STIフレキシブルサポートサブフレームリヤを純正に戻すことにしました。
純正に戻すにあたって、自分なりに感じていた疑問と調べた経緯を記録に残しておきます。
STIフレキシブルドロースティフナーリヤを装着後、クルマの印象が良くも悪くも変わりました。
良い点としては、首都高などのコーナーでリヤまわりがワナつくような挙動が減ったこと、ステアリングの復元力が増して直進性・コーナーリング性がアップした点です。一方で悪い点は、リヤ足回りに今ひとつ頼りなさを感じるようになった点です。
STIフレキシブルドロースティフナーリヤ装着前はそれなりにバランスが取れていたのですが、装着後は全体のバランスとしてはやや悪化した印象でした。
あるとき、三鷹STIギャラリーの企画展である
【TRY & ERROR 創造の軌跡】に訪問した際、STIフレキシブルサポートサブフレームリヤはERROR品のカゴに入っており、え?と思ってS209のリヤ下回りを覗いたところ、なんとSTIフレキシブルサポートサブフレームリヤが着いていませんでした…
共着によって良さが最大限引き出されるフレキシブルパーツのはずが、STIフレキシブルドロースティフナーリヤとSTIフレキシブルサポートサブフレームリヤは共着されていない…
うーんなるほど…と思いながら色々と調べているとネットで以下の画像を拾いました。
当時の広報資料のようですが、こちらによると、ちょうどフレキシブルサポートサブフレームリヤのつけるあたりの位置に「Rサスとボディの結合強化(新規部材設定)」とあります。
実際この部材を指すかは画像だけでははっきりはしないものの、この周辺の部材がボディ高剛性化に貢献を確保しているのだとしたら、スポーツ走行という観点において、わざわざ外して剛性を落とすのは悪影響なのでは?という疑念が浮かびました。
また、STI辰巳監督のYouTube動画「STIパーツ解説!フレキシブルシリーズについて【ANYTIME with STI】」においても、STIフレキシブルサポートサブフレームリヤについては触れられていません(たまたまかもしれないですが笑)。
そもそもSTIパフォーマンスパーツは、基本的に補強パーツか補剛パーツのいずれかですが、剛性を落としてしなやかさを出すパーツというのはレヴォーグと共通品番であるSTIフレキシブルサポートサブフレームリヤしかありません。
STIフレキシブルサポートサブフレームリヤは確かにしなやかになるので、乗り心地や静粛性、ハンドリングの柔らかさという面では純正よりも快適ではありますが、スポーツ走行時での入力のいなしという観点では、STIフレキシブルドロースティフナーリヤだけで十分で、VAのように走り重視のクルマにはもしかしたらSTIフレキシブルサポートサブフレームリヤはあわないのでは?と思い、純正に戻した次第です。
正直感じられるのか不安でしたが、戻したあとのクルマの挙動ははっきり変わって驚きました。リヤのしっかり感が大幅アップし、直進もコーナーも以前より楽で、私としては今の状態がベストです。
STIフレキシブルドロースティフナーリヤ装着後なんとなく不満を感じられているVAオーナーの方は、一度検討していただくと良いかもしれません。
※正確に分析したわけではなく、あくまで素人の印象論であり、様々な分析・研究結果や思想を否定する意図はありません。
Posted at 2020/09/06 20:11:12 | |
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