そんな日にどこに行ったかというと
The Momentum by Porsche。
前から、一度訪れてみたかったお店だ。
道のりのスタートは、勿論青葉台。ゴールは、汐留シティセンター。
お供してくれたのは勿論、ポルシェ。
まずは自宅前の小道から国道246号に合流し、玉川、駒沢、三宿と過ぎ、ひたすら東へ。
そのまま六本木通りに入り、溜池で外堀通りへ折れ、やや南下(というか更に東へ、という感じか)。
虎ノ門、新橋を過ぎる。
汐留のビル群の一角をなす汐留シティセンターは、目の前に見えてきた。
案外早かったな、と思ったのだが、ここから道に迷う。
歩いていてもそうなのだが、このあたりはいつ来ても迷う。
電車利用時に新橋駅から改札を出て、地下を通って汐留方面へ行くルートは、それこそ数えきれないほど通っているはずなのに、地上を歩いていたら必ず道に迷う。
そして、車でも。前回車でこのエリアに来たのは1年以上も前だったが、そのときもこのあたりで迷いに迷ったことを、はっきり覚えている。
まだボルボに乗っていた頃の話だ。
頼りにしたいカーナビも、こういう時に限って反応が遅く、後になってから、えー今の交差点右折だったの!?などと言いたくなるような反応しか示さないありさま。
僕もカーナビも、どうも(地上の)新橋、汐留エリアは苦手なようだ。
ともあれ、何とか汐留シティセンターに辿り着き、車を停めるも、今度は建物の構造の分かりづらさに悩まされる。
The Momentumは、1回建物の外に出ないといけない場所にあるようだ。
そしてついに、お店を発見。
発見は出来たが、着いた時にはだいぶヘトヘトだった。
気を取り直して、店内に足を踏み入れる。
入口からして、この雰囲気。
僕は思わず、息を呑んだ。
スタイリッシュ、という言葉がピッタリだ。
奥は、ポルシェセンターへと続いている。
入口付近には、模型がたくさん。
テーブルクロスも椅子も、とても洒落ている。
店内は、「ポルシェ」という世界観をよく表しており、本当に洗練された空間となっている。
まずは試しに、と今回訪れたのはティータイム(カフェタイム)時で、デザートの盛り合わせと、確かそこに300円足せばドリンクが付いてくるセットをオーダーした。
待っている間も、壁に掛かったテレビでは(確か)スーパーGTの中継映像が流れていたりして、車好きならば恐らくこの空間にいて飽きることはないだろう。
そして待つこと約10分。
運ばれてきたデザートのプレートを見て、僕はたまらず歓声を上げた。
僕に限らず、ポルシェ好きにはたまらないだろう。
ゼリー、ミニチョコケーキ、生チョコ、マカロン、クッキーと、色とりどりのスイーツが、プレートの上で共演している。
アルファベットの部分は恐らくカカオ、ポルシェのシルエットの部分はきな粉のような、シナモンのような風味だった。
勿論、見掛けだけでなく、ピーチゼリーは桃の爽やかさがきちんと表現されており、チョコケーキも本格的、など、味も申し分なく、非常に美味しくいただくことが出来た。
これに飲み物が付いて1500円は、かなりお得なのでは、と思う。
また、汐留界隈の中ではここは穴場なのか、利用客はそれほどおらず、ポルシェの世界観に浸りながらゆっくり過ごすことが出来た。
次回は是非、ランチかディナーで、訪れてみたいと思う。
その後、仕事でも来る機会が減ったことでこの日少し久しぶりに訪れた汐留エリアを散策し、帰路についたのだが、帰り道では珍しい車に遭遇。
首都高3号線にて、僕のポルシェの前を走る、独特な丸みを帯び美しい紺かブルーのクーペ。
西日もだいぶ沈みかけたトワイライトの中では、カラーリングは確認しにくかったが、シルエットの美しさは際立っていた。
何だろうこの車は、あまり見たことないデザイン、フォルムだなと思い、少し近寄ってみたところ、2ドアのジャガーっぽいデザインであることに加え、ジャガーっぽい名前が刻まれたネームプレートを確認。
帰宅後急いで調べてみたところ、やはりジャガーのクーペであると判明した。

(借り物の画像にて失礼します。)
リアのデザインが幾分違ったような気もするが、首都高で遭遇したのは、恐らくこれと同車種もしくはこれに近い車種だろう。
ジャガーXKクーペ、と言うそうだ。

(借り物の画像にて失礼します)
今回はたまたまこの車だったが、街中でもクーペの車を見掛けると追いかけていってしまうくらいだ。
ポルシェ、BMW4シリーズクーペ、メルセデスのクーペ、シトロエン、そして今回のジャガー、等々。
相変わらず僕は、クーペには目がないようだ(そしてステーションワゴンにも)。
僕が知らないだけで、世の中にはまだまだステキな車はもとより、ステキな空間、ステキな場所も、間違いなく沢山あることだろう。
いや、よくよく探せば、実はそういったものや場所で溢れているのかも知れない。
平成最後の8月の、最後の日曜日。
この日にふとそんな風に思ったことは、今後の僕の人生に、ひょっとしたら何かしらの影響を与えることになるのかもしれない。
Posted at 2018/08/30 23:19:13 | |
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