車検見積をいただくため、ディーラーに訪問者。その際、ようやく新型アルトに試乗できました。試乗車は目玉のハイブリッド系かと思いきや、NA+エネチャージの中堅グレード「L」(HA37S、2WD)。
「大分、質素でカジュアルな印象に変わったなあ~」「ちっちゃなカエルみたいだなあ」と、第一印象では正直あまり琴線には触れず。「YouTubeのインプレでは、どこも割と好評だったけど、どうだろう」と、半信半疑ながら乗ってみたら、実用車としては本当に極上な車でした。
以下、特に良いなと感じた点です。
①ドアの開閉
軽らしからぬ「バフッ」という重厚な開閉音は前評判どおり。地味にビックリしたのはそれ以前、ドアハンドルを手前に引いた時の感触です。重みがあって明らかに上質になっていました。
②エンジン、足まわり
CVT車は、4年前に前職で社用車として乗っていた日産モコ(MG33S)以来。今思えばモコのCVTがガタガタに感じられるほど、新型アルトのCVTはスムーズでストレスレスでした。
尻手黒川道路の直線で踏んでみたら、スピードもラグがほぼ無く気持ち良く乗ってきて、それでいて静か。普段ターボRSでショックを感じる継ぎ目や段差スポットでも、ほぼ気にならない程度に抑えられていました。
あと、宮前平辺りは坂道が多いのですが、NAでも非力さなんて微塵も感じず。グングン登っていくので、確かにこれならターボ不要ですね。これでリッター30㎞いくなんて凄い時代になったものです。
③解放感
窓が縦に大きくなって解放感が凄い。サイドウインドウは底辺が前より下がったんですね。頭上クリアランスもゆうに5cmはあり、快適快適。
④ディスプレイ
バックカメラ付きディスプレイオーディオはヌルヌル操作。スマホと繋げばAppleCarPlayとか色々使えるそうで、便利そうでした。
回頭性は素直で、直進性も加速の伸びもそこそこあるし、「WORKS」の復活を望む声が多いのもわかる気がしました。が、今回のは志向性がそこではないようにも感じます。どうなるやら。
以下、他に感じた雑感を取り留めなく。
・運転席まわりのデザインは、カタログで見た時は「代わり映えせんなー」と思ったが、実際に座ると意外と新しい感じがした(でも、自分はすぐに飽きそう)。
・エアコンが目茶苦茶効く。暑すぎたw
・シートはHA36S型と形状等はほぼ同じに見えるが、何が変わったのか、座り心地は前より良く感じた。手触りも意外と悪くなかった。
・後席の足元、広いなあ。
・ハイブリッドの上位にはヘッドアップディスプレイか~、時代は変わったなあ。
・1眼メーターは少しチープ。液晶の発光系も相変わらずのオレンジで安っぽいな。
・営業さんの「リア回りは完全にマーチですよね」は正直過ぎるw
・高速巡航がどんなもんなのか気になる(営業さんも「まだ乗ったことがない」とのこと)。
・ヘッドライトがLEDとハロゲンになって、HIDが消えちゃったのが惜しい。
・運転席まわりの収納関係事情は、先代からあまり変わっていなかった。残念。
・後席倒さない状態のトランクスペースは、HA36Sとどっこいどっこいだが、段差が減ってフラットになっていたような気がする。
・助手席や後席に人が乗っている時、シートベルトしていないと、一定速度に達した時にディスプレイオーディオに警告が出る。各席に重量センサーか何かあるのか。凄いな。
・営業さんに売れ筋を訊いたら、「意外とエネチャージのLが一番出ている。購買層は主に主婦層で、これで十分と言われる。またはセカンドカーとして買っていく人も多い」とのこと。確かに十分満足できたが、ハイブリッドの方だと思っていたので、意外だった。
以上です。買い換え欲こそ出ませんでしたが、とても性善良なやさしい車、良品だと感じました。
Posted at 2022/02/14 23:38:47 | |
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