買ってみた…

SK11 卓上ボール盤 SDP-300V
DIYでボール盤を購入しようと思って居る人が結構買っている機種の様で…
確かにホームセンターなどにも置いてある
販売価格は1万2千円~とボール盤ではお安い
しかし…精度の面では何かと問題が有るみたいで、改造されている方も多い
ネットで調べると色々な改造方法が出て来るが…

例えばこのチャック…単体で高精度品は2万円以上する
使い勝手が良いアイデアを探していたのに…こんな情報ばかりが目に付く
チャックやクイル、シャフトまで高品質のモノに交換するとはいささか…?マークが頭の中を巡ってしまう
コレだけ買っても取り付けれないのでクイルやシャフトも交換となるのだが…
それだけ買ったらこのドリル盤が何台買えるんだ?(^-^;
最初から5万円以上の高精度品を買えば済むと思うのだが…
フト、記事のUPされた時期が最近のモノではない事に気付いた
最新のモノでも2年前頃のモノ…
機械類は仕様変更が付きもの…
純正パーツでも初期の数か月しか使用されていない型番が存在する
形は同じでも材質が変わったとか、何かしら改良されて型番が変わる
どうもこの頃のチャックは出来が悪かった様でガタ付きが有ったり、動きが渋かったりした様だ
購入したモノでは…ガタも渋さも無い
ブレに関しては多少は出ているだろうが、見た目で判るほどのブレは無い
ダイヤルゲージなどで100分の1で測ればそりゃ~出るだろうがネ(^-^;
そこまで精密な加工をする気は無いし…
プーリーカバーに

隙間テープを貼って回転音が響かない様にしてみたが、手で触るとさらに音が小さくなる
もう少し静かになる様なのでカバーを外して加工する事にした(^_-)-☆
まずはプーリー外し…ネットで見たプーリーは黒だったのでコレも変更されているみたい
カバーを取り去った…

本体上部
一応取り付けネジ周りにはスポンジテープが付いている
この状態で…

プーリーを付けて回してみた
ん~静かだぁ~(^^♪
一瞬、このまま使うか?とも思ったが…回転部剥き出しでは危険極まりないので止めた
以前、車内改造計画で買ってあった…

クッションスエード生地をカバー内部に全面貼り
本体と接する

裏側にもペタリ
外したモノを取り付けて…

完成(^^)/
と、思いきや罠が…

プーリーを当たるまで押し込むとモーター側が低くなり過ぎてベルトが斜めになってしまう
モーター側はプーリーを少し浮かす必要がある
もう1つ便利グッズを増やそう…

100均の薬味チューブホルダー
冷蔵庫のドアポケットにチューブ入りの薬味を立てるホルダー
まずは…

底の部分に切り欠きを増やす…別に切り込まずとも使えるのだがネ(^-^;
何を入れるか?と言えば…

チャックハンドル
刃の付け外し以外には使わない
チョイっとその辺に放置しておくと失くしてしまう可能性が高いブツ
本体に

収納場所が有れば失くす事もなくなる…だろう(^-^;
静音の具合を確かめるのに…

実際に6mm×30mmボルトに3.5mmの穴を開けてみた
クリアーホルダー利用のカバーも装着
飛び散らないの自信が有ったので居間の畳部屋でテスト…カバー無しでは周りが地獄絵図になること請け合い(^-^;
見事に…

切り屑はカバー内の範囲で収まっている
付属品の様に上下動に追従はしてくれないし、取り付け取り外しにも手間は要るが、飛び散った切り屑拾いよりはマシだと思う
当然切り屑は…

下に落ちるがコレは想定内、下側には台兼用の受けが置いてある
細かくなっているモノはあまり飛ばないが、長めの切り屑…コレがドリル刃に纏わり付いて遠心力で周りに飛び散ってくれる
何より自分に向いて飛んでくる切り屑は実にうっとおしいモノが有るからネ
音の方もかなり改善されて静かになった(^_-)-☆
回転シャフトのゴリゴリ音はベアリングの問題なので、コレを打ち換えればさらに静かになるのだが…
プーラーは有るのでベアリングは抜けるが、圧入機が無いので外しても入れれない…(^^ゞ
荒技で叩き込みという手も有るが…壊す可能性大なので止めておこう(^^ゞ
10tジャッキで簡易圧入機でも作るかぁ~?(^^ゞ
安価なモノをやたらお金を掛けて改造するより、最初から精度重視で選べは良い安価なモノでも使ってみてその個体の癖を知っていればブレは自分でカバーできる
DIY用途のモノだから改造もDIYで出来る範囲の加工で済まそう
穴を開けたボルトを逆から見てみると判るが
下げていくとクイル部分の精度ズレで右手前に…(天地逆になる)

僅かにブレる癖が有る事が判る
下げ40mmで-0.1、+0.02程度…
DIY用途では合格ラインに入るかな
あ、クイルとは…

ハンドルを回すとニョキっと出て来るこの部分の事
この中にベアリングが打ち込んであるシャフトが収まっている
チャックと共に精度が要求される部分
対処法としては…
クイルが出るほど誤差が広がるので、穴を開ける対象物はドリル刃に近接させれば良い
ボール盤なのだから、個体のブレを知って、のほほんと合わせれば何とかなるものだぁ~(^_-)-☆
精密加工がしたいのなら高精度の物を買えば良いだけの事…最低10万円台だが
手間は掛かるが太い刃でいきなり開けずに段階的にガイド穴を開けていけばブレずに済む
ドリル刃の食い込みを少なくすればブレも減るからネ
安価なボール盤ではこの手しかないかぁ~(^^ゞ
ちなみに…
チャックにドリル刃をセットする際にはチャックハンドルを入れる穴が3か所開いている

1か所だけで締めずに3か所全部を使って均一に締め込まないとドリル刃が斜めになったりして刃ブレの原因になる
使用中にドリル刃が引っ込んでしまったことはないかな?
その時に1か所で締めていなかったかな?
チャンと3か所で締めてないからドリル刃が斜めになっていてチャックが締まり切っていない証拠、ハンドドリルも同じだヨ
1か所締めを繰り返すとチャック部にその癖がついてブレる様になってしまう
コレ…ブレて仕方ないなぁ~って…
自分でブレを作っておいて機械のせいにするのもねぇ~
工具類は正しく使いましょうって…
普段、用途外の事ばかりしているのに…どの口が言っているてか(^^ゞアハハ
このボール盤改造はコレでひとまず終わりになるだろう
余談だが実は、ボール盤を買ってから少しショックな事が有った…

近場のホームセンターに欲しいサイズのボルト類が無かったのでコレを買いに行ったホームセンターでの出来事
全く同じ組み合わせで3千円以上お安く売られていた((+_+))
別売品だが合計金額の話…
全く同じ組み合わせとは…

売り場を再現するとこんな感じで…
このボール盤に同じバイスが乗った状態で展示販売されていた
SK11 SDP-300V と SK11 ボール盤バイス 75mm
このバイスが付属の10mmボルトではワークテーブルにセットできない事は知らない様だ(^-^;
ワークテーブルの穴幅は115mm、バイスの穴幅は109mm
ちなみに同社の100mmは132mm幅で大き過ぎて使えない
ワークテーブルにバイスをセットするには最低でも8mm×35mm以上のボルトナット4セットが必要でワッシャーは付属品を流用できると…
老婆心で教えてあげようかと思ったが…何か悔しいので止めておいた
知ってりゃ~ここで買ってるよ~クッソ~(*_*;損した気分
ひと段落したので色々とグチってみました(^^ゞ