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2015年09月01日 イイね!

Gazoo racing 86/BRZ race その⑤

Gazoo racing 86/BRZ race その⑤今回は 消耗品について お話ししたいと思います。

86/BRZ race に興味をお持ちの方、又は出てみたいとお考えの方、色々おられるとは思いますが、他のブログやホームページで 86/BRZ race の情報はよく見掛けると思いますが 肝心の肝の部分の情報が公開されていないように思います。

要は費用の話しやマシンの仕様、ドライバーに必要なスキルや 86/BRZに特化したドラテクと言った所です。

レースに出る気はなくとも 86/BRZ のユーザーやサーキット走行を楽しんでおられるマニアな方なら 誰しも気になる所ですよね。

公開していないからと言って 隠すようなことでもないので 特に取り上げていないだけだと思いますが、私も参戦を決める前から ネット上で色々と調べはしましたが 確信に迫る情報は得られませんでした。

このブログを通して 皆さんの疑問が 少しでもスッキリ出来れば幸いです。

前置きが長くなりましたが 本題に移ります。
毎レースごとに必要な消耗品は 下記の通りです。

・ブレーキパット(フロント) 2.5万
・エンジンオイル 約5.2L  1.5万
・ミッションオイル 約2.2L  1.3万
・デフオイル 約1.15L    0.7万
・ブレーキフルード (エア抜き分) 0.12万
・タイヤ 3set         42万
・体力              時価 (宿泊ホテルでマッサージ)
・気力              時価 (時にはパーッと!することも)
・夫婦仲             時価 (一番効くのはお金でしょ)     

                と言った所でしょうか、ドンドン消耗して行きます・・・。(^_^;)

あと、2レースに1回の割合で必要になってくるのが、ブレーキローターとLSD(トルセン)です。

今年からプロクラスは機械式のデフの使用が認められてますが、アマクラスはトルセンのままです。
このトルセンがくせ者で、コーナー立上りでアクセルをパカッと踏んでも トルセンが滑るだけで前に進んでくれません。
トルセンに合わせてアクセルを開けていく必要があり、ライン取りも考慮しないと トラクションが掛りません。
その辺に気を付けて走行しないと あっという間にデフは滑り出し タイムが伸びなくなるどころか トルセンが終わってしまいます。

このレースの仕様の86では 侵入からアンダーが出やすいので ブレーキは余り残さず ボトムスピードを上げて行く感じで ライン取りは 大げさに言うと アウト/ミドル/イン といった大回りなラインで回ってゆきます。
そしてクリッピングを奥にとり 早めに横Gを無くしアクセルを踏んでゆくのがコツです。
この走り方が デフにもタイヤにも負担が少なく しかも速い走り方なのですが ロードスターのようなオーバーステアな車に乗りなれてる私にとっては 非常に難しい乗り方で 最後までマスターすることが出来ませんでした。
 
86購入直後の私は、その乗り方がわからず レース前の練習で既にデフは消耗し滑っていたように思います。
しかも デフが終わっていることに 3戦目の鈴鹿まで気が付かず もったいないことをしてしまいました。

あるチームのエンジニアにデフについて伺ったところ、2000kmに1回は交換していると聞きました。
思わず聞き直しました『オイルのことじゃないですよね!?』 返事は 『はい。 デフ アッセンで変えてますよ。』 だって・・・。
計算してみると、練習走行も含めれば 私の場合 2レースに1回は交換が必要です。
純正品のLSDは 中身だけではなく、ボックスを含めたアッセンブリでの販売でしかしておらず 約15万位だったと思います。

あとミッションも当たり外れが多いようで、私が乗っていた86は購入時から4速が渋く、1レースで入らなくなりました。
オーバーホールで凌ぎましたが、ケースに問題があるようで オーバーホールをしても根本的な解決には至らず、やはりケースごと載せ換えるのが通常のようで 当たりがよければ1年は問題なく使えるようです。

実はエイトやロードスターのミッションも同じメーカーらしく、私の赤エイトにも この症状が出ていて少々心配です。

ブレーキローターは2レース使えば 一度研磨に出し 5レース目に新品投入でしょうか。
その時 キャリパーもオーバーホールか新品に変えておいたほうがよいです。
熱でピストンのパッキンが劣化し 戻りが悪くなると 加速に影響してきます。
またキャリパー自体が熱で歪んでくるので そうなると安定した制動力を得られません。

シーズンを通して参戦する場合 消耗品だけで 1レース平均 約70万程度は 必要ですね。

そんなにー!?って皆さん お思いでしょうが 86/BRZ race の車両に使用しているパーツは基本 純正のノーマル部品で レースに対する耐久性は考慮されていません。

レースだと約30分近く 休むことなく全開走行が続きます!
全開走行を続けると 5~7周でエンジンやタイヤがタレてきてタイムダウンし タイムアタッカーなら そこでク-ルダウンするか走行を辞めますが、レースの場合 それはあり得ません。
タレたエンジンとブレーキとタイヤのまま 残りの周回をこなして行く訳ですから 想像以上にマシンに負担が掛っているのでしょう。

初レースの時 熱ダレしたタイヤで走り続けたのも この時が初めてで ブレーキも効きが甘くなってきて 焦りまくりました・・・。(^_^;)
何とか無事にチェッカーまで走り切りましたが 岡山ではいかにレースは難しいか 洗礼を受けた気分でした・・・。

オートポリスの決勝では終始雨で 路面もびしょ濡れだったのですが これも想定外でした。
普通 タイムアタッカーは雨の日は走行を控えます。
私も例外ではなく 雨の日に練習など したことがありませんでした。
そんな中 雨の決勝! 皆さん構わず全開です!!
私にっとて 有り得ない世界の始まりでした・・・。
スタートから恐怖でアクセルが踏めません。
予選では私より遅かったはずの後続車に 決勝では どんどん抜かれ 仕舞にはスピン!

レースに出るには タイヤがタレても ドシャ降りの雨も そのコンディションで練習が必要ですね・・・。

こんな状態で ボロボロの車載映像ですが 気にせずアップします。
2014年 Gazoo racing 86/BRZ race オートポリス 決勝!
雨で大波乱のレースでした!
グリット斜め右の82号車が 谷口伸輝選手です! ご覧ください!



いつもの如く 長い動画でしたが 見ましたぁ~!?

この回も クラッシュ続出で 大波乱のレースでしたが

私は この雨の中 スピンはしても コースアウトや接触はしてません。

ある意味 凄いでしょ!

ビビりまくってましたから・・・。(^_^;)












Posted at 2015/09/01 23:21:57 | コメント(0) | トラックバック(0) | Gazoo racing 86/BRZ race | クルマ
2015年08月29日 イイね!

Gzoo racing 86/BRZ race その④

Gzoo racing 86/BRZ race その④前回は Gzoo racing 86/BRZ raceに出場するための 車両を含め最低限必要な装備と それに掛る費用をご紹介しましたが、今回は レースに出るのに どの程度経費や維持費と言ったものが掛るのか ご紹介したいと思います。
その前に 皆さんは このレースに たった一人で参戦可能だと 思われますか?
私の見解では NOです。
最低限 一人はサポーター(ピットクルー)が必要です。
ピットクルーは 決して強制ではありませんが 走行会やMFCT、ジムカーナのようなタイムアタックの大会のように 一人でレースウィーク中のスケジュールをこなして行くには 現実的に不可能なのです。

Gzoo racing 86/BRZ raceの殆どのレースはスーパー耐久やフォーミュラーなどの他のカテゴリーのレースと併催で、どうしても予選や決勝当日はタイトなスケジュールとなってしまします。
まず大会事務局へ参加受付の手続きを済ませるだけでも、少し遅れれば順番待ちに小一時間掛ります。
その時間、一人だと車両のメンテや準備など 何一つ出来ず ピットに帰って来た時には 走行時間を迎えてしまうこともあります。
また決勝当日によくあるのが、ブリーフィングと車検の時間が被っていて車検の対応が遅れたり、決勝後にも車両保管の後、車検がありますが、1台ずつの車検の順番を待つため 1時間以上も車内でで待機する事もあります。このような時、トイレに行くことも困難です。
このような事から、レースウィークのスケジュールをこなすには、たとえ車両のメンテが出来なくても手助けをしてくれる仲間が最低一人は必要になるわけで、車両のメンテも やはり出来ないより出来るに越したことはありません。

通常、Gzoo racing 86/BRZ raceは決勝が日曜日で、前日の土曜が予選、その前日の金曜日が専有走行日(練習走行)となっていますが、ほとんどのチームはそのまた前日の木曜日、決勝の3日前にはサーキット入りし、そこから足回りのセットを出していくわけですが、一人でこの作業を行っていると 決勝当日には結構フラフラになって、グリットに並んだ時には既に放心状態です。
私の場合は 助っ人を一人連れて行きましたが、車両のメンテは殆ど自分で行いました。
積車に86を載せ、オートポリスなら片道10時間近く掛けて交代で運転し、サーキット到着後は走る気満々ですが、正直集中力はありません。

今までやったミスは、ガソリンの入れ忘れやガソリンキャップの閉め忘れ、タイヤのエアーの調整忘れ、ホイルナットの増し締め忘れ、ロガーの付け忘れ、一番ヤバかったのがブレーキのエア抜きをした後のブリーザタンクのキャップの閉め忘れ等、その他も小さなミスは結構やっており、どれもが通常なら有り得ないミスですが、たった一人でタイトなスケジュールをこなして行くと このような凡ミスをやらかしてしまいます。
またそれらのミスがコースインしてからの集中力を欠けさす原因にもなり、負のスパイラルへとつながります。
まさにレースウィーク中は時間との闘いで、凡ミスを重ねると 遊びのはずが半端ないストレスに襲われます。

よって、ピットクルーは最低でも一人必要で、三人いれば理想ですね。
もちろんプロやショップクラスでも、ピットクルーと二人で来られてる方は何人かはいますが 殆どのチームが5人態勢でしょうか。
織戸選手はいつも二人のようでしたし、橋本洋平選手も二人でした。
プロクラスやショップクラスはそれを生業にしている方々なので、スタッフがサポートしていますが、プライベートの場合、嫁さんや子供と言った身内以外は よっぽどの好き者以外はタダではサポートしてくれません。
身内でも旅費や食事代は掛るわけで、これを踏まえたうえで費用の話に入りたいと思います。

【諸経費】
・宿泊費 1人1泊 0.6万で 3泊 1.8万 2人で 3.6万
・食事代 1日 0.3万で 4日で 1.2万 2人で 2.4万
・燃料代 積車及び86含め 7万程度
・高速代 遠方の場合、往復で3万程度
・人件費 1日約1万 4日で 4万 (プロにお願いする場合は1日3~5万)
合計 20万 プロを雇えば 36万
諸経費はこんなものだと思いますが、これだけではまだ足りません。
OILやブレーキパットと言った 消耗品が必要になってきます。

消耗品の話は 次回に持ち込むとして 皆さんも もうお気付きかと思いますが プライベーターで最も問題になるのが レースウィークの期間です。
移動日も含めると、4~5日となりますが 自分も含めてピットクルーもその期間仕事を休む必要が有り、それを年間通じて行うのは 普通の人では無理ですよね…(^_^;)
私がGzoo racing 86/BRZ raceを辞めた最大の理由はそこにあります。
お金と時間の余裕も レースを行うためには 必要な才能と言えますね。
お金と時間に余裕があれば 仕事を休んで 人を雇い 参戦も可能ですが 例え 私にその余裕があったとしても 車を生業にしていない私にとっては そこまでするメリットは無く 継続は断念しました。

わずか3戦の出場でしたが プロも参戦する中 サーキット経験2年目のレース初心者が 中盤で走れて腕試しは出来ましたので 結果は満足しています。
強いて言うなら もう少し若い時に始めていれば 夢も膨らんだかと思いますが それを言っても仕方ないので チャンスがあれば また出てみたいと思います。

またチューニングショップに通うユーザー同士で プライベートチーム結成を考えている方も多くおられるみたいです。
そのような話が現実化し より安価で安全に このレースを楽しめる環境が出来るといいですね!

次回の86シリーズでは 消耗品について お話ししたいと思います。

【おまけ】
2014/10/13に九州はオートポリスで開催された、Gazoo racing 86/BRZ race の前日の予選の車載映像で、スタートから終了までノーカットです。

途中、雨が降り出しましたが、予選結果は44台中、22位とまずまずでした。
後半の映像でタイムアタックが終わってからのスローダウン走行の難しさがわかります。
私も邪魔されましたし、邪魔にもなりました…。
お互い故意ではありませんが、各ドライバーは注意したいですね。

天 候:曇りのち雨
気 温:16℃
湿 度:48%
路 面:ドライ→チョイ濡れ
タイヤ:ADVAN A08b





Posted at 2015/08/29 18:20:24 | コメント(0) | トラックバック(0) | Gazoo racing 86/BRZ race | クルマ
2015年08月28日 イイね!

Gazoo racing 86/BRZ race 2014 その③

Gazoo racing 86/BRZ race 2014 その③今回は プライベーターがGazoo racing 86/BRZ raceに参戦するには どの程度費用が掛かるか 紹介したいと思います。
金額は私が購入した物で、記憶を辿りに記載しますので、物によっては多少の違いはあるとは思いますが、ご了承ください。

まず基本的な下記の装備は必要になります。
JAF公式レース(A級ライセンスが必要なレース)はFIAの認定品となりますので、何でもいいという訳にはいかないので少々割高になります。
・ヘルメット           5万
・ハンスデバイス      15万
・レーシングスーツ     20万
・レーシンググローブ     1万
・アンダーウェア上下     3万
・ファイスマスク       0.5万
・レーシングシューズ     3万
・ソックス           0.5万

      小計        約48万

次に肝心の車両ですが、86のRCグレードをTRDへ加装に出して初めて86racingと呼べるグレードになります。ここまではディーラーで行います。
TRDではレースに出場するための最低限の装備を車両に対して加装を行いますが、それだけではまだ不十分で、納車された車両をディーラー又はチューニングショップ等でその他の装備を追加します。
追加するパーツはTRA認定品で、その殆どがTRDの部品です。
主にサスペンションやブッシュ、エンジンマウントと言ったパーツです。
メーカーを問わないのは、下記のパーツです。
・バケットシート
・ブレーキホース&ブレーキパット
・タワーバー  ぐらいかなぁ・・・。


上記のパーツと車両とで工賃も含め一式 約430万 程度です。
プロクラスでは今年から機械式のデフも入ります。

次はタイヤとホイールです。
86racingに標準装備されているのは鉄チンホイールに標準タイヤです。
これでは走れても勝負にはなりません。
・アルミホイール 1set 20万
・タイヤ       1set 15万

・タイヤ&ホイール  3set 105万

1レースをセッティングから専有走行、予選、決勝と過ごすには最低でも3setは必要でしょう。
トップを狙うプロクラスは5setは用意してます。
セッティングが長引き、タイヤが足らない場合は現地で定価販売のタイヤを購入することとなります。

あと工具類が必要ですね。
・ジャッキ
・トルクレンチ
・インパクト
・ガソリン携行缶
・テント(2.5x5.0)X2
・その他の工具類
Gazoo racing 86/BRZ raceは他のレースとの併催が多く、ピットが割り当てられません。
よってパドックや駐車場がピットとなりますので屋根はもちろん無く、雨や日差しを避けるのにテントが必要となるわけです。
丁度、ジムカーナ場のピットの広い版と言った感じですね。

これら一式で30万程でしょうか。

合計で 613万

これでレース参戦の用意はできたわけですが、613万高いと思います?
それでも35GTRの新車は買えません・・・。
そう思うと安いかも・・・

次回、このシリーズではレース参戦に伴う、エントリーフィーから始まって、遠征費や車両の維持費などなど、掛る経費のご説明をしたいと思います。






Posted at 2015/08/28 22:59:23 | コメント(0) | トラックバック(0) | Gazoo racing 86/BRZ race | クルマ
2015年08月05日 イイね!

Gazoo racing 86/BRZ race その②

Gazoo racing 86/BRZ race その②今回も 前回に引き続き Gazoo 86/BRZ レースの話です。

今年からレギュレーションが少し変わり プロクラスとアマクラスに分かれることとなりましたが正直 両クラス共に非常にハイレベルです!

アマチュアクラスと言えども グリッドの後方まで かなりの激戦のようで、予選タイムを見てみると プロアマ共に先頭と後方とでは 2~3秒の違いこそありますが それぞれの車両から見ると 前後10台は その差1秒もありません。レースによっては 0.1秒の間に10台も存在することも希ではありません。

ワンメイクレース故にマシン差は殆どなく ドライバーのスキルも非常に拮抗してると言えるでしょう。




また どの様なドライバーが多く参戦しているのか。
プロクラスでは 現役又は引退したGTドライバーやフォーミュラードライバー。
チューニングショップのオーナーやメカニックなど 車を生業にしている方が殆どです。
またディーラー系のチームも多く参戦していますが ほとんどがプロドライバーで 一部に
ディーラーの社員だけで構成されてるチームもあります。
あとは モータージャーナリストと言われる方々で この方たちも レース経験は豊富で
結構速い人たちばかりです。
アマチュアクラスでは 趣味としてレースを楽しんでいる 経済的に余裕がある職業又は
年齢の方が多く 過去には シビックレースやビッツレースなどの経験があり 
走りはプロ顔負けで おじさんのくせに やたら速いのが特徴です。(^_^;)

とにかく タイムだけを見ると プロなのかアマチュアなのか見分けがつきません。
アマチュアでも それなりに腕に自信のある人たちが 多く参戦しているということです。
2014年までは プロアマ混走でしたので ド素人のプライベーターが予選を通ることなど皆無で、
プロですら気を抜いたら予選落ちということも・・・。

私もレース経験はありませんでしたが サーキットトライアルでの経験が 少しだけ活かされ
3戦中 2戦は予選を通過することが出来ました。
参加台数から見ると中の中 と言った所ですが 私のサーキット歴を知る 他の参戦者や
メカニックさん達は この成績に少々驚いていました。
若い頃にやっておけば 今頃は・・・などと考えてしまいます。


 


A級ライセンスと86Racingさえあれば 誰でも参加できるレースですが どうせ出るなら少しでも
上位を狙いたいのが心情です。
前項で 『ワンメイクレース故に マシン差は殆どなく・・・』と言いましたが 殆どないということは
実は 少しだけ マシン差が出るということです。

Gazoo 86/BRZ レースのレギュレーションでは 車両の改造は決められたパーツの交換以外は
一切認められていません。
要するにサーキット走行を行うには 非常にお粗末な車両状態での走行を 強いられます。
86が納車されて 初めてサーキット走行を行ったとき そのドアンダー振りに 唖然としました。
ナンバー付ですが 一応 レース参戦用の車両です。レスポンスのよいハンドリングを想像していましたが、その期待は大きく砕け散りました・・・。
正直 普段のスポーツ走行では全く面白みに欠ける 車両でした。
チューニングカーレースなら そのどアンダーを改善する方法は幾つかありますが 
Gazoo 86/BRZ レースで それはNGです。
キャンバーを変えるのもタイヤを太くすることも出来ず 結局乗り方を変えるしか方法はありません。
それまでオーバーステアなロードスターしか乗ってなかった私にとっては かなり苦労しました。

話を戻しますと マシン差が出るというのは まず 単純にエンジンの当たり外れがあります。
参戦中は谷口伸輝選手と行動を共にしましたが その中で谷口選手と私のロガーを比較してた時
気付きました。




なんと 谷口選手の車両より 私の車両のほうが最高速が 3km程 速いではないですか!!
それなのに なぜ私のほうが遅いの!?  イヤイヤ そこは仕方ないので置いといて・・・
私の86のエンジンの当たりがいいのか コンピュータがバグって調子がいいのか 
実際のレースの時も他車より少しアドバンテージがあったのは確かです。

レースにおいて 最高速が3km速いのは かなり優位に立てます。
実力が拮抗する相手なら 尚更です。
リミッターの効く86レースでも ラップタイムで0.5秒ぐらいは 影響があるのではないでしょうか・・・。
逆に谷口選手の車両は 他車より最高速が遅かったようで 私の86より走行距離の短い新車という
こともあって 当時はまだ 当たりが出ていないのではという見解でしたが 今年の富士戦では
最終ラップに その伸びの悪さで 苦汁を飲んだようです。




あとマシン差というか タイヤの差がラップタイムに大きく影響します。
タイヤメーカーの優位性でいくと 2013年はブリヂストン 2014年はYOKOHAMA
2015年はブリヂストンかも? と言った所でしょうか。

それと やはりタイヤとコースに合った 足回りのセッティングがなされてるか どうかです。
各車 同じサスペンションを使用していますので タイヤが同じなら 
セッティングの出たマシンの方が 優位に決まってます。
細かい話は 割愛しますが 前後の車高バランスとプリロードの量で調整できます。
それと 出来る範囲でキャンバーも付けていきます。
上手く言えませんが キャンバーを付けた時と同じ効果を 車両にもたらせます。
そういった工夫が コーナーリングスピードに大きく影響し 結果 マシン差が生まれてきます。
もちろん上位を走る車は コースごとにセッティングを調整しています。

ドライビングテクニックに於いても 86レースで覚えたテクニックが いくつかありますが、
人から教わったことや 自分で気付いて試したことなど 結構ラップタイム短縮に繋がってます。

マシンンセッティングをはじめ ドラテクについても 一般のタイムアタッカーと言われる
ドライバー達も みんな知っていることなのか どうか分かりませんが、
私が86レースで学んだことは 確実にMFCTでは 役立っています!
試したことが 結果として タイムに現れているので 面白くて仕方ありません。
機会があれば この話題にも触れていきたいと思います。






長くなりましたが 次回はこのGazoo 86/BRZ レースの参戦費用について
どの程度お金がかかるものなのか どの程度の装備が必要なのか お話ししたいと思います。
Posted at 2015/08/06 20:49:56 | コメント(0) | トラックバック(0) | Gazoo racing 86/BRZ race | 日記
2015年08月05日 イイね!

Gazoo racing 86/BRZ race 2014 その①

今日は Gazoo racing 86/BRZ race について お話ししたいと思います。

愛車紹介でも ご説明の通り 2014年に 岡山国際、オートポリス、鈴鹿の 計3戦 
Gazoo 86/BRZ レースに参戦しました。

私がこのレースに参戦した経緯から ご説明しますと まず...

2013年 6月 NCロードスターを購入。

      7月 大阪府八尾市のオーバードライブでチューニング(カスタム?)を始める。

      8月 ロードスターチャレンジに誘われ、その練習に岡山国際でサーキットデビュー。

      9月 岡山国際で開催のロードスターチャレンジRd2に出場。1分58秒8で3位入賞。

     11月 同上 Rd3に出場。 1分55秒7で3位入賞。

     12月 調子に乗って、MFSTに出場。 1分53秒9のコースレコードでクラス優勝。

        同月 もしかして4輪の才能があるのではと思い込み ロードスターのパーティー
        レースへの参加を検討!
        調子に乗った私は 鈴鹿までA級ライセンスの講習を受け取得する。

        ※後に 自分のロードスターではパーティーレースに出れないことを知り断念。
          代わりに Gazoo 86/BRZ レースの参戦を検討。
          もしかして いけるかも!と思い込んだ私は  またもや 調子に乗って 参戦を決意
          86Racingを購入に踏み切った。

2014年 8月 春に注文した86Racingが やっと納車される。

     9月 岡山国際でレースデビューに至る。

と まあ こんな感じで 86デビューとなったわけですが 初参加時の率直な感想は
予選から決勝に至るまで 凄まじい混戦状態にあることに 驚きを隠せませんでした。

0.1秒の間に数台の車両が存在する中 多少の接触は当たり前、決勝時には接触やクラッシュで自走不可能となり、リタイアする車両も続出と、その半端ないガチンコぶりに圧倒され、気軽に参加できるワンメイクレースと言うイメージは一気に吹っ飛びました。

それと、このレースで上位入賞を果たすには、決して遊び半分では出来ないことを理解しました。

この日の結果は、参加台数47台のうち 予選29位 決勝28位と レースデビュー戦にしては
上出来かとは思いますが、多くのことを学んだ1日でした。

Gazoo 86/BRZ レースに参戦したのは わずか3戦ですが その3戦で学んだこと、感じたことを今後もシリーズとしてアップして行きたいと思います。
そしてGazoo 86/BRZ レースに参戦を検討されている方や 興味のある方の 参考にしていただければと思います。

それでは その初参加となる 岡山国際のレースの車載映像を ご覧ください。
少々 恥ずかしい場面もありますが 気にせずアップして行きます。

Posted at 2015/08/05 08:12:10 | コメント(0) | トラックバック(0) | Gazoo racing 86/BRZ race | クルマ

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2015 東京オートサロン(2014 MFCT シリーズチャンピオン 表彰式) 
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