
新型981試乗。
7月16日、梅雨が明けたのではないかと思われる晴天の暑い日、ポルシェ狭山に出かけ、ボクスターS/PDKに試乗した。
スピードイエローに黒の内装、オプションはクロノパッケージ、スポーツレザー電動エアシート、パドルシフトステアリング、20インチタイア、コンピュータ表示メーター、オートエアコンなど総額900万超の車である。
外観から見てみると、自動昇降式のスポイラーの下にはリアフォグ、バックライト、ブレーキランプ共用のLEDが付いてカッコイー。スポーラーの形状も、何の変哲の無い板がせりあがる旧車のタイプよりは相当にかっこいい!!。
シートバックうしろのロールバーがプラスチック状になり、いいのか悪いのか!?
リアトランクはカタログによると130Lとなっており旧車と変わらないが、オイルとウオッシャー液の投入口が左右に分けられた形状は、明らかに狭い!!左右の幅も、深さもこれでは普通のゴルフバックが入らない可能性がある。(これは当方にとって死活問題である、談:シングルゴルファー)
フロントのトランクも容量は変わらないとのことだが、前後の幅が狭くなっておりその分深さが増えたようだ、また、コンプレッサーや工具入れなどは左右のパッケージに分けられた。さらに、バッテリー周りや、ブレーキの倍力装置(古い言い方)などは一枚のカバーで簡単に取り外せるようになりメンテはしやすくなった。
LHDのドアを開けようとドアノブに手をかけてふと見ると、鍵穴が見当たらない。(ポルシェは8日以上アクセスしないと電源を自ら落とす。その時には鍵穴を使ってドアロックを解除するのだが・・・)
ありました、目立たないドアノブの下に(フェラーリみたい)ドイツ車がこんなことをするなんて!!
ドアを開けてまず目に飛び込んでくるのがトランクオープナーだ・・・・、ムムム、レバー先端にクロムメッキが付いた。おしゃれ~とクオリティアップ。
シートに座り込むとボクスター特有の3連メータがあるが、右側のメータは全部がデジタル表示になり印象が随分変わった・・・あれ、Sなのにメーターパネルが黒い。どうやらアルミカラーはオプションで付けろということか?(恐るべしポルシェ商魂魂。)
(車の形状をしているが金属のキーが付いていない)エンジンキーをステアリング左側のキーシリンダーに差込み右回しに捻る。エンジン音は先代から5PSアップしているが、音圧、音質は変わらない。多少メカニカルノイズが聞こえるがこれはミッドシップによる独特のもの。ブリピングをしてみるが、幌がクローズの状態では特に感動は無い。直噴になったSの3.4Lのサウンドでは、音圧が大きいだけである。
PDKレバーをDレンジに入れた後、ダッシュボード左下にあるサイドブレーキリリースボタンを押してサイドブレーキを解除する。(スポーツカーにふさわしくない位置と形状、改善の余地大いにあり!電気式であるのなら、ステアリングにつけるとか、自動にするとかでもいいのでは?)
国道16号線に乗り出すが、ここで、新型PDKの低速時のスムーズさに驚く、旧車ではアクセルを戻したとたんに車がギクシャクしていたがこれが大きく改善された。段差を乗り越えても20インチのタイアによる不快感は無い。
この20インチタイア、ブレーキデスクとの間に大きな隙間ができたのでホイルの中がよく洗えるような形状となった。洗車フェチの当方としては大変うれしいかも?!
加速感はすばらしい。ノーマルモードにおいてもアクセルによる加速に不満は無い。旧車では、場合によってシフトダウンを強制的に行う必要があるが、この試乗においてはそのような場面には合わなかった。(試乗では当たり前)
個人的意見だが、素ボクスター(2.7L)によるエンジンの効率的使用法?には異論がある。パワーはあるに困ることは無い。
ドアミラーをみると、形状が変わっているが、形状による後ろの見え方には変化は無い。(個人的には旧車のデザインのほうがかっこいいと思う)
エアデフレクターの形状が透明なポリカーボからメッシュになった。風の巻き込みは若干減ったような?後ろが見にくくなったような?。
直線のハンドリングはフロントが短くなったような気分。しっとりとしたフロントタイアの感じは変わらないが、ヒラヒラ感はアップしたような?感じである。(20インチタイアのせいもあるのか?)後ろのタイアが背中から遠くなり、より車の中心に座っているドラポジになった。車の全長が短く感じる。
ステアシフトは左がダウン、右がアップだが、位置、形状ともに使いやすい。
走行速度50kmで屋根をオープンにする。開閉時間は9秒になった。12秒であった旧車から比べると相当に早い。また、屋根のロック解除レバーが無いので操作はスムーズ。クオリティがあがった開閉スイッチは、これまた相当に請ったデザインのコンソールにビルトインされており、位置も問題は無い。オープンにするとマフラーサウンドがよく聞こえるが、ポルシェサウンドは平凡な音設定に変わったのか?。旧987前期型では、4,000回転を越えたあたりで歯切れのいいポルシェサウンドが聞こえたが、この981にはそれは無い。また、スポーツマフラーの設定が(今のところ)無いが、OP設定が待たれる。
空調はよく効き、オープン時でも冷気が体にあたり、エアシートの助けもあり、快晴の直射日光の元でも快適。
低速時のステアリングの切れ角も987初期にあった違和感は皆無。まったく自然。標準装備のアイドルストップは、走行条件の関係からなのか、今回は一回も作動しなかった。
押しやすくなった位置にある、スポーツプラススイッチを入れてみると明らかにアクセルのピックアップとサスペンションが硬くなるのがわかる。しかし、ノーマル及びスポーツプラスの状態ともに旧車に比べソフトな乗り心地になっている。また、スポーツプラスの状態ではさすがにPDKのギクシャク感は出てしまうようだ。
急ブレーキを試してみると多少後ろがすべり気味だ。メータパネル右側には標準装備のGフォースメーターが線香花火のようにグツグツと煮えたぎっていた(見れば、誰もがきっと思うはず)。これをどのように使うのかは不明?である。また、デジタルメータは大きく漢字表示されるのでかなり見やすくなった。
ダッシュボードのクロノメータは、旧車から比べ位置が変わり(手前よりになり)見やすくなった。また、クロノを作動させなくとも常時時計として作動するようになり無駄が無くなった?。

試乗を終えて、あらためて車を見てみると、サイドエアインテークの形状が大きく変わり、ボクスターの特徴である後ろのフェンダー形状もより魅力的になり(セクシーになり)、細部に施されているエッジの効いたボディデザインによる旧車とのデザインの差は歴然となった。走行性能にも旧車との差を感じ、最新のポルシェに乗るべきと改めて思った。
最後にどうでもいいことだが、OPのサイドデカールはどのようなデザインになるのか、はたまた、設定されないのか?気になるところとなった?。(笑)
Posted at 2012/07/18 17:00:05 | |
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