先週の金曜日、3日は、夏休み(第一弾)を取り、静岡県の浜松まで行ってきた。
勿論、ポルシェを連れて、である。
浜松市内のドライブも含め、往復約500kmの道のり。
車で遠出することが多いドライバーにとっては何てことのない距離かもしれないが、あまり遠出する機会がない僕からすると、なかなかの距離だ。
というより、車の免許を取ってからこれだけの距離を走るのは初めてのことになるので、出発前からやや緊張していた。
まずはポルシェの腹ごしらえとして、いつものガソリンスタンドで給油。
約8000円也。
うん、安くないね。もう少し安いと良いんだが。。
トランプ大統領には、あんまりイランをいじめないでいただきたいものだ。
でないと、中東情勢が不安定なままで、原油価格は高止まりしたままの状態が続いてしまうので。。
さて気を取り直し、横浜青葉から東名に合流!と思いきや、すぐに渋滞に巻き込まれる。
そうだった、(特に)朝の時間は横浜青葉から横浜町田まで渋滞が頻発するんだった。。
国道16号とぶつかる東名入口まで246を走るべきだったかな、と些かの後悔。
しかし、ほとんど動かないなどということはなく、時速30km~40kmくらいでは走行できていたため、思っていたより時間のロスは少なく渋滞を抜けられた。
渋滞を抜けてからは逆に恐ろしすぎるくらいスムーズに走ることが出来、秦野中井、大井松田、御殿場と順調にパス。
もうこの辺りで、僕の緊張感は、灼熱の青空の彼方へと消えていた。
新東名に入ってからは線形の良さも手伝ってか新静岡、森掛川と恐ろしいくらいのスムーズさ&スピードで走行。
森掛川の手前あたりで、前を走る練馬ナンバーのミニバンに追い付く。
後部座席の男の子が、後ろを向いてリアの窓ガラスからこちらを見ていた。
少ししたら男の子は前を向き、その後ほどなくして、ミニバンは走行車線へと進路を変えた。
ポルシェが後ろから来てるよ、とでもお父さんに言ったのだろうか。
そのミニバンをパスするときに、右側の窓からこちらを見ていた男の子と目が合ったので、軽く手を振り、抜き去った。
彼は、ポルシェにどんな思いを抱いたのだろう。
そしてしばらく走ると浜松浜北まで到着。
その後は国道152号という、浜松市内をほぼ南北に縦断する幹線道路を南下し、あっという間に浜松駅まで到着。
自宅を出たのが7時50分、ガソリンを入れた後、横浜青葉から東名に入ったのが8時10分頃、浜松浜北で高速を降りたのが10時頃、浜松駅に着いたのが10時半少し前ごろ。
これが早いのか否かはよく分からないが多分、順調に来られたのだろう。
そして浜松市内で見掛ける車はみな浜松ナンバーで完全アウェー。
当たり前といえば当たり前だが。。
県外ナンバーが本当に見当たらず、まるで埼スタに対レッズの試合を観に来たアウェーチームのサポーターみたいな気分。
と思いきや、浜松駅で遭遇したマセラティ(写真の前方の白い車)は・・・

(車内から、見づらくてすいません)
何故か品川ナンバーで、同じ首都圏のナンバーであることから異様な親近感を(勝手に)覚えたのだった。
(ここから先、当日のスマホの調子が悪く、借りものの画像です、すいません。。ホントは自分で写真を撮りたかったのですが。。)
さてその後だが、浜松の中でも老舗の鰻屋さん(と聞いた)、「あつみ」で鰻重を食し、

(こんな感じ、タレの甘さ加減も絶妙、鰻もふっくら焼き上がっており、大変美味でした)
そして駅前をウロウロした後は、少し車を走らせて、まつもとフルーツ/トレピーニ(1Fがまつもとフルーツ、2Fがカフェトレピーニ)でメロンパフェを食し、

(こんな感じ、オーバーな訳でも何でもなく、こんなに甘いメロンってあるのか、と思うほど甘美で瑞瑞しいメロンでした)
その後はひとしきり浜松市内をドライブし、浜松を後に、帰路についた。
帰りは新東名が事故か何かで渋滞しているとの情報があったので、手前の東名に乗ることに。
ひたすら東へ向かい、秦野中井から大和トンネルという、いわば渋滞の名所での約25kmの渋滞にもドップリ嵌まり、帰宅。
ということで、ポルシェで約半日の小旅行をした感想だが、思ったより疲れなかった。
慣れない道を、見慣れない景色を見ながら走ったためか、目の疲れなどはあったが、足腰や背中など、長時間車に乗ると起こりがちな疲れなどは本当に皆無だった。
また、ポルシェのような高速走行を前提とする車はスピードを出した方が安定的に巡行できる、と前に聞いたことがあり、
(そんなモンかな)
と思いながらも
(何言ってるんだろう、そんなことってあるのかな)
と思っていた。
が、その指摘は全くもって正しいということを垣間見た。
時速140km~160km程度で走っても、全く揺れないどころか、ものすごく安定した走りを発揮できた(※周囲の安全や流れを把握した上での走行です)。
恐らくだが、時速200kmや250kmといった速度域でも、安定した走行パフォーマンスを発揮できるのだろうと思う。それが、ポルシェというクルマなのだろう。
さすがレーシングカーから端を発したマシンは違う、ということだろうか。
また、1日に、というか短時間でこれだけの距離を走っても、当のポルシェは
「楽勝だよ、こんなの」
とでも言いたげな涼しい表情をしているように、僕には見えた。
やはり、ル・マンのような過酷さに耐えうるエンジン、デザインに設計されているクルマは違う、ということか。
今回、ポルシェのポテンシャルを(まだ充分に引き出せているとは言い難いかも知れないが)あらためて垣間見たような気がした。
やはりこのクルマはタダ者ではなく、そしてとても楽しい。
そう思わずにはいられなかった。
ところで、東名での渋滞の名所として悪名高い上りの大和トンネル。何の変哲もないトンネルのはずなのに、あそこを先頭に長距離の渋滞が発生し、トンネルを過ぎると何事もなかったかのように車が突然流れ出す、あれは一体どういうわけなのだろうか。