少し前の話になりますが、グランツーリスモ5(GT5)で腕の良いドライバー達とオンライン対戦をやっていると、例えば鈴鹿サーキットの130Rで接触なしの2ワイド、あわよくば3ワイドと言った金を払ってでも観たくなるような高レベルなバトルシーンに遭遇することがあります。
また、シーズナルイベントやライセンスモードなど、オフラインモードのタイムアタックやレースで自慢したくなる良い走りが出来たり、アドバイスをもらうためにへっぽこな走りを見てもらいたい事があったりします。
オンラインレースで素晴らしいバトルシーンがあると、レース後にチャットで盛り上がるのですが、それってそのバトルの中心にいた人だけであり、そのバトルから離れたところを走行中だったドライバーは目撃することが出来ない。GT5もGT6もレース後にそのレースのリプレイを保存できる機能がありますが、時々保存を忘れたり、自分がひどい走りで最下位だったりすると録画する気も起きなかったりで素晴らしいシーンを見逃すことになります。
あとは、この日たまたま参戦できなかった常連ドライバーも、この日の名場面を目撃することは出来ないわけです。
このような事を考えながら、GT5でのオンライン走行会を続けてるとやはり思うのは、
ゲーム画面を録画(キャプチャ)したい
と。ネット上でよく見かけるプレイ動画というものです。
それでどうやったら出来るのか調べ始めたのですが、まずPCにキャプチャボードを搭載して・・・
はい!アウトー!
私のPCはノートPC(しかも非力)なので、デスクトップPC向けのキャプチャボードは搭載できません。一番メジャーな手段が選べないことがわかったので次の手段を考えます。
なにやらUSB接続によるキャプチャ機器も存在するらしい。GT5をプレイしていた時期はこのUSBキャプチャ機器はそれほど多くなく、PC側に比較的高いスペックを要求したり、パススルー機能がなかったり、価格もお高めでなにかとイマイチなものばかりで、導入できずに月日が流れました。
2014年、GT6でオンライン走行会をしているとまたしてもゲーム画面をキャプチャしたい気持ちが再燃。
再びキャプチャ機器を調べ始めると、USB接続タイプのキャプチャ機器は機種が豊富となり、パススルー機能などは当たり前のように搭載で価格もだいぶ下がってきました。じゃあ、どれを買おうか、と悩んでいた矢先に本当にぴったりのタイミングでマグレックスさんがMG6000のモニター募集をしていたので応募したところ当選。そして今、手元にMG6000があり、PS3での動作テストが済んだので簡単ですがレビューしたいと思います。
この機器で出来ること、接続方法などは公式サイトにわかりやすく書いてあるのでそちらをご覧ください。
http://www.magrex.co.jp/mg6000/
では、私が数日間使用した感想です。
使用した機器は、
MG6000、PS3 。(Xbox360はHDMI端子が無い?らしくテスト未実施)
■PS3用コンポーネントケーブルが必要
PS3に限っては、HDMI接続が出来ない。これはMG6000が原因ではなくPS3の仕様のため仕方の無いことですが、約\3000のコンポーネントケーブルを用意する必要があります。そしてHDMI接続ではなくなるので、PS3のコントローラーのPSボタンを押すとPS3が起動し、それに連動してTVも起動する、というHDMIリンク機能が使えなくなります。入力切替もわざわざ手動で行うのが面倒です。
さらに、色合いがHDMIの時と赤みが強くなりました。うちのTV(ソニーKDL-40HX720)の問題か?画質に関してはHDMIから落ちている印象は無い。
■PS3側で1080pを選択すると録画不能(グランツーリスモ6)
PS3のディスプレイ設定>映像出力設定の中に解像度を選べる欄があります。480p~1080pという具合に。今までのHDMI接続ではすべてのチェックボックスを選択し、結果的に1080pで表示されていました。MG6000を導入しGT6の録画を試みると、うんともすんとも言わない。接続のチェックや設定変更などで時間を費やし、たどり着いたのが1080pのチェックをはずすという対処法。これにより1080i表示になり、この状態ならばゲーム画面のキャプチャが出来るようになりました。しかし、「i」というのは精神衛生上、非常に良くない、目に悪そう。不思議なことに、1080pのチェックを入れたままでも、ソウルキャリバー ロストソーズは録画が可能。ゲーム時の解像度が720p(録画できたファイルから推測)だからなのか?
■MG6000の電源を入れないとモニタに何も表示されない
当たり前と言えば当たり前となりますが、この接続形態にある場合、ゲーム画面をキャプチャすることなく普通にゲームをプレイするときでもMG6000の電源を入れないとモニタにPS3の映像が表示されない。ならばMG6000の電源を入れっぱなしにすれば楽なのですが、待機電力と言うものが嫌いだし、寝るときに機器のLEDが点灯している事も嫌い。電源を入れておくとMG6000本体も発熱するので、製品の寿命の面でも心配。
■表示に遅延は無い
そのように感じます。つまり録画しながらでも、プレイに支障は無しという事。パススルー表示機能は格闘ゲーム ソウルキャリバーロストソーズをプレイした感じではちゃんと機能しているようです。GT6はまだハンコンでプレイしていないので不明。MG6000の録画を開始したときと停止したときに画面が一時停止する現象は出ます。
■ボタンひとつでUSBメモリに録画されるのがお手軽
手元に32GBのUSB3.0のメモリーが転がっていたので、それを使って録画しました。GT6ならば8分の録画で約1GB。
お手軽ですが、逆の言い方をするとPCのHDD内へ録画が出来ない、PCを接続してMG6000の設定を変更するなどといったことも出来ない。
■マイク端子があるので実況動画が作れる
手元にマイクが無いので試せてませんが、ちょっと面白そうな機能。ニコニコ動画などでは多数の実況プレイ動画がアップされています。まあ、私がやっても面白い実況にはならないでしょうが、オンライン走行会でレース本番中に実況すれば、多少は動画のエキサイティング度が上がりそうです。なんか今想像したら、いつもの私の(リアルでの)車載映像のような感じになるんだと思いましたw
という事で、使い始めてわずか3日間という事で内容の薄い本体レビューであったり、面倒くさがりで普段から車載映像の編集をしない私なので添付の動画編集ソフトのレビューは出来ませんが(一応、インストールし少し試しましたが私の貧弱PCでは映像と音声がバラバラで作業する気が失せました)、いくつかキャプチャしたプレイ動画をアップしますのでご覧ください。
GT6 S2000ワンメイク ラグナセカ
VIDEO
GT6 GT500ワンメイク ニュルブルクリンクGP/F
VIDEO
アイルトン・セナ トリビュート ロータスF1 ゴールドトロフィー
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ソウルキャリバー ロストソーズ
VIDEO
このようなキャプチャ機器があると、ゲームの楽しみ方が増えますね。次回のGT6 LFIKAL走行会が楽しみです。
このレビューはマグレックス株式会社のブログレビューキャンペーン企画に参加し、商品の提供を受けて掲載しています。なおこの記事の 掲載によるブロガーへの金銭報酬などは一切なく、メーカーから記事への関与も受けておりません。
Posted at 2014/09/11 02:20:05 | |
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