
11月23日は、
八千代工業 四日市製作所の工場見学「
S660 Factory Tour」に参加してきました!
八千代工業さんは、ホンダの
S660を受託生産している、オーナーにとってはありがた~い会社。今年の4月1日には、生誕1周年を記念したイベント「
S660 Meet and Greet」がこの四日市製作所で開催され、僕も参加させていただきました。
そして、今年10月からは月に1回のペースで工場見学会も始まりました。参加は申し込み先着順。ウェブでの募集開始後数分で満席になってしまうというプラチナチケットを、開催2回目にして僕は手にすることができました。(募集開始と同時にアクセスして申込みました。)
というわけで、当日の様子を早速、レポートします! ただし、室内は撮影禁止ですので、文章だけのレポートです。
今回は検査ラインと組立ラインを見学することができました。ひとりひとりにトランシーバーが渡され、イヤホンで案内のおねえさんの説明を聞きながらの見学です。これはとてもよかったです。
「YACHIYO」のロゴが入ったオレンジ色のキャップを被り、まずは外で記念撮影。それから工場に入りました。最初は検査ライン。完成したばかりの黄色いS660が検査されていくのを、歩いて追いながら見学です。ライトの光軸調整、スピードメーターの検査、VSAやCTBAの作動検査、アライメント調整などなど。説明を聞きながらでしたので、より深くその意味を理解しながら見ることができました。
続いて、組立ラインへ移動です。ラインの入口付近には数台のS660が。ホワイトの
無限RAも。白のRAは初めて見ました。端正な顔付きに真っ赤なシート。かっこいいです。
組立ラインでは、S660や、一緒に流れるアクティやバモスが組み立てられていくのを見ていきます。アクティは、作業員数人が連係してエンジンを下から入れ、左右のドライブシャフトをつないでいました。狭いエンジンスペースにうまく収めるものですね。移動しながらエンジンをシャシーに組み付けていましたが、これは他の自動車メーカーでは普通やらないそうです。
ラインを流れるS660の中には、無限RAも含まれているのが確認できました。フロントサスペンションのスプリングの色が青いので、遠くからでも一目瞭然です。
脚回りの取り付けでは、「
1G装置」(ワンジーそうち)の作動を見ることができました。脚回りに1Gの車重がかかった状態で組み付けを行うことによって、完成車になった時のブッシュのよじれによる性能低下や材料の劣化を防ぎます。僕はS660を取り上げたメディアの記事でこの装置のことを知っていたので、実際に使用して組み付けられているところを見ることができてちょっと感動しました。1G装置は、S660だけでなく他の車種にも使われていました。
フロントガラスの取り付け工程では、1人で作業できるアクティなどと違って、S660は2人で作業しないといけないのですが、その違いを見ることができました。ガラスのはめ込みって、見てると意外と簡単なんですね。
シートの取り付けもやっていました。S660は車内が狭いのでたいへん。窮屈そうに作業しているのが印象的でした。
残念ながら、今回は溶接ラインと塗装ラインには入ることができず、映像で見ただけでした。でも、いろいろなシーンを詳しく見ることができ、じゅうぶんにおもしろかったし、勉強になりました。たくさんの人が工場で働いていて、S660って本当に手作りなんだと感じました。
工場見学のあとは、従業員の方たちと少しお話したり、メッセージボードに記入したり。最後にお土産をいただいて終了となりました。
今回、八千代工業の方々が多人数で僕たちを迎えてくれました。工場内での安全に配慮しながら、こうした機会を定期的に設けてやっていくのはそれなりに大きな負担になるのではと思います。僕らは「もっと見学させろ」なんて気安く言ってしまいますが、受け入れる方はたいへんだろうと感じました。
八千代工業のみなさん、本当にありがとうございました。
工場見学を終えて、S660への愛着が深まりました。これからもうちの“ろくまる君”をだいじに乗りたいと思います。

八千代工業の駐車場にて。今回はキャリアに荷物を積んでドライブしました。2人での旅もこれがあれば快適です。このキャリアについては、またの機会にお話しましょう。
Posted at 2016/11/25 22:28:37 | |
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