
こんちは。
gtvの初車検が完了してホッと一息のてってれ部長です。
今回の『カッケー学』のテーマは
『デザインの前進性』
うーん、なんだか小難しい展開になってきました。
前回、水中翼船の話をさせていただきました。

船の船首の形がカッケーと。
これはやはり、目の前の水面を切り裂いて前進するところをイメージさせる部分がカッケーのだと考えています。
グイグイと前進してゆく形。
全前面の空間を突き破って前へ前へ進むイメージです。
逆に言うと、どっちが前なのかわからないようなデザインにあまりカッケーを感じません。
例えば、
未確認飛行物体。
どっちが前か、これからどちらに向かうのかわかりません。
あるいは、
これもどっちへ進むのか不明です。
マニアの方々には申し訳ありませんが
先端だけ見ると前進性が高いこちらも
全体的には

こういう格好なので、少し微妙なカッケーなのです。
まあ、前か後ろのどちらかへ進むのでしょうから、一寸法師よりはマシかな(笑)
自動車では

ウルトラセブンのポインター号。
ファンの方々には悪いですが、前に行こうとしたら空間に負けて先端がつぶれたようなデザインに感じて
友達にもたいへん人気があったので、子供心にカッコ悪いと言い出せなかった記憶があります。
目の前の空間を突き破るイメージとして、最たるものはロケットでしょうか。
確かにカッケー。しかし、こちらは無人機。
やはり、乗り物は自分(人間)が乗って操って初めて満足が得られるのではないでしょうか。
宇宙空間なのでどちらが上でも下でもないのでロケットのような中心点対照断面のデザインでも有人化できるでしょうが、
やはり、地球の重力下で育った私たちにとって、乗り物の上下はデザイン的にも必要かと思います!
となるとコチラです!
これは文句なしにカッケー!(≧▽≦)
これが部長の言う『前進性』です!
それとかコチラ
スペースシャトルや戦闘機に求められているのは格好良さではありません。
おそらく速さです。
以前みん友のredrobsterさんが申されたように、求められる機能(ここでは速さ)を得るための設計が同時にカッケーも与えるわけです。
つまり、人が乗ってどんどん前へ進む物体は究極的にはカッケーに着地するのです。
さて、私達にとって身近な自動車についてはどうでしょうか。
ひとつ見てほしいものがあります。
AudiのTTクーペです。
ファンの方には大変失礼かと思いますが、初めて見たときはなかなか受け入れ辛いデザインだと思いました。
なんとも、わざとかと思わせるくらい前後のデザインを似せている初代の車体形状です。
次に2代目
少し、前が前らしく見えてきました。
そして現行。
いかがでしょうか。
かなり、前進性がアップしてきてると思いませんか。
Audiのデザイナーが前進性を必要と思った証ではないかと、部長は勝手気ままに思っています。
先ほども取り上げたように、目の前の空間をつんざくイメージの先端形状は戦闘機の先端のように立てにも横にも鋭利な形であるのが究極でしょうが

F1などの特別な世界ではありますが
なかなか、実用車ではそうはいきませんね。
けれど、頑張って前進性を追求しているクルマはたくさんあります。
特に部長が前進性上位に思うのが
ディーノです。
あるいは
日本が世界に誇る名車2000GTです。
まさに、理想的な前進性を表現した先端形状です。
また、水平面を切り裂くイメージに特化しているのも多いですね。
カウンタックや童夢ゼロとか
コチラのデトマソパンテーラも
水平面を切り裂くイメージが強い前進性があります。
国産では

RX7ですね。
水平面を切り裂くには先端が薄くなるのでリトラクタブルのライトである場合が多くなりますね。
近年では安全上の問題もあってか、先端形状を鋭利にしたデザインの自動車が生まれにくくなっているかと思います。
その中にあって

86などは非常に頑張ってデザインされているのだろうと想像します。
ところで、我が愛車gtvはどうでしょう。
うーん。
まあまあかな。(笑)
次回は、『角と丸』というテーマです。
では、良い週末を(^_^)ノ
Posted at 2017/07/23 15:33:58 | |
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