
懐かしい方から連絡が来ました、
『今日は何してるのかな?』
「本業は定休日でやる事有るのでガレージです」
『近くを通るから顔を見に寄っても良い?』
「是非寄って下さい!」
電話切って30分程でNSX-R 到着(かっちょえー
何処へ行くのか聞いてみれば 何でも上越の方で縦目ベンツのエンジンをO/Hしているショップさんからの依頼でカムのオイル潤滑の改善と現在は手に入らないピストンリングを製作するのにリングの材質や表面処理方法なんかをどうしたらよいのかアドバイスして欲しいとの事…
和光にお住まいなこの方は僕が未だ20代前半の頃に実際に目の前でエンジンのいろんな部分を計測したり特殊なエンジンを組むところを見せて頂いたりした事の有る先生様でもうじき80歳になる現在も年に数回はどこかの依頼でお仕事してるらしい、
僕もあの頃に先生の作業を見て無かったらもっと適当にやってるかも・・かな(笑
『酷いメタルだね』とテーブルの上に置いてあったメタルを見てあきれ顔…
今進めてるZetecの親メタルなんだけど実際にひどい状態でまともに組んであればここまで痛むのに20~30万キロは掛かるだろうみたいな状態…
「オイルクリアランスとか気にしないで組んであったみたいですねー、多分数百キロしか走って無いと思いますけど」と言うと呆れた顔で
『よほどクランクの出来が良い状態だったんだね、これだけ当たりが強ければジャーナルの何処かが少しでも位相してたら簡単に焼き付く位の当たりだね…』
「ですよねー、焼き付かなかったの不思議な位だと思ってます」
その後も最近の希薄燃焼のお話や摺動部分のクリアランスを含めた表面処理がここ10年でこんな風に変わってきたお話なんかを聞いて大変参考になりました、
ついでに今進めてるZetecの親メタルのクリアランスが狭いけどジャーナル研磨が加工屋さんに断られた話をしてみるとどの部分をどう加工してつじつまを合わせれば問題無いとアドバイスを頂きました(嬉!
過去に思いついた事は有るけどやった事の無い作業なんで少し悩みそうだけど実際行われてきた加工だからやるっきゃ無いもんね。
Posted at 2025/11/19 13:09:16 | |
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