MBKスタント(YAMAHA 3AA)ダキツキによるピストン交換 その2
目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
![](/images/icon_difficult_on.svg) 初級 |
作業時間 |
1時間以内 |
1
今回のダキツキによるピストン交換ですが、これに至った経緯は、愚かな失敗をやらかしたのが原因で、その失敗からさらに愚かな失敗を続けてしまいました。
2
見てのとおり、スタッドボルトの切断です。トルクのかけすぎが原因でしょうね。。
経緯としては、
チャンバーをワコーズHR-Bで塗装したので、
「指触乾燥(30~40分)後、150℃以上で加熱乾燥(1時間)してください。」
の説明書きに従い、走行して焼いて乾燥させようとしたのが失敗の始まりでした。
3
チャンバーの塗装を焼き付け乾燥させるため、オイル漏れが完治していないのを忘れていつもより長く走行して、チャンバーが焼けきれずエンジンが焼き付くという、お粗末なオチです。
MJの番手を下げたのも要因になっているでしょうか。もしかしたらインマニの劣化で2次エアーもあったのかもしれません。
一番ダメなことは、ダキツキをしていないかどうかをシリンダーを外さずにシリンダーヘッドを外しただけの状態で判断し、確認したつもりになって、見た感じ大丈夫そうだったので、そのままシリンダーヘッドを閉じた際に、カンに頼ってボルトを締めたことです。そのためスタッドボルトを切断させてしまいました。
ボルトが錆びていて、締めはじめから固かったんですよね。それでつい締めすぎてしまいました。
サビ落とし、潤滑油、ナット交換を面倒くさがらずにきちんとやって、トルクレンチでしっかり測ることを怠ったのは全くダメですね。
それと、そもそもダキツキを確認するためにシリンダーヘッドを外したのに、どうしてシリンダーを外して確認しなかったのかも我ながらナゾです。
ガスケットは購入済みだったんですけどね。
やはりしっかり確認は何事も大事だということを改めて学びました。
かろうじてボルトが残っていたのが不幸中の幸いです。
CRC556を注入しコンコンしてしばらく放置し、ヒートガンでガンガンに熱してから、 ネジザウルスで外すことができました。
ザウルス君ありがとう。
4
カインズでボルトを購入しましたが、本当は4本すべて純正品に交換すべきですね。
1本だけ新しい違う素材だと伸縮率や熱によりテンションが変わるでしょうし。。
長いボルトを買ってカットしたんですが、ネジ山が潰れてしまいナットが締められなかったので1本になってしまいました。
ボルトカッター、パイプカッターの両方とも上手くカットできず、かろうじて使えるのが1本のみでした。
ボルトのカットの仕方を勉強しないとダメですね。金ノコが確実なんでしょうか。
とりあえず、純正品が入手できるまではこれでいきます。通常の短距離のちょい乗りくらいなら短い期間なら大丈夫でしょう。
5
ピストンピンクリップは装着時にクランク内に落とさないように注意が必要。ウエスで塞いでおきます。
実はここでもやらかしていまして、、ウエスで塞ぐ前にシリンダーヘッドのナットをポロリとクランク内に落としてしまいました。。一時は絶望しましたが、運良くナットが見える所にいてくれたのでどうにか取り出すことが出来ました。この細いクリップを落としたら取り出すのにクランクを割る必要がありますね。考えると恐ろしいです。これも教訓になりました。
6
ピストンリングを指で縮めながらシリンダーを取り付けます。フライホイールを回しながらピストンを上下させて不具合がないか確認します。
こう見ると、スタッドボルトの長さが違いますね。奥までは入ってますが。。
8
オイルはYAMAHAの青缶を使ってピストンを取り付けましたが、せっかくなので軽傷のダキツキだったときのために買っておいたワコーズのスーパーゾイルを馴染ませておきました。
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