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今日は嫁が友だちと大奥を見に行ってしまったので、
娘を連れて実家へ。娘と2人のドライブははじめてだ。

娘は嫁に似て車に酔やすいらしく、慎重な運転が求められる。

万が一のトラブルに備えて、エアバックキャンセラーを作動させ、
ナビシートにチャイルドシートを移設していざ発進。

ただでさえ日曜の昼間は混み合うというのに、初心運転者にはなかなかハードなミッションだ。
通常なら1時間で着く道程をノロノロと2時間近く掛けて到着。
実家到着後、母を乗せ初オートバックスへ。
私、この世俗に生まれ落ちてこのかた、ただの一度もオートバックスに行った事が無い。
無論、家訓でも祖先の遺言でも、イエローハットの狂信的なファンでもない。
我が家は俺が26歳で免許を取るまで免許持ちが誰もいなかったのだ。


ついにオートバックスヴァージンを突きやぶり、駐車場へと侵入成功。
留める、止める。停めてやる。駐車コンプレックスを今日こそ払拭するのだと、
シフトノブに手を掛けた瞬間に警備のおっさんにとめられた。
パワーウインドーをあけた俺におっさんは言う。
「すいまません、満車です。」orz

さすがはオートバックス。業界最大手。
さすがは相武紗季。トップアイドル。
初心者ドライバー如きに涼しい顔をして股を広く安い女ではなかったのである。

またおっさんが駆け寄って来た。
「一番奥空きました。」



ゴゴゴゴゴゴゴゴゴ

「ワナだ!」

だって一台も出て行っていないもの。

おっさんはニコニコ顔で、きっと夜間は真っ赤にピカピカと光るであろう棒を振って合図している。
後ろには駐車待ちの車。

ままよ!と前進すると奥にたしかに空きが!!
そ、そうか。奥が出口だったのか!!

あくまで動揺の為、切り返しが多くなったがなんとか駐車。

高なる胸と供に店内へ……。

見わたす限りのカー用品である。
カー用品なら売るほどあると言わんばかりの傲慢さである。(あたりまえ)

これが人づてに聞くカー用品のエルドラド”オートバックス”か。
キョロキョロと店内を見渡していると店員と目があった。
イカンイカン。
危うくオートバックス童貞だって事がバレるとこだった。

そうだ。今日は、洗車グッズを買いに来たのである。
ちなみに俺はもちろんオートバックス童貞であると同時に洗車童貞でもある。

とにかく全てイチから揃えねばならない。

・洗車バケツ
・スポンジ2個
・合成セーム2枚
・ガラコ
・カービューティプロコーティング専用カーシャンプー
・Child in Carマグネット
・携帯電話用イヤフォンマイク
・表示停止板

フー気づいたらこれだけ揃えるのに2時間近く掛ってしまった。
我が愛娘は子供のお遊びコーナーで母と遊んでいた。

本当は、バッテリ上がりに備えてジャンピングケーブルも買いたかったが、よく下調べして来なかったので、また後日。

とりあえず洗車グッズ購入大作戦は大成功である。

そして無事帰宅。(帰り道ハマーH3に5km近く張り付かれ、煽られまくりました)