8月31日の夜、飼っていたミニチュアダックスフンドのシュンが旅立ってしまいました。
楽しい内容ではないし、無駄に長文なのでご注意ください。
2009年の11月に、我が家に突然現れてから14年。家族として、かけがえのない存在になっていました。
Mダックスにしては大きめだけどちょっとタレ目で、外で連れていると周囲の人(特に女性)から「かわいい~!!」と言われまくる愛嬌のあるワンコでした。
他の犬は嫌いだけど、人は好き。散歩嫌いで、食いしん坊。家での定位置は、私のヒザの上。夜寝るのも、私の布団(笑)
スマホの中には、私の布団の上でヘソ天で寝っ転がってる画像や、背中をこすり付けてゴロスリしている動画などがたくさん残っていました(^^ゞ
ドライブも大好きで、私のクルマの助手席はシュンの指定席でした。信号待ちでシュンの方を見ると、ご満悦の表情で私を見ていたりして、その表情を見ているだけで幸せな気分になったり。彼が若い頃は、乗り物酔いも激しくて大変でしたけど(^^;
これまで大きな病気やケガは6年前の椎間板ヘルニアくらいでしたが、それも手術を受けて頑張って克服してくれました。最近は動きも鈍くなって、目も少し白内障になってきていましたが、食欲は相変わらず。
事情があって昨年の6月から普段は一緒にいてあげられず、週末に帰ると狂喜乱舞で迎えてくれる姿を見るたび切ない気持ちにさせられ、今でも「もっと一緒にいてあげればよかった」と後悔しています。
8月25日、私とかみさんは旅行に行っていたのですが、大学生の息子から「シュンの様子がおかしい」と連絡があり、息子にかかりつけの動物病院に連れて行ってもらいました。診察の結果は、かなり厳しい状態とのことでした。その日の夜に帰宅すると、ペット用ベッドでうずくまるシュンの姿がありました。息子によると、病院から戻った後はベッドで寝たきりだと。
翌日の土曜日、朝イチで病院に連れて行って検査結果などを獣医師から説明されました。複数の内臓に腫瘍ができていること、腹腔内に出血がありそれが原因で貧血気味であること、原因は分からないが肺炎を併発していて胸水も少し溜まっていることなどなど。今思えば、この時に「回復する見込みはあるのか?」と聞けばよかったのかもしれません。そうすれば、苦痛を感じる時間を短くしてあげられたかもしれません。内臓に腫瘍がある場合、外科的手術で摘出することが第一選択になるようですが、シュンの場合は血液の状態が悪い上に肺炎も併発しているので手術できる状況ではありませんでした。
結局、土日は日帰り入院させて点滴と薬剤投与をおこなってもらい、夜は自宅で見守ることになりました。肺炎のせいで断続的に呼吸が苦しそうになるので見ていて辛かったのですが、病院での処置とシュンが頑張ったおかげか少し動けるようになり、水も食事もすこしずつ摂れるようになってきていました。
この時、ちゅーるごはんを初めて食べさせたのですが、すごい勢いで2本完食しました。この後、大好きだったヨーグルトには見向きもしないようになりました(笑)
月曜日からは日中は息子に見てもらい、夕方、私が会社から帰宅してから病院に連れて行くことにしました。少し状態も良くなっていたし、できるだけ家で見てあげたかったので。
月曜日から火曜日にかけては血液検査の結果も微妙に改善し、シュンの表情も少し良い感じに見えたのですが、呼吸の状態は少しずつ悪化していて、夜も数時間に一度くらいの頻度で呼吸が荒くなり苦しそうにしているような状況でした。
水曜日には食欲が落ち、呼吸の状態もさらに悪くなり、日が変わって木曜日の深夜2時過ぎから明るくなるまで苦しそうにしていて本当に見ているのが辛かったです。
そして8月31日、食事も水も摂れなくなったシュンを病院に連れて行きました。診察してくれた獣医師に、「明日、シュンを苦痛から解放してやってください」とお願いしました。この日は皮下点滴と抗炎症剤の注射だけしてもらって、自宅に連れて帰りました。私はどんなに辛くても、徹夜で見守る覚悟でした。
自宅に戻ったのが夜8時ごろで、しばらくはシュンも落ち着いた感じでした。9時ごろからまた呼吸が荒くなり、身体が熱いせいか冷たそうなフローリングの床の所に座って、しばらくすると別の所に移動したりしていました。その後、自分のベッドの方を見つめて立ち尽くしていたので、私が抱き上げてベッドに座らせました。(犬は呼吸が苦しくなると前足を突っ張って上体を持ち上げるそうです。胸郭が広がって呼吸がしやすくなるみたいです。)
私はシュンが見える位置にあるダイニングのイスに座ってスマホをいじっていました。そのうち静かになったので、「落ち着いたのかな?」とシュンの方を見たら、ベッドから上体を出し前足を前方に投げ出した体勢になっていて、目は普通に開いていました。でも身体はまったく動いていません。慌ててシュンの所に行って背中を触ってみましたが、もう呼吸は止まっていました。
すぐに抱き上げてお気に入りだった私のヒザの上で、頭を撫でてやりながらたくさん褒めて、感謝の思いを伝えて、そして謝りました。いままで一緒にいてあげられなくてごめんね、と。
きっと病院で安楽死なんて嫌だったんだよね。私も本当はそんなことしたくないって思っていたから、それを察して、家でみんながいる時に旅立ってくれたんだよね。シュンは最後の最後まで家族思いの偉い子だったね。ホントにありがとう。
私が行くまで、虹の橋のたもとで待っていてね。
昨日からスマホやPCの画像を漁っているけど、シュンと私が一緒に写っている写真がほとんどないことに気づいて愕然としている・・・('Д')
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2023/09/02 13:37:23