2008/02/06
TSUKUBA MEETING 2008
筑波サーキット コース2000
Best 1分5秒980
Sec1 26.924
Sec2 27.042
Sec3 12.014
175.638km/h
62台走行 16位
曇り時々雪 0度
RE-01R 225-50-16 1部山 + BNR32純正 8J
ブレーキF:SEI SS 10部山、
ブレーキR右:エンドレスCC-R 7分山、R左:純正? 7部山
ブースト0.9
油温 100度以下
水温 80度以下(連続5周アタック)
エンジンオイル FORTEC 10w-50
15分*2本、20分*1本、\14000
写真
湘南オートモビル・ビジネス専門学校主催の筑波走行会に行ってきました。
オートバックスと関係のある専門学校のようですね。特別講師に土屋圭市氏、鈴木亜久里氏などARTAのドライバーがいる学校です。
今日の走行会では高木真一選手が来てまして、学生達が作成したシルビアS15のドライブを担当します。去年は新田守男選手が担当してましたね。
今回の私の車の状態は、昨年末の鈴鹿でトラブルを起こし、緊急修理した状態のまんま。つまりリアのブレーキパッドがバラバラです。良くない事ですねぇ、これは。私の感覚的には、結構これでも走れて止まれちゃうのでこのまんまでいっちゃいました。
タイヤは
スリップサインが出ているRE-01R。右回りの、特に筑波2000ばかり走っていたので左のタイヤが減ってしまっているので、車の修理中に右と左を入れ替えておいて、と修理屋さんに頼んでおきました。
そしたら!入れ替えてくれたのは、なんとフロントだけ。なんとも中途半端な・・・
タイヤの回転方向が指定されているRE-01Rなので、
左右逆に履けば当然、トレッドパターンとしては逆回転に。まぁ、雨降らないだろうし、タイヤをきれいに使いきりたいので。(と思ったら雪降ってきてますが)
このしょぼいタイヤで挑んだのはちょっとした目標達成のためです。それは、
16インチラジアルで筑波4秒台(正確には4秒7)
でも今回は無理でした。タイヤが終わりかけてるので今回で出したかったのですが。
あと1回くらいは使っちゃう予定です。このRE-01Rが終わったらおそらくRE11かネオバを買う予定です。
この目標、私のレギュレーションではインチキラジアルタイヤと呼ばれるR1Rは使用してはならない、となっていますのでw なんとかRE-01Rあたりで出したいですね。
R1Rは競技によってはSタイヤとして扱われてますからね。(目標とは別に、R1Rを試したい気持ちはあります)
現地に到着すると、さっそくタイショーさんを発見!他にもみんカラな方々がいらっしゃったようですが、自分の作業が忙しくて挨拶は出来ませんでした。
さらに情報では1ヘアピンあたりに、種馬さんが良さそうなカメラで撮影中とか?お会いできなくて残念でした。
タイショーさんはこの日、ヨコハマのA050で1分0秒を出しちゃって自己ベスト更新!おめでとうございます。
さて、私の走行のほうはと言うと、まず1本目・・・雪がパラパラと。
1本目は先導車ありの2周完熟走行。それからアタックへ。
アタックラップに入ろうとしたその1コーナーで、高木選手が操る専門学校仕様S15がちょうどコースイン。
おおっ、1本目はタイヤ暖め程度のつもりでタイムを出すつもりも無かったから調度良い遊び(学習)相手だーー、と思い高木S15について行きます。
うお、さすがプロ、コースインしたて、しかもタイヤ冷えてるはずなのにいきなりレーシングスピード・・・と思ったら今走っている中級の枠の前に、初級の枠で走ってたんだっけ。
後ろに黄色いGT-Rにはりつかれて、高木選手としては目障りだったかもしれませんが近づくところ、離れるところをチェックして自分の走りを自分で評価させてもらいます。ホームストレート、裏ストレートでの差の縮まり方を見るとS15は280馬力以下といったところでしょうか。しかしそのS15を抜くまでには至らないところを見ると私のGT-Rはブースト0.9だけあって、たいしたパワーは無いようですな。まぁ、パワーで勝ってもつまらないし、かっこ悪いのでこの結果は満足。
1周のタイムもほぼ互角で学習相手には本当にぴったりでした。車載カメラで撮影もしてあるので、あとでチェックして勉強してみます。
そんな全開の追いかけっこを5周連続やったところで高木S15はピットイン、そのままの勢いで私は6周目に突入しました。水温、油温は問題無しでしたが、やはりブレーキに問題発生。6周目の1ヘアピンで、ペダルの踏み応えは通常通りにも関わらず、制動力がほとんど得られずにブレーキングでまっすぐ進んでしまいました。コースアウトする程ではありません。まるでパッドが石鹸にでもなったような感覚。
これは・・・
フェード現象か?
実は初めてです、フェード。いつも起こるブレーキトラブルはフルードにエアが入る、つまりベーバーロック現象でした。こいつが起こるとブレーキペダルの踏み応えで分かります、ペダルがスゥ~~っと柔らかく頼りなく、またはスコーーンと一気に床まで踏めてしまいます。
ブレーキパッドの実験も兼ねて、パッドを
住友SSにしてみたのですが、予想通り筑波2000の連続アタックでは耐え切れなかったようです。このSS、ローター許容温度が ~500度となってます。今回の検証で、
~500度のパッドでは、1.5トンのGT-Rで筑波2000は連続5周が限界という事が確認できました。これは収穫ですね。
フェードが起きた1コーナーの後はクーリングをしながら走り、その周の最終コーナーではかなり制動力は回復していました。
自己ベストも更新できず、1本目の走行を終え2本目のために、リアのタイヤを左右入れ替える作業に取り掛かります。
すると、なんじゃこりゃーー!
右リアキャリパーのパッドを留めるピンがなくなっている!またですか?なぜ?
鈴鹿のときは左リアでしたが、今度は右リア。今回はホイルが16インチでパッドが飛び出すスペースがなかったからなのか、パッドはまだキャリパー内に残っています。
でもこうなっては今日の走行は終了です。
2本目に16インチで、3本目に17インチでアタックする予定だったのに、パーです。
と、がっかりしていると菜子さんが主催者側と相談した結果、他の参加者の車で走行しても良いとの事。急遽菜子さんのDA6でダブルエントリーという形になりました。
計測器を私のに付け替えて、3本目の走行でコースイン。
フロントが195-55-15のアゼニスRT215、リアが195-60-14のDNA GPということで、コースインしてさっそく1ヘアピンでダダダダダダッとリアが派手に滑ります。こりゃ、リアタイヤ温めるの難しいな、とか思いながらアタック1周目へ。
なんかホームストレートの時点で車に振動が?
1コーナーのブレーキングですごい振動が。右にハンドルを切っていくと、左フロントのほうからゴゴゴゴオゴゴオゴ。こりは!左タイヤのエア圧がまるで無い感覚だ。
ゆっくりピットに戻らねば、と思ってアクセルを踏むと進まない・・・エンジン回転だけ上昇、ブオーーーン、ブオーーーーン? 何?クラッチなのか?こりゃ痛いなぁ、と惰性でダンロップのイン側の草地にストップ。出来ればもっと邪魔にならない場所に停めたかったのですが、車の現状を把握しきれずに自走で帰る気だったので半端な場所になってしまいました。中級クラスの方々、申し訳ありませんでした。
車を修理工場までGT-Rで牽引して、ちょっと下をのぞいてみたらドライブシャフトが壊れて抜けてました。本当に抜けてブラブラ状態。恐ろしい。なんとか安くなおって欲しいものです。
LSDがついていれば、多少は駆動力を得られて走れたかもしれません。
いろいろな事を学習できた1日でした。