしましたが、
デフやミッションのトラブルで予算オーバーになりました。
タイヤも86レース用のタイヤでしたから その消耗は半端ないです!
ただ接触やクラッシュがなかったのは幸いでした。
実はこのレース 接触など当たり前なので ほとんどの車両は
少々の接触ぐらいでは板金には出しません。
しかし、それも程度によると思いますので リスクは承知の上で参戦が必要です。
Gazoo racing 86/BRZ raceは比較的安価で行えるという 売込みですが
それは、ポルシェカップやスーパー耐久と言った
チューニングクラスのレースと比べての話しで、
地方のサーキットで行われているN1やN0と言ったカテゴリーの
シリーズ戦と比べると 決して安くはありません。
地方戦ですと まず近場のサーキットを選ぶでしょうから
遠征費はあまり掛りません。
あと足回りも一度セッティングを出せば 同じコースですから
タイヤや天候が変わらない限り 調整する必要もなく
結果 セッティングに要する費用を抑えることが出来、
レース当日もスタッフなしでも十分参加出来ます。
個人の趣味として 十分やっていけるレベルと思います。
そういったことから やはり Gazoo racing 86/BRZ race は
趣味の延長線でやるには 高額な部類になるのではないでしょうか。
因みにスーパーGT300やスーパー耐久の上位クラスの参戦費用は
1レース 約400~600万程度必要と言われています。
もちろん チームのフルサポート付ですが 正味桁が違いますね…。
とは言っても Gazoo racing 86/BRZ race は今や日本で
最もポピュラーで注目度が高い ワンメイクレースと言っても
過言ではないかと思います。
そして このレースの最大の魅力は
やはりプロと同じ土俵で戦えることではないでしょうか。
右はご存知 オリダーこと織戸 学選手!
左は無理やり私の手伝をさせられてる 甥っ子です。
2014年チャンピオンとのワンショットです!
2014年のGazoo レディーと にやけたおやじです・・・。
右の女性の 視線が気になりますが
その視線の先には あの谷口選手がおられます。
撮影は谷口選手なんですが
プロドライバーとも交流が出来るのも
Gazoo racing 86/BRZ race の魅力の一つです。
腕に自信のあるドライバーなら 誰しも一度は出てみたいと
思うはずですが シリーズで出場するとなると費用面で
一般のドライバーが自費で続けるには かなり無理があるかと思います。
近場のサーキットだけ参加して費用を抑えるのも手かと思いますが
近場の参加だけで 86Racingを購入するのも 寂しいものがありますし
無理して遠征しても 結局 ストレスが溜まる結果となるでしょう。
本気でシリーズ戦を戦いたいなら 下記の条件を満たす必要があると思います。
①レースウィークの1週間は仕事を休める。
②レースウィーク以外にも 2日は仕事を休んで 練習に行ける。
③自費又はスポンサーを獲得して 車両以外に年400万~600万の予算を使える。
上記をクリア出来れば 後はレース屋さんにサポートをお願いするだけです。
出来ない人は 全てを自分でこなすことで
車両以外に200万程度で何とかなるとは思いますが
その分 時間と体力が必要です。
時間が無ければ マシンのセットアップや練習も満足にできず
時間が取れても 一人でレースウィークを過ごすと 体力を消耗し
決勝当日には ヘトヘトになって 集中力を維持するのが困難となります。
結局 心身共に ストレスが溜まり 腕に自信がある人ほど 楽しくなくなるでしょう。
レースとは お金だけでなく 時間や人出も必要なんですねぇ…。
アマチュアクラスも かなりの台数がエントリーしているようなので
これだけ人気が出てくると レンタルレースを提供するショップも
出てくるのではないでしょうか。
スポットで参戦するなら そういうショップのサービスを利用するのも
ありかもしれません。
少々割り高にはなるでしょうが 車両を1から購入することを思えば
最小の予算で腕試しが出来るのではないでしょうか。
因みにGazoo Racingの86には ゼッケンとGazoo Racingの
ステッカーを貼り付けておく義務があります。
見た目はフルノーマルで最下級グレードの車両に
レーシーなステッカーチューンと言ったわけです。
日頃の足として使うには 妥協か かなりの勇気がいりますよ!
腕に自信のある方!
一度 Gazoo racing 86/BRZ race に出てみてはどうですか!?
プロとの力量差が 明確に出ますよ!
逆にプロに一泡吹かせることが出来れば あなたもプロの仲間入り!
私ですか?
私はプロには全く届きませんでした…。
昨年から今年になってクラス分けされ 力量的には十分プロクラスで走れる
ドライバーも アマチュアクラスでエントリーしている方が何人もいます。
少々 反則な気もしますが 要件を満たしているので
アマチュアクラスでも この方たちは参加が可能です。
そんなメンツを見たら アマチュアクラスでも表彰台は 難しそうに思えます。
ただ 経済的 時間的 体力的に疲れ果てた私は サッサと辞めましたけどね…。
しかし 離れてみると やはり気になります…。
チャンスがあれば また出てみたいでが 一人でやるのは もうコリゴリです…(^_^;)