最後の「何とか」に入るのは勿論、オオカミが正解だ。
羊の皮を被った狼
意味:親切そうにふるまっているが、内心ではよからぬことを考えている人物のたとえ。
もとは旧約聖書にある言葉だそうだ。
キリスト教系の大学を(一応)出ていながら、そして横浜ではそこそこ有名(らしい、その宗派では)な牧師を叔父に持つ身でありながら、知らなかった。
このことは、叔父には内緒にしておこう。
ただ、クルマの世界でもこの言葉はよく用いられ、羊の皮を被った狼とたとえられるクルマはいくつか存在する。見た目は普通なのに、実はとんでもなく速い、或いはハイスペックなクルマ、みたいな「このクルマ、見た目と中身、だいぶ違わない?」というときにこのフレーズが引用される。
3月に、このみんカラブログで自分の好きなクルマについて延々と(?)書いたのだが、そこでフィアット500/アバルトにも言及した。
この2つのクルマは、メルセデスで言うところのメルセデスベンツ/AMGの関係であり、フィアット500の車体にチューニングを施してスポーティーかつアグレッシブな走りができるように仕上げられたのが、アバルトとなる。
このアバルトこそが、羊の皮を被った狼と称されるうちの1車種だ。
もっとも、アバルトを象徴するマークのサソリになぞらえて、
「羊の皮を被ったサソリ」
と言われるのだが。
それはそうだろう。だって、

(アバルト500:イメージ)

(こちらが、ベースになるフィアット500:イメージ)

(正面から見たアバルト:イメージ)

(間違えた、これはうさまるだ、、何か似てる気が)
可愛らしくてちょっとオシャレな見た目のこんなクルマが、実はかなりのエンジンサウンドを響かせ、ひとたびスイッチが入ると並み居るスポーツカーに匹敵する、或いは時に周りを蹴散らすような走りができるクルマであるなどと、一体誰が思うだろうか。
実はかなり前からフィアット500にもアバルトにも、個人的に興味はあった。
ただ、興味はあったものの、そこまで詳しかった訳でもなく、街で見掛けると
「お!?」
「相変わらず可愛らしいクルマだな」
と思った、そのくらいのレベル。
それよりもボルボやポルシェに対する興味が(当時は)勝っていたため、選ばなかった。
だが、今の自分の中ではこのフィアット/アバルトが、少しアツい。より興味があるのはアバルトだが。
多分、ポルシェに乗って「走ることの楽しさ」「小気味良いクルマを運転する楽しさ」に気づいたことも影響しているのだろう。
いつの日だったか、比較的最近の話だが、アバルトが「走ることの楽しさを思い切り享受できるクルマだと知られている」といった趣旨で紹介されている記事をたまたま目にして、そこからふつふつと興味が湧いてきた、という感じだ。
なお、このメーカーというかこのブランドはなかなかの商売上手で、
世界限定◯◯台・日本限定△△台!
アバルト☆☆周年限定車!
□□とのコラボ実現!
カブリオレタイプ!
限定カラー!
そんな謳い文句で、実に多種多様なフィアット/アバルトを世に送り出している(勿論、ベースグレードの車もちゃんと用意されている)。
そのためか、限定車の中でも特に流通台数が極端に少ない≒稀少価値の高いシロモノは、他の稀少価値が高いメーカーの車同様、価格があまり落ちない。
製造から10年近く経つ中古車なのに、新車時価格からたった30万円しか値段が落ちてない、なんていうケースも目にしたことがある。
先日僕がお会いさせていただいた、ぱぱにしさんのフィアット500も、そんな稀少価値が高い1台だ。

(逗子のなぎさ橋珈琲店で1枚)
この鮮やかなピンクのフィアット500は、
日本には50台しか輸入されていないと言われている。
※あるときこのまっピンクな色のフィアット500があるとネットで知り、「いやぁ、個性的で良い色だけど、そうは言ってもこんな色のフィアット、乗ってる人いるのかなぁ」と思ってみんカラで探してみたら見事、乗っている人が見つかった!という経緯だ。ぱぱにしさん、ありがとうございます。
僕が最近興味を示している何種類かのアバルトも、勿論そんなタマ数の少ない1台であり、webで検索をかけても、本当に数が出てこない。
台数が少ない上、関東の店舗にはないということも多く、現物を見ることすら叶わないモデルも多数ある。だから余計に飢餓感や好奇心が襲いかかってくる。
まさにメーカー側の作戦勝ちといったところか。
そんな調子なので、、、もし首都圏で興味のあるアバルトが見つかり、かつそのクルマとのフィーリングが良い感じだったら、乗り換えることになる、、、かも、、、知れない。
ただ、僕が興味があるのは、ポルシェ997のタルガ同様、待てど暮らせど中古市場にホントに流れてこないグレード/シリーズのアバルトなので、今すぐどうのこうの、という可能性は限りなく低いのだが。
ラブストーリーは突然に(←だいぶ古いだろうか苦笑)ではないが、出会いやタイミングは突然やってくるものなので、勿論どうなるかは分からない。
ちなみに、アバルトを象徴するサソリのマーク、何故サソリなのかと思って調べてみたのだが、アバルト産みの親、カルロ・アバルトがさそり座だったことに由来するのだそうだ。

(アバルトのロゴマーク:イメージ)
ブログ一覧
Posted at
2019/07/04 23:32:51