エアコンガス補充
目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
初級 |
作業時間 |
30分以内 |
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R35 GT-Rのエアコンガス補充の手順です。検索しても意外と35のクーラーガス補充の記事が見当たらなかったので書いてみます。
35のガス補充は特別なことは特になく、他の車と変わりません。エアコンラインのガスポートの位置も手が届きやすい場所なので、簡単な部類かと思います。
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4月の上旬、今年に入って一番の暖かな日となり、今年初めてのクーラーを入れました。
しかし!全然冷えない!去年の夏はそんなことなかったのに(T-T)
外気温よりぬるい空気しか出てきません。
と言うことでとりあえずエアコンガスを補充します。
必要なものは1枚目写真のガスチャージ用ホースと補充用ガス缶のみです。工具は必要ありません。
私はホースはアストロプロダクツのものを使っています。2400円程度です。Amazonを見るともっと安いものもありますね。空気圧ゲージなしと言う攻めた商品もありますが、付いているものをお勧めします。
R35の指定ガスはHFC134aです。この年代の車はほとんどこれだそうです。
ガスはHITACHIのものを買いました。200g缶1本で600円弱でした。アストロにこれしか売っていなかったからこれにしただけで、別に他のメーカーのもので良いと思います。
前置きが長くなりました。次から手順です。
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【作業手順】
①まずエンジンをかけた状態で窓を全開にして、クーラー温度を18℃、風量をMAXに設定します。この後ガスの充填が終わるまでずっとエアコンはこのままです。
②ホースのボンベ側の針を限界まで引っ込めます(つまりツマミを緩める側に回します)。写真は針が引っ込んだ状態です。
③缶をホースに装着します。缶を回して取り付けるだけです。
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④エアコンラインの低圧側ポートのバルブキャップを外します。写真の中央あたりにある黒いキャップで、「L」と書いてあります。手で簡単に外すことができます。(間違えて「H」を外さないようにしましょう。HはLよりフロントウィンドウに近い位置にあります)
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⑤ホースのコネクタを指で引き上げながら、キャップを外したポートに奥まで挿し、指を離します。
⑥これでエアコンラインの圧力が計測されます。LOWを指していました。これではクーラーは効きませんね。
⓻ホースに入っている空気を抜くために、缶を少し緩めます。そうすると車体側からガスが出てきます。「シュ」っと一瞬音が出たら十分でしょう。すぐまた缶を締めて、それ以上ガスが漏れないようにします。
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(写真)上の⑥の行程の圧力がLOWのもの
⑧ホースのツマミを右に締め込んで行くと、缶に穴が開きます。ツマミが止まるところまで回します。この状態ではまだガスは充填されません。
⑨いよいよガスの充填です。ツマミを左に回して行くと、缶と車体のエアコンラインが開通します。
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⑩10分くらい待ちます。缶を振ってみてまだガスが残っているようなら、手で温めたり振ったりしてみます。なお、缶は非常に冷たくなっているので凍傷に気を付けて下さい。冷たくならなくなったらガスは出きっています。
⑪2本使ったら圧力が正常値範囲になりました。ガスが抜けていたんですね。
それにしても圧力計の単位がpsiなのはイマイチですね。アメリカからの輸入品でしょうか。。。
⑫エアコンラインのポートからコネクタを抜きます。挿す時同様、コネクタの端を指で持ち上げて引き抜きます。作業はこれで完了です。
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【結果】
物凄く冷えるようになりました。温度を測ると8℃の空気が出るようになりました。ガスが無くなって冷えなくなっていたと言うことが確定しました。コンプレッサーやコンデンサーの故障ではなくて良かったです。
しばらくこれで様子を見て、すぐにまたガスが抜けるようならガス漏れの原因を探す必要があります。
作業としては非常に簡単で、30分もあれば完了します。今回は200g缶を2本使い切ってちょうどでした。足りなければ後からまた充填することが出来るので、とりあえず1本買って足りなければまた買うと言う方法で良いと思います。
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