先週から今週にかけては、やけにポルシェとの接点がある1週間となった。
きっかけは、みん友?と言うのだろうか、にゃきおさんのブログにアップされていた1枚の写真から始まる。

(画像提供:にゃきおさん)
にゃきおさんが訪れた際にポルシェセンターで撮影されたこの写真。
何ともキレイな、まさに真紅のポルシェ991。
にゃきおさんのブログで初めてこれを見て以来、頭から離れなくなっていたのだ。
興味があれば担当を紹介するとブログに書いていらっしゃったし、でもこんな車、高額に決まってるし、でも見るだけ、見るだけなら。。。
そう思って、にゃきおさんにメッセージ。
「あの~、あの赤いポルシェ、見てみたいので、ひとまずご担当者をご紹介いただけますでしょうか。」
程なくしてお返事が。
「勿論です!来週(9日)、お店に行くのでご一緒されますか?」
おぉ!ちょうど9日は午後から時間があるし、しかも午前中渋谷に行く用事がある。じゃあ車で行っちゃえ!
ということで話はまとまり、車が比較的停めやすく、落ち合いやすい渋谷のお隣恵比寿で待ち合わせ決定。
そして、9日当日。駅東口のはずれにあるスタバで待ち合わせ。
ちょうどお店の近くに停めやすいパーキングも見つかり、めでたし。
ドリンクをオーダーし、席に戻り飲み始めたら程なくして、にゃきおさんが到着。僕にとって、初めてのみん友との対面だ。
非常に華奢?という表現が正しいかはわからないが、ポルシェがとても似合いそうな出で立ちをしていらっしゃる。
テーブル越しにいろいろ話していると、共通点がたくさんあり、いつの間にか時間が経った。
お店への到着時間にちょうど良い頃合になったので、僕の997で向かうことにした。運転者が男ですいません。
向かうは、荻窪のポルシェセンター。

(画像提供:何故かにゃきおさん、僕の車なのに)
曰く、現有のポルシェ997の調子が悪いらしく、しばらくお乗りになれていないとのこと。
(詳しくは、にゃきおさんのブログを参照されたい。)
久々の997への乗車に、少年のように目を輝かせ、とても嬉しそうなにゃきおさん。
車中でも話は尽きず、あっという間にお店に到着(それにしても、久々の井の頭通り、やっぱり狭かった。)。
そして、かの991とご対面!
やっぱりキレイ。。
もう、その一言に尽きる。
まるで非の打ちどころがない美しい女性が、目の前に立っている、そんな感じだ。
彼女を目の前にして、僕は息を呑み込んだ(何とか春樹の小説みたい)。
ご紹介いただいたご担当の方はにゃきおさんとの商談のため、別の方から一通りご説明いただく。
そりゃ、良い車に決まってるさ。
ここで僕は、心の中のリトル・ダ・ヴィンチに聞いてみた(どこかで聞いたことあるようなフレーズ)。
確かに買えなくはないかもしれない。
が、買うとどうなるか。
マンションのローンもまだ残っている。
企業勤めの中間管理職で、同年代よりは稼いでいるかも知れないが、それでもそんな額なんぞ、たかだか知れている。
普段の食事のグレードを落として、毎日ペ×ングの焼きそばを食べるか。それはさすがに嫌だし、そんな食生活だと身体に悪い(ペヤ×グの焼きそば、好きですけどね)。
同棲中のあの人に作るご飯とおやつのグレードを落とすか。そんなことをしたらまず間違いなく、こう言われるだろう。
「私とポルシェ、どっちが大事なの?普段だってあなたは帰り早くないし、私と仕事、どっちが大事なの?って聞きたいくらいなのに」

(↑↑いや、そんなこと、思ってもいないかもな。)
それはさすがに彼女に忍びない。
それに、つい最近997を楽しみ始めたばっかりじゃないか。
うん、確かにそうだ。
ということで、今回は断念(すいません、引っ張りすぎました)。
ただ、いつか、やっぱり赤いポルシェにも乗りたい。その思いを胸に抱き締めて、その日はポルシェセンターを後にした。
そして翌日(10日)午前中、伸び放題伸びた髪を切りに、いつも通っている美容院が入る近所のショッピングモールに。
すると駐車場で出くわしたのが、これ。
もう、僕にとってあこがれのポルシェ993、そして今や真っ赤な993など、冗談ではなく幻に近いだろう。
彼女を目の前にして、僕は息を(村上何とか…すいません、もうやめます)。
試しにカーセンサーで993の赤があるか調べてみたら、1台もなかった(6月11日現在)。
そんな状況だ、まして空冷の最終型の993。
中古車市場にもし赤い993が入ったら、間違いなくとんでもない値段になるはず。
駐車場内でも明らかに異才を放っていたし、通行人の視線を集めていたのは、言うまでもない。
ショッピングモールとなればある程度どこもそうだろうが、ここに来る客もファミリー層が多い。したがって、小さい子も多く、男の子も必然的に多い。
ここでこの993を見つけてからも、小さな男の子が多数、このひときわ目立つ車に魅了されていた。
(少年たちよ、将来こんな車に乗れるように、頑張りたまえ)
しかし週末2日間で、これほどまでにポルシェに魅了されることになるとは。
だが、話はこれで終わらない。
その日の美容院からの帰り道、ラジオから聞こえてきたのは、徳永英明の歌だった。
やっぱりこの人の歌、良いなぁ。
最近あんまり聴いてなかったから、また聴いてみるか。
僕は特定の歌手、何組かに対する愛着が非常に強く、X JAPAN、小室ファミリー(TM NETWORK含む)、CHAGE&ASKA、TUBE、徳永英明、ZARD、DEEN、GLAY、LUNA SEA、THE ALFEEなどをローテーションのようにして聴く傾向がある。
たとえばだが、先月はTHE ALFEE、今月はX JAPAN、のような感じで。
そして帰宅後、耳に残った心地良い徳永英明の歌声をまた味わいたくなり、今日に至るまで、やたらと徳永英明をCDやらYouTubeやらで聴くようになっている。
そんな中で、ふと昨日思ったこと。
「そういえば、売れてるミュージシャンってみんな良い車に乗ってるけど、徳永英明は何に乗ってるんだろう??」
そうしてちょっと調べてみたら、
ポルシェ964タルガ(!)

(借りものの画像にて失礼します)
何と徳永英明もポルシェに乗っているとのこと。
ステキな歌声で多くの人を魅了し、ステキな曲を作り沢山のファンを惹きつけている。
そんなステキな感性の持ち主だから、きっとステキな車に乗っているんだろうな、とは思っていたが、まさかポルシェオーナーだったとは。
しかも空冷ポルシェ、しかもしかも、オーナー歴20数年。
あぁ、この人もよっぽどポルシェが好きなんだなぁ。
それを知ってからというもの、ものすごく(勝手に)親近感を抱くようになった。
とまぁ、こんなに「ポルシェ」を感じる日々を過ごすことになって、あらためて思ったのは
ポルシェの奥深さ
ポルシェの魔力
ポルシェの魅力
ポルシェの中毒性
こんなところだろうか。
恐らくポルシェオーナーは、こういったものにどっぷりハマっているのだろう。
だからこそ、何台もポルシェを乗り継ぐ、あるいは1台のポルシェを長く乗り続ける、そんな人が多いのだろう。
―ポルシェが人々を魅了するもの―
この1週間ほどで、それがまた少しだけだが、分かったような気がした。