ポルシェ初心者のブログ一覧

最近あまり地上波のテレビを観なくなった。
見るのはほとんど海外の車番組だ。
で、最近始まったのが、普通の人が自分の車選びをするだけの番組。

友達や嫁さんと一緒に３台の車を見に行って、最後にどれか１台（場合によっては２台）購入するというもの。
出演するのは、ある程度落ち着いた人が多く、でも特別裕福層という訳でもない。
ごく普通の庶民が道楽としての車を楽しもうとしているのだ。

出てくる車はどれも７０年代以前のものばかりだが、どれもピカピカでまるでブリキのオモチャのよう。
試乗している出演者も子供の用にはしゃいでいる。

日本ではこのような番組は成立しないだろうし、そもそも古い車なんてほとんど残っていない。
６０年代７０年代の日本車だって、魅力的な車はあると思うが、普通の人が気軽に維持できる環境がない。

車文化の欠落って、こんなところにも出ているのかなと思う。日本はものを生産して消費するだけを繰り返してきたし、
アメリカは国としての歴史は浅いくせに、やたら歴史を重んじる。
自分は殺し合いに名称と理由をつけただけの過去の歴史には全く興味が無いが、自分が小さかった頃の物や文化にもう一度触れられたら、
ちょっと人生が楽しくなりそうなきがする。嫌なことがあってもこの車でぶっ飛ばせば！って感じで。