
東京モーターショー2015に行ってきました
今回は、仕事関係でプレスデーに参加できたおかげで、
マツダのRX-VISIONのプレスカンファレンス発表に参加できたり
芸能関係者やいろんなTV番組の取材を目撃できたり
TOYOTAのiRoadやHONDAのUniCabβに試乗できたり
と、大変有意義なモーターショーでした。
気になったブースのいくつかを紹介します。
■MAZDA
RX-VISION

今回のモーターショーの主役といっても過言では無いほどのインパクトがありました。
当然このまま出ては来ないでしょうし、この先本当に出てくるのかという疑問もあります。
それでもこんなグラマラスなFRロータリーコンセプトを発表したことには大きな拍手を送りたい気分です。
■日産
NISSAN CONCEPT 2020 VGT

有機的でヨーロッパ的なRX-VISIONと比べて、ソリッドでエッジなスタイリングですね。
これが次期GT-Rのエッセンスを含んでいるのでしょうか?
最近のNISSANエンブレムの下に角張ったVがあるのがあまりスポーツモデルには似合わないなぁと思ってたりします…。
おまけ
カルロスゴーンさんがインタビューを受けていました
■トヨタ
S-FR

噂の新スープラ、次期86のさらに下に位置するスモールスポーツモデルになるんでしょうか。
若い人でも気軽に買える価格帯であってほしいですね。
■レクサス
LF-FCコンセプト
コレは次期LSでしょうね。
■アルファロメオ
アルファロメオの写真は次回、
東京モーターショー2015に行ってきました【アルファ、フィアット編】として
別途ポストしたいと思います。
■プジョー
308 GTi by プジョー スポール
コレはいくらで売るんでしょうね?
いいですねコレ。
テンロクで270馬力にトルクセンシング型のLSDまで。
ホットハッチ厨にはたまらんスペックですね。
しかも…

MTオンリ-!
コレは試乗したいですw
■ジャガー
FタイプRクーペ

あぁ…なんというかっこよさ。
1000万オーバー故逆立ちしても買えませんが、
かっこいいなぁ…。
個人的には特に再度ビューとリアがスタイリッシュでたまらんのですよね。
ううーむ。
好みのグレードでいったら、SのMTモデルがいいなぁ。
手は…でないです。
無理無理。
■ホンダ
Project 2&4

NSXやシビックTypeRも推したいところですが、
やはりインパクトで言えばこれでしょう。
かっこいい!
こういうBAC MONO的なモデルいいですねぇ。
車重400kgというのも市販車レベルでいえば無理でしょうけど、
スーパーライトウェイトスポーツ市場に大手メーカーが参入を臭わせているのは、
Alfa4Cの影響が少なからず有るのでは無いか?というのはアルファファンの戯れ言でしょうか?
■ヤマハ
SPORTS RIDE CONCEPT

そんな中でヤマハまでが軽量スーパースポーツコンセプトを。
ショートホイールベースでワイドトレッドのスタイリングはかっこいいですね。
フロントマスクはトヨタのVGT、FT-1に似ていますね。
どうやらコレ、かのゴードンマーレー氏が関わっているとのこと。
いやがおうにも期待度は高まります。
■スズキ
IGNIS
いやーこれまた売れちゃうやつですね。
スズキはこのへんのモデルの作り方本当に心得てる。
車格を逸脱しない、かといってデザインもちゃんとしてるし、パクりっぽくない。
そういうちゃんとオリジナリティを持ったデザインに落とし込んでくるんですね。
さらに、ハスラースクートもいいですね。

コレはわりとニッチ感あるんじゃないでしょうか?
今回の東京モーターショーを振り返っていくつか思ったことがあったのでまとめてみました。
■東京モーターショー2015のGood
・国内メーカーがスポーツモデルに前向き
TOYOTA、HONDA、MAZDAなど国内メーカーがスポーツコンセプトやスポーツカーの新モデルを多く展示している印象でした。
ここ数年の国内外の自動車業界のトレンドはエコや低燃費に支配されていました。
その結果、HV、EV、ディーゼルなど燃費重視の選択肢が一通り出そろい、リッターが2、3キロ差程度では差別化が難しくなってきたのではないかと思います。
スポーツ性という価値観はいつの時代もモータースポーツ文化を中心として一定の支持を得ていたわけです。
しかし、今回のモーターショーで展示されていたスポーツカーは、
どちらかというと一般ドライバーがスポーツ走行、スポーツ性を楽しむことを主とした
モデルである印象でした。
特にTOYOTAの「下から上まで幅広いレンジでスポーツカー文化を浸透させていこう」というスタンスにはとても共感します。
■東京モーターショー2015のBad
・ハイパフォーマンスカーの主戦場は中国に?
ほとんどの方がおわかりのように、富裕層ターゲットの高級車、スーパースポーツの展示がほぼ有りません。
ブガッティ?フェラーリ?ランボルギーニ?ないないない。ないのです。
それどころかベントレー、マセラティ、テスラ、ロータスすらないのです。
寂しい限りですが、日本ではこの手の高級車は買う人がすでに固定されてしまっていることなんでしょうね…。
モーターショーの花である車をスポットライトの下で拝んでみたかった感はあります。
実車を見てみたかったなぁ…。
・どうした?三菱、スバル
正直スバルと三菱がパッとしなかったですね…。
スバルは印象としてはVIZIVと次期インプレッサだけだった感じですよね。
毎回こんなのといえばこんなのなんでしょうがショートしてはちょっとインパクトが不足しているように思いました。
スバルらしい地に足がついたプレゼンテーションなのかもしれませんが…。
しかし三菱に至っては、あんな巨大なブース構える必要なかったのでは?
と思うほど展示してある物が少なく、さらに将来的な展望もほとんど見えてきませんでした。(アウトランダーしか作らないってことでOK?)
加えて、デザインコンセプトも数年前からほとんど変化が無い。
モーターショーがすべてでは無いとは言え、これからどうしていくつもりなんでしょうか…。
今回のモーターショー体験を主観たっぷりに語るとすれば、
プレスデーに参加したことで、自動車産業が如何にお金の動く世界なのか?というのはよくわかった気がします。
そしてその役割をプレス(つまりはプロモート)が大きく貢献しているということも良く伝わってきました。
当たり前ですが、普段なら施錠してあるような高級車も自由にドライバーズシートに座ることを勧められますし、各ブースでは飲み物を出してくれたり、食べ物を出してくれたり…。
いくつかプレスキットをいただきましたが、なかなかいいものをくれるのだなと驚きました。
昨今のホットな話題であるところのVWの排ガス問題とモータージャーナリストたちの関わりにはいくつも言いたいことがあるのですが、それはまた別の話。
純粋にモーターショーを楽しめましたということで終わらせたいと思います。
ちなみに、いつもの通りflickrに写真をあげておきましたので、もしよろしければごらんになってください。
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