「探偵!ナイトスクープ」で
「ヴィヴィオくんの最期」という依頼の、主です。
ここ数日間、
沢山の「イイね」やコメント、本当にありがとうございます。
最近ちょいと忙しくて、返信に時間がかかっていますが、お返ししますので、ちょっとだけお待ちください。
1人ではどうにも出来ずに、最後の手段として「探偵!ナイトスクープ」 に依頼したもので、
色々とお見苦しい点、お詫びします(*´人`*)
(とりあえず、人間の軽量化…だな…)
撮影後、冷静になってから、
「これはクルマ好きから叩かれるな…」と
不安になっていましたが、
全く逆の、共感をしてくださる方が多くて
少しホッとしました。
やっぱり、クルマ好きに悪い人は居ない!!?
言い訳…ではないですが、
ネット上で言われてることに、少しだけ答えを伝えられれば…と思い、書かせてもらいます。
○16年間の間にナンバープレートが替わっている件
→ヴィヴィオくんを迎えた16年前は、既に普通車には希望ナンバー制度がありましたが、軽自動車には無かったんです。
数年後にようやく軽自動車も希望ナンバーが取得出来るようになり、その頃乗っていたフォレスターと共に、2台分、希望ナンバーを取りました。
もちろん、手続きには自分で行きました。
○外観やエンジンルームがやたらと汚い件
→家族会議からの1年半(下手したらその数ヶ月前から)、心を鬼にして、メンテナンスをしない!を貫きました。
「ナイトスクープ」は最後の手段であり、自分の気持ちを手放す方向に持っていく為に色々と試行錯誤は していました。
もし運命の車検の日に、メンテナンスバッチリで、手放すのは勿体ない!という状況になるのを避けるため、そして、それが理由で壊れてしまったのなら、諦めもつくのではないか…など、ヴィヴィオくんには申し訳ないけど、手放す為だけに、色々と試していました。
「メンテナンスしない」
「壊れても直さない」
「手を掛けない」等
(今、冷静に考えると、かなり歪んだ考え方でしたね…)
運転中に爆発してくれても良いのに。なんて考えた時もあります。
1年半の間に、右フロント部分をぶつけられたりもしましたが、上記の理由から敢えて直さなかったため、フロントエアロが割れていたりするのはそのせいです。
その時に割れたウインカーレンズだけは、ヤフオクで中古品を入手しましたが…。
1年半放置したエンジンルーム…。あぁなってしまうのですね。自分で決意しておいて、心がいたみました。
ちなみに、撮影前に洗車等はしないでくださいとの事でした。
クルマに興味のない視聴者に「手放さなくてはならない理由」を伝えるひとつの手段として、「直せないくらいボロいから仕方ない」と思わせる必要があったみたいです。
それが逆にクルマ好きの方には、依頼者はヒドイ!って事になってしまったようですが…。
でも、どちらにしても現状は同じなので、ヤラセ等では無いです。
○レストア、部品取り等、次のステップがあったのではないのかの件
→直して乗り続ける。その選択肢は、家族の話を聞いてもらえれば分かるように、選べなかったんです。
家族が悪い訳ではなく、この16年間ヴィヴィオくんにはお金もかかっています。
最初から長く乗ることを見越していたため、
ミッションやクラッチの載せ替えもしています。
部品が無くなる前に!と、ブッシュ類を総交換してもらったりもしました。
自分はクルマが好きなだけで、そういった事には詳しくないので、何か違和感があったら、それを伝えて直してもらう。
そうなると部品の他、工賃もかなり…。
スーパーチャージャーにいたっては、壊すわけにいかないので、必要ないときは、出来るだけスーチャーを効かせない!なんてことをずぅーっと心掛けていました。
(A型なので、スーチャーランプがあります)
エアロパーツやマフラー、オーディオなど、着けるだけ~の物や、オイル交換くらいは自分でやりますが、
ここ数年は、我が家の経済事情が悪化していまして、出来る事と言えばオイル交換くらいで、現状維持が精一杯。
「諦めてくれ」
うん。そうなんでしょうね…。
古いクルマを維持するには、お金が掛かります。
→VIVIO・RX-R。
見た目はアレでも、部品取りとしての需要があることは分かっていました。
ましてやA型。
でも、それはイヤだったんです。
すみません。
希少なクルマを1台、自分のワガママで潰してしまい申し訳ありません。
ちなみにシートのヘタリが少ない(実物は そうでもないですが)のは、フルバケを入れてる時期が長かったからかと。
→ナンバー外して庭に置く。そんな事は、16年前からずっと言ってました。
13年前に家を建てた際、「ヴィヴィオくんが動けなくなっても、庭に置いておけるように…」と、駐車スペースを広く設計してもらいました。
でも実際その時が来たら「乗れないのに、雨風にさらされて、朽ちていくヴィヴィオくんを見るのは耐えられない」と。
選択肢から除外しました。
(最後、スクラップされたヴィヴィオくんを見た時、このまま持ち帰って庭に置きたい…とは思いましたが…)
自分は、スクラップを選んだ事に後悔はしていません。いや、全くしてない訳じゃないけど…。
そうでもしなければ、ヴィヴィオくんに未練タラタラで、家族にも迷惑をかけるのは分かっていますので。
もう一度、ヴィヴィオに乗る!と言うことは無いと思いますが、ヴィヴィオが大好きなのは変わらず。
日本中に居る現役のヴィヴィオ達が、長生きしてくれることを祈っております。
おまけに撮影での話ですが、
「ヤラセ」はありませんでした。
撮影前に何度もディレクターさんと電話で話していて、その際に何気なく言った言葉を、撮影時に求められるなどはありましたが、嘘の話を作るような事は無かったです。
台本も無かったです。
多分、ディレクターさんの頭の中に、その日の流れが作られているんだろうなぁ~って感じでした。
探偵の澤部さんも、依頼文以外は知らされていないようで、その都度、ディレクターさんから指示を受けていました。
予想以上に待ち時間があり、ヴィヴィオくんで待機していたり、家のリビングで待機している時間もあったのですが、自称・埼玉のスーパースター澤部さんと普通に他愛ない話をして過ごしていました。
娘の志望校が、澤部さんのお兄さんの出身校だそう。そんな感じで完全に埼玉トークでしたね。
探偵は誰が来るのか…?は、当日、玄関を開けるまでシークレット!
でも予想は、澤部さんでしたけども…。
スクラップも、こちらの希望の中のひとつです。
番組的に面白いから…とかではありません。
(いや、それも採用の理由にあるのかもしれませんが)
テレビのネタとして、スクラップされた訳じゃないですよ。
自分の事を心配してくださる方もいるようですが、大丈夫です。
当日、気持ちが変わってしまっても、それはそれで良いから。って言ってもらってます。
しゃべるヴィヴィオくんも、ディレクターさんとの話の中で、自分がポロっと言ったことを実現させてくれたんです。その時まで知らされていませんでしたが…。
あんなにボロボロのヴィヴィオくんですが、
自分の中では最高のクルマです。
ここ数年は、壊れた後付けパーツ(ターボタイマーやタコメーター、スピーカーなど)を外す作業くらいしか出来ませんでしたが、文句や愚痴も言わず、付き合ってくれた事、感謝です。
もしまだ乗っていられたなら、そろそろ全塗装の時期だったかな~なんて思ってます。
…あっ。
ヤラセと言えば…
撮影時は、サイレンサーを装着していたこと…くらいかな?
あと…
塗り替えは5回…でした。

↑記憶から忘れられてた…。