2010/08/28(土)
AUTO SPORT東日本スポーツカートシリーズ第3戦
新東京サーキット 4時間耐久レース
GT2クラス No8
チーム名:チキチキ・モテラ
参加台数 全28台中、GT2クラス10台
決勝グリッド:9位(抽選)
決勝レース結果:1位(258周)
チーム内ファステスト 52秒818(ドライバーLFIKAL、168周目)
■チーム体制&作戦
4時間耐久レースということで、他のラウンドに比べて1時間多い。ドライバーもいつもより多い5人体制。
第1戦大井松田はハンディストップ回数の多さと多くの作戦ミスにより下位に沈んで1ポイント。
第2戦秋ヶ瀬は他チームと同レベルのハンディストップ回数に出来、その上速さもあったが、SCのタイミングの悪さを2,3回喰らってしまい、4位、7ポイント。
この第3戦新東京で高ポイントを取れなければシリーズ参戦中止の話もチーム内であがっている状況。
5人のドライバーは
N村さん
チキチキカートGP経験者。レーシングカート、FJのレース参戦。Mote-La SP1クラス優勝有り。
LFIKAL
チキチキカートGPチャンピオン。その他いろいろチャンピオン。いろいろ参戦。チームのエース拝命。
ftkさん
レーシングカート、FJ、Mote-Laあらゆる乗り物経験豊富。JOY耐参戦。
ゆうちンさん
チキチキカートGPチャンピオン。レンタルカート界の重鎮。レンタルカートDX管理人。
ふじそんさん
チキチキカートGPチャンピオン3回!レーシングカート、JOY耐経験。Mote-La SP1クラス3位入賞。
監督兼、燃費計算、タイム計測
selenuszelosさん
チキチキカートGP経験者。Mote-La経験。SKGジムカーナ常連。
■移動
ドライバーは7:20集合、ということで5:20に家を出発。高速道路にてディズニーランドを通過するのが6:28。
前回、新東京サーキットに行ったときと同じく宮野木JCT、穴川IC付近で渋滞。わけの分からない有料道路だし、渋滞だしで本当に千葉県に車で行きたくない!w
■練習走行&グリッド抽選
新東京サーキット未経験者のN村さんに多く走ってもらい学習を。他のドライバーは約5分ずつ走行。私は去年1回、イージーカートで新東京走行の経験有り。
予選は無く、決勝グリッドはくじ引きで決まります。なんかいけそう!な気分だったので私がくじ引きを。・・・すると!27番グリッド。全車28台で27番ですと。イエーイ、やっちまったw
自分のGT2クラスでは10台中、9番グリッド。
写真#1(準備、練習走行)
■決勝レース
やや予定より遅れて、11:34頃レーススタート。
写真#2(グリッド、決勝スタート)
スタートドライバーはN村選手。私の希望としては、最高の見せ場であるスタートドライバーもやりたいし、フィニッシュドライバーもやりたいし、ロングスティントでタイムを削りたいし、って全部自分で走りたいのですがw いろいろ作戦や一人当たりの予算の関係もあるのでチームオーナーふじそんさんの指示通りに作戦を進めます。
グリッドが後方過ぎて、スタートシグナルが見えなかったN村選手はスタート出遅れ、ビリに。しかしガッカリする間もなく、どんどん抜いていきたった2,3周目には6台抜いて4位に浮上。立ち上がりでカートをこいで、直線では伏せる、ビーストモードでトップ3に迫ります。
この展開にチームメンバーは大興奮。しかし、おいしい所をN村選手に持っていかれて私はちょっと悔しい気持ちw これだからスタートドライバーやりたかったのに~。
写真#3(N村選手オーバーテイクショー)
スタートから25分経過、2位へ浮上。タイムも落ちることなく維持。しかしトップNo9(ライコネンヘルメット)はさらに速く差を縮める事は出来ず。
2番手ドライバーゆうちン選手へ交代。カートに乗るのは年に1、2回と言いつつも良いタイムでしかもアクシデントなど何事も起こさない超安定したドライビングで予定の時間をこなします。
3番手ドライバーftk選手へ交代。マシンの熱ダレもあったのかftk選手のタイムが伸びない。この新東京のコースと、N35マシン+グリップの高いタイヤのマッチングに終始苦しんでいたftk選手。去年のイージーカートでのチーム内負けず嫌い選手権では、私に次いで2番手タイムだっただけにピットで見ている私としても不思議。速いNo9(白スーツ)に抜かれ徐々にポジションダウンしていきます。ここでチームは、予定より早くドライバーチェンジを決断。
次のドライバー私、LFIKALにチェンジ。この前後に給油も済ませます。その私は1周でドライバーチェンジ。
4番手ドライバーふじそん選手へ交代。タイム的にも問題なくマシンの熱ダレ的なものは大丈夫かも?という感じ。作戦通りふじそん選手の走行時間は並より少ない小盛り。
5番手ドライバー私、LFIKALに再びチェンジ。最後のスティント、残り90分を走る作戦。このとき、SC出動に合わせてドライバーチェンジできたのは良い判断でした。
SC解除後の私のタイム、クリアラップが取れていない周もあるとは言え、走り出して5周のあいだには53秒台にすら入らないラップが多く、走っている最中不安になりました。マシンの状態が遅い方向になっているのか?と。マシンのバランス、特に前後のタイヤのグリップバランスは長い時間の連続走行、さらに複数のドライバーが乗った後のマシンとなれば、午前中の練習走行時とはタイヤのグリップバランスが変わっていてもおかしい事ではない。
冷静に、各コーナーでの各操作時にマシンがどう動くのか、どう動きたがっているのかを自分なりに分析。現時点でのマシンに合わせたドライビングに変えていきました。具体的には、練習走行の時よりさらに、2コーナーや、次のS字でフロントタイヤの抵抗を減らす走り方。
そうしていると6周目あたりには53秒フラット。その後は52秒台も数回出て、なにもない周は53秒2前後で安定したタイムを90分間維持。
その間SC出動は3回。タイムは落とさず、スタミナも全く問題ないものの、90分間同じ姿勢ということでエコノミー症候群になりそう。SC時のフォーメーションラップ中は体をひねったりストレッチをして血行改善に努めます。その行動は、外から見てる人にはかなり奇怪に映ったかもw
コースイン時は3位か4位くらいだったのでしょうが、このラストスティント中に逆転し1位へ浮上。ピットから「イージー」らしいサインが送られたが、自分が1位なのか分かっていなかったのでペースダウンするのはまずいと思い、そのまま数周はマキシマムで走った。その後トップである事を理解できたのでそれからは後方に迫ったNo1とのバトルをフィニッシュまで楽しみました。
写真#4(ドライバーチェンジ、表彰式)
写真#5(フィニッシュ、東京中日スポーツ記事)
結果はGT2クラス 優勝。ようやくAS杯で優勝する事が出来ました。
■ドライバーとしての課題&評価
ベストタイム
52秒818 LFIKAL
53秒004 N村選手
53秒259 ゆうちン選手
53秒660 ふじそん選手
53秒897 ftk選手
チームとしての成績の事より、チーム内負けず嫌い選手権に勝つ事が最重要項目。第2戦秋ヶ瀬サーキットの時ほどの大きなタイム差では無いにしろ、今回もベストタイムで勝利。
そしてレースで大事になってくる、アベレージタイムでは、2位のN村さんとの差はベストタイムの差より大きかった。(N村さんはスタート直後はバトル多発であった事を考慮しなければならない)
ベストタイムよりアベレージタイムでの差で大きく勝てたのは、チームへの貢献度も高く、ドライバーとして評価できる事。アベレージが良かったのは、2コーナーから右、左のS字の区間でGT1マシンに抜かれなかった(抜かれないようにした)為、タイムダウンを最小限に抑えられたのかも。それに加え、電光掲示板にて自分のラップタイムをほとんど確認する事が出来ないこのサーキットでは、ピット内からN村さんが絶えず私のラップタイムを指で教えてくれた事で、どれだけプッシュして走ればよいかが分かった点も大きい。
気温30度前後の暑さでの90分走行の為、走行直前にスポーツドリンクで塩分&水分補給し結果的に疲労や熱中症によるタイムダウン&ドライビングミスは皆無。途中、同じ姿勢による体の痛み、エコノミー症候群のようなものが出たので、SC出動のフォーメーションラップ時にストレッチ運動で体をほぐした。
チームメイトの中には走行後に手に豆ができているドライバーがいたが、私の場合は走行中常に、ステアリングを握る面、握る指を変え続け、一箇所に圧力が掛からないようにしていたため豆は出来ず、走行後の握力低下現象も起こらなかった。ただし、穴だらけのグローブの為、素手でステアリングを握る形になり手は痛かった。今後は長いスティントのときは別のグローブを使用することにする。

常にGT1マシンにどこで抜かれるか計算し、フラッグ確認、コース全体の状況把握、ピットサイン確認等それと速さ、それぞれかなり満足いくレベルでこなせたように思う。
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Posted at
2010/10/23 22:49:35