先週金曜日(3日)の浜松への小旅行の帰り道、東名を東に向けて走っていたときの話だ。
「カラカラッ」とも「コツン」とも違うような、しかし「ガリッ」などというような深刻さを予感させるような音とは明らかに違って、何か軽いものを巻き上げたかそれが少し当たったような音がした。
そのとき一瞬「?」とは思ったが、本当に一瞬のことだったので、あまり気にも留めずそのまま走り続け、一路横浜を目指した。
帰宅した頃は、辺りがだいぶ暗かったこともあり全く気付かなかったのだが、先週の日曜日に車をガレージから出したら・・・
右の後部のバンパーに汚れのような、少し筋になったような跡が計2箇所、それぞれ近いところに残っており、軽く水拭きをしても取れなかったので(しかも意外と目立つ)、
「あー、やっぱりあのとき(高速で)アスファルトか何かをはねて、その汚れでも付いちゃったのかな、オートバックスあたりで何か汚れを落とすアイテムでも買わなきゃいけないかなぁ。」と思っていた。
そして昨日、朝イチでオートバックス十日市場店に直行。

(借りものの画像にて失礼します)
売り場の店員さんに事情を説明し、一緒に車の確認をしたところ、
店:「あー、これは多分おっしゃるように、アスファルトか小石か分かりませんが、何かそんなものを巻き上げて付いたような汚れですね。。」
あ、やっぱり。。
店:「あとこっちのは(2cm~3cmくらいの線状になっていた)恐らく、それを巻き上げたか何かしたあとにできた傷みたいですね。確証は持てませんが、少し擦ったような感じになってるようにも見えます。。」
Oh, dear・・・((((;゜Д゜)))
店員さんの話だと、アスファルトか小石を右側の後輪で巻き上げて、それが恐らくバンパーづたいに(少し擦るようにして)落ちた、と。きっと一瞬だったはずだ、とも。
ダ:「な、何とかなりませんか・・・」
店:「まぁ、傷と言っても浅いので、コンパウンドのようなもので何とかなると思います」
ダ:「じゃあコンパウンド買います!売り場教えていただけますか?」
店:「ちょっと待ってくださいね」
そう言い残すと、車整備用のガレージに店員さんは小走りで駆けていった。
あれ?売り場は2階のはずだけど・・・?と思っていたら、作業場からコンパウンドとタオル、ガーゼのようなものを持ってきた。
そして気を利かせて、そのままコンパウンドを付けて拭き始めてくれた。
すると2箇所にあった傷(跡)はきれいに消えてしまい、何もなかったかのような元通りの感じに戻ったのだった。
「あ、コンパウンド、買うんだったのに、、ありがとうございます。」
と僕が言ったら、
「このくらい、(範囲も傷も小さいから)良いっすよ笑」
と店員さん。
多分すぐきれいになるはずだから、と思いやってみた、とのこと。
もしあの場で、あの店員さんが売り場だけを案内してくれて、僕がコンパウンドをそのまま買っていれば、お店にとっても(微々たるものかもしれないが)儲けになったのに、それをしなかった。
代わりに、機転を利かせて、すぐに傷跡を消す対応をしてくれた。
こんなことは、すごく些細で小さなことかも知れないし、ありふれた日常の一コマかも知れないが、こういう心意気というかホスピタリティが、僕には嬉しかった。
これで用事は済んだはずだが、僕は店内に戻り、ホイールのコーティング剤とタイヤ用のワックスを買った。
普段、洗車時に使っているものは両方ともまだ残っていたが、せめてこのくらいのことはしなきゃね、と思ったから。
何はともあれ、傷跡が消えて、ホッと一安心したのだった。
Posted at 2018/08/12 08:51:15 | |
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