
先の、SPOONのアンダーブレースの異音対策ですが、Dであれこれ対応してもらうも、一向に改善されず(?)、勢いで、上側のモーターリブを取り付けてみたものの、出る時は出る状況でした。
モーターリブを付ける前に、SPOONのタイプワンに問い合わせ、一度見てみますというお話でしたので、忙しい中、スケジュールを開けて頂き、訪問しました。
9時入りを目指し、午前3時に出発。
途中渋滞情報を取りながら、チョットした手土産を買いつつ、休憩を多めにとって、さらに眠気と戦い、横浜から環八通りの渋滞にはまって予定の5分前に到着。6時間かかりました(-_-;)
一足先にむとちんさんが、到着されており、感謝です。
だいぶ、体力的に運転疲労と暑さで、ヘタレてしまって、もう若くないんだと、実感、帰りの体力は、あるのか?、、、、(笑)
【ここまでの道のり】
最初、異音が出たときに、まったく原因が絞り込めず、ブレーキパッドじゃない?
というDの見立てで、
ブレーキパッドを新品、ついでにディスクローターも新品に、、、。
勢いで、ブレーキメッシュホースに換えて、
更に勢いでブレーキ液補充するならと、クラッチホースもステンメッシュに取替え。
でも、音は消えず、、、ということは、アンダーブレースを疑うことに。
リア側のボルトを緩めると、音が消える!これだー・・。
ワッシャーを追加して、締付けるも、音は消えませんでした・・。
その後、タイプワンさんに相談しつつ、自分なりに下でだめなら(このときは、アンダーブレースの取り付けは解決したと決め付けていた)上にモーターリブまで取り付ければ、
ボディーの捩れが抑えられ、音が消えると考え、取り付けてみたが、効果なし、、、orz
【事象確認】
タイプワンJ店長が音の発生を確認すべく、何度も、車を振り回し、前後に動かしてみますが
????あれ?音が発生しない??う~ん、、、、、。
『ちょっと、市街地を走ってみましょう』と言う事で、助手席に同乗し、路面のギャップ、上り勾配のある坂を右へ左へ、ボディーをねじるような動きをさせてみました。
でも、窓を開けて暑い中走っても、音は出ません。・・・・・・・・。う~ん・・・・・。
『回りで見てた住民の方、すみません!決して、ヤンチャな運転しているのではありませんよ、警察に通報しないで~~!』と、心の中で、叫んで、助手席側から、不信感を与えないように、軽く会釈を繰り返して、引きつった作り笑顔を振りまいて、ショップに戻ってきました・・。
やっぱり出ない、、、、。
おかしいな~、あれだけ、パキパキ音出ていたのに、
『じゃあ、一度リフトアップして、みましょう』と言う事で、アンダーカバーを外し、Dの作業した部分を確認。
【原因分析】
①コンプライアンスブラケット側を外し、先日無理やり入れたワッシャーを外し、ワッシャー当たり面を確認、、、どうも、面当たり出来ていなくて、乗り上げ痕がありボルト中央部は、当たり痕がない???
②左右の締め付けボルトの有効ネジ山が3山ほどで、締め上げ過ぎか、ネジ山がねじ切れていた。
作業当時締まっている様でも、ボディーねじり方向の入力で、破断した可能性もあり。
ブラケットはアルミ製なので、ボルトの締め付けで、ネジ山破断の危険がある。
規定トルクは、5Nmなので、ホイールナットの締め付け規定トルクの、1/2以下・・。
異音(パキ音)が出なかったのは、アンダーブレースの機能が、ネジをダメにしたため、出なかった可能性があり、そのまま乗るのは、ある意味、危なかった・・。
コンプライアンスブラケットは3か所締め付けているので、1か所ダメでも、それほど、悪影響ない様だが、気分的によろしくない。
③ホンダの設計が納得いかんが、ボルト長が左右で違っているので、特に左側は短いのでやばい・・。
アンダーブレースと、ワッシャー板厚分のネジ山が不足して、締め付け強度(軸力)が低下。
【処置と対策】
④アンダーブレースと、ボディーの間にボルトと同径のワッシャー(t2.0ぐらい)を左右共に挟み込む。
締付け面圧を上げ、動きを規制するため。
⑤左右のボルト、M10細目の長いボルトに変更し、ワッシャーも有効径がボルトワッシャーと同径の物に変更。
ここで、元々使っているボルトは、締め付け相手が、アルミであるため、どうしても錆び易く、そのまま再利用すると、その錆が邪魔をして、締め付け時締まったようでも、錆がかじりトルク発生するが、
ネジ本来の締め付け力にならず、トルクダウンを発生させてしまったり、締め付け過ぎて今回の様にネジ山をダメにしてしまう可能性もある様です。
⑥ボルトを再利用する際、⑤の対処のため、ダイスをかけて、ネジ山に付着した錆を取り、グリースを少し塗って、スムーズにボルトを奥まで、挿入し締め付けることがコツだそうです。
⑦ネジ山が、3山飛んでしまったのですが、その奥までずっとネジがあったため、長いボルトに換え対応しました。
⑧仮締めまでで、フロント側も緩めて再度4か所の締め付けをして、アンダーカバー取り付けて作業終了。
⑨リフトから降ろし、試走して音の発生を確認し、終了。(^_^;)
ここまで、約2時間半、9時~昼前にとりあえず終了しました。
初期ロットには、ワッシャーが付属していなくて、そういった異音が出る場合があるようです。
【効果の確認】
課題の異音は出ていません。(*^^)v
不安が消えただけでも、気分がいいね。
今回アンダーブレースがきっちり取り付き、更に上部のモーターリブとの相乗効果なのか、フロント周りの足回りの剛性感がアップしました。
ただし、正確にフロントサスが動く様になるのは良いのですが、状況によっては、サス入力を上手にいなす(ボディーの捻れで)ことが出来ないため、右の入力が、左側にも伝わり、乗り心地は悪くなります。
行く前(ネジ山死んでる)時には、感じなかった感覚です。
しかし、ハンドリングはすごく安心してカーブを走行できるようになりました。
サスの腰砕けがなくなりました。
【反省】
結果論ですが、
最初から、タイプワンにこれば良かったな~、音を消すためにかなりの遠回りになってしまった・・。
(汗)
【終わりに】
今回は、思い切ってタイプワンまで行きましたが、不具合の原因と、問題の解決が出来ましたので、有意義でした。
それにしても、タイプワンのJ店長様 大変丁寧に見ていただき、ありがとうございました。m(__)m
また、お付き合いしてくれた、むとちんさん、ありがとうございました。
なんだか暑くて水分補給ばかりしていたためか、お腹の調子も良くなくて、食欲もいまいちの状態でさらに岐路の渋滞が数か所あり結局8時間掛けて帰宅できましたが、とても疲れました、、、、。