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ダ・ヴィンチのブログ一覧

2019年07月13日 イイね!

今の時期だからこそ・・・

ポルシェの992(911の最新モデル)の発売が始まったこと?勿論、知ってる。


YouTubeにはチャンネル登録できる機能があり、僕は輸入車の中古車専門店「ロペライオ」のチャンネルを登録しているのだが(※登録をするとそのチャンネル:アカウント=チャンネルの保有者、とでも言おうか、から発信された動画コンテンツがすぐに通知として届く仕組みになっている。)、最近991或いは997の後期モデルあたりが中古車として入ってきた情報が続々と入ってくる。

きっとそれだけ、991や997あたりから992に乗り換える人が多いということなのだろう。

当然僕だって、新しいポルシェの誕生、発売と聞くと俄然興味は沸くし、「おー」と思う。


だが、そんな今の時期だからこそ敢えて(?)、僕は空冷ポルシェに少し目を向けている。
(ここで空冷ポルシェが何たるかという説明は、割愛させていただく)

前回のブログの中で、アバルトが少し自分の中ではアツいという趣旨の話をした。
同じように、いやそれ以上に(?)、空冷ポルシェも、僕の中ではアツい。

僕は、空冷ポルシェの中でも、特に993のモデルがお気に入りだ。
993を初めて見たとき、それより前のモデルの964や930と比べて「ゴツゴツ感」が削られたことで、華奢でとてもお洒落で、とても可愛らしいクルマになった印象を受けた。


(ポルシェ993※イメージ)


(このあたり、テールライトからリアガーニッシュのデザインが個人的には好きだ※イメージ)

なので、実は昔から、993が好きだった。
何だかタイミングを逃して後の祭りとなった男女が交わす会話みたいだが、とにかく憧れていた。

ただ、ボルボから乗り換えるタイミング(一昨年の11~12月ごろ)では、993は買わなかった。買えなかった、という方が正しい。

もうその頃には既に、空冷ポルシェのブームはピークに達していたし、中でも「最後の空冷」として世に送り出された993の中古価格はべらぼうに高かった。


(シルバーのポルシェ993※写真はイメージです)

まして、993は誕生から20余年を迎えており、クルマとしてはかなり古いというかクラシックカーとも言えそうな境地に達している。
人間で言うなら、初老~中老に近い感覚だろうか。
年老いてきた者、古くなった物には、度重なるメンテナンスが必要だし、そのためにそれだけ時間もコストも嵩むのは古今東西変わることはない。
たとえそれが人間でも、家でも、クルマでも、アンティーク家具でも同じだろう。


少し話が逸れてしまった。
そんな調子で、993はメンテナンスにも多額の費用が掛かる可能性が高いことや、意外と突発的に故障するリスクも孕むこと、またケアできるお店もだいぶ限られると聞いていたので、(当時)今持つには現実的ではないと判断し、残念ではあるが候補から外した。

その代わりにというか、993のデザインを参考にして設計されたと言われ、フロント周りを中心に993と少し似ている997を買うことにしたのだ。
その意味では997に乗れて満足だし、とても楽しいポルシェライフを送れている。それは、間違いない。

ただ、997に乗ってからもちょこちょこと993のことは調べていた。
すると、そもそも価格が高いとか、その割に壊れたら更に高くつくとは言え、メンテナンスがきっちり施されてきたような程度の良い個体を見つけられたら、空冷ポルシェだからと言って過度に恐れる必要はないことも分かってきた。

993への思いには一旦、そっと蓋をしたはずだったが、少しずつ少しずつ、興味が再び沸き上がってきた。
そして、その思いが膨れ上がって今日に至る。この2か月で、自宅近くで白い993、紺色の993、シルバーの993など、計5回ほど993が走っているのを見掛けた(見掛けてしまった)ことが、決定打となった。


(白いポルシェ993※イメージ)

そこで、実際はどうなのだろう、自分であれこれ調べていてもやはり限度はあるなと思ったので、声を直接聞いてみようと先日、空冷ポルシェをメインに扱っているお店に聞きに行った。自分なりに蓄えた、993を含めた空冷ポルシェに関する知識を携えて。

すると、空冷ポルシェに関わって30年近くになるというベテランの店主から

「アハハ、お客さん、それはいくら何でも身構え過ぎですよ」

と言われてしまった。
確かに新しいポルシェと比べたら手間はかかるかもしれないが、それは別にポルシェに限らず古いクルマ全般に言えること。良い個体を見つけられたら、手間もコストも思っているより少なく楽しく乗れるはずだ、とのこと。

そして、今のポルシェよりも製造工程でコストがかかっていたりして、その分作りもしっかりしているから長持ちはすると思う、とも。

確かに、ひと昔前に作られたものの方が長持ちする、というのは親などからも聞いたことがあった。きっと、ポルシェに限った話ではないだろう。
今は何でもコスト削減、すぐに買い換えさせることを目的とした製品、(コスト削減を本当の目的とした)「軽量化」「効率化」、そして「エコ」(これだけ使い捨てや買い換えを推奨しておきながら、一体それのどこがエコなのか、と思うが)。
携帯電話や家電など、本当にそういうものが増えた。作る人や職人の真心や思いが今一つ感じられない、そういう意味で味気ないもので溢れている、個人的にはそんな気もする。

そんな話も交えたら、「そうなんですよね。なので、決して今のポルシェを批判する訳じゃないんですが、今残っている空冷ポルシェと同じ調子で今のポルシェが30年後、40年後に残ってるかと言われたら、、、どうでしょうかねぇ苦笑」と言っていた。

シートにも座らせてもらい、いろいろと眺めてみたらとてもコンパクトで、かつ、 今のクルマに見慣れているからだろう、993のシートから見える景色は妙にアナログに感じた。
そして、そもそもデジタルに対して苦手意識、加えて若干の、いやだいぶ?アレルギーを持つ僕からしたら、そのアナログな空間は妙に居心地が良かった。


(室内、これは拾った画像だが確かにこんな感じだった※イメージ)

今のクルマはいろいろ充実した機能が満載ではあるが、それをほとんど使いこなせない、という話もよく耳にする。僕自身もそうだ。

そういう意味では、このくらいの機能で充分、そうも思った。


いろいろ話を聞かせてくれたお店から帰宅する道すがら、「空冷ポルシェが欲しいならば、じっくりお店を探しながら、良さそうなクルマを見つけても『粗探し』をするくらいの目でその個体をチェックするのが望ましい。なので、一見良さそうなクルマに出会ったとしても性急に飛び付いてはダメ」ということが書かれた記事をふと、思い出していた。


(ポルシェ993タルガ 僕からしたら垂涎の的だ※イメージ)

この日訪れたお店も、信頼は置けそうだ。だが、当然他にも良いお店はあるはずで、いくつかのお店を回りながら、良い空冷ポルシェの993を気長に、長期戦で探してみよう、と思った。


しかしまぁ、僕が探そうとするのは、ポルシェ997タルガ、限定モノのアバルト、そしてポルシェ993など、長期戦を覚悟しなければならないクルマばかりだ。

我ながら、困ったものだと思う。
Posted at 2019/07/13 08:34:32 | コメント(5) | トラックバック(0)
2019年07月04日 イイね!

羊の皮を被った何とか

最後の「何とか」に入るのは勿論、オオカミが正解だ。

羊の皮を被った狼

意味:親切そうにふるまっているが、内心ではよからぬことを考えている人物のたとえ。

もとは旧約聖書にある言葉だそうだ。
キリスト教系の大学を(一応)出ていながら、そして横浜ではそこそこ有名(らしい、その宗派では)な牧師を叔父に持つ身でありながら、知らなかった。
このことは、叔父には内緒にしておこう。


ただ、クルマの世界でもこの言葉はよく用いられ、羊の皮を被った狼とたとえられるクルマはいくつか存在する。見た目は普通なのに、実はとんでもなく速い、或いはハイスペックなクルマ、みたいな「このクルマ、見た目と中身、だいぶ違わない?」というときにこのフレーズが引用される。


3月に、このみんカラブログで自分の好きなクルマについて延々と(?)書いたのだが、そこでフィアット500/アバルトにも言及した。
この2つのクルマは、メルセデスで言うところのメルセデスベンツ/AMGの関係であり、フィアット500の車体にチューニングを施してスポーティーかつアグレッシブな走りができるように仕上げられたのが、アバルトとなる。

このアバルトこそが、羊の皮を被った狼と称されるうちの1車種だ。

もっとも、アバルトを象徴するマークのサソリになぞらえて、

「羊の皮を被ったサソリ」

と言われるのだが。



それはそうだろう。だって、


(アバルト500:イメージ)


(こちらが、ベースになるフィアット500:イメージ)


(正面から見たアバルト:イメージ)


(間違えた、これはうさまるだ、、何か似てる気が)

可愛らしくてちょっとオシャレな見た目のこんなクルマが、実はかなりのエンジンサウンドを響かせ、ひとたびスイッチが入ると並み居るスポーツカーに匹敵する、或いは時に周りを蹴散らすような走りができるクルマであるなどと、一体誰が思うだろうか。


実はかなり前からフィアット500にもアバルトにも、個人的に興味はあった。

ただ、興味はあったものの、そこまで詳しかった訳でもなく、街で見掛けると
「お!?」
「相変わらず可愛らしいクルマだな」
と思った、そのくらいのレベル。
それよりもボルボやポルシェに対する興味が(当時は)勝っていたため、選ばなかった。

だが、今の自分の中ではこのフィアット/アバルトが、少しアツい。より興味があるのはアバルトだが。

多分、ポルシェに乗って「走ることの楽しさ」「小気味良いクルマを運転する楽しさ」に気づいたことも影響しているのだろう。

いつの日だったか、比較的最近の話だが、アバルトが「走ることの楽しさを思い切り享受できるクルマだと知られている」といった趣旨で紹介されている記事をたまたま目にして、そこからふつふつと興味が湧いてきた、という感じだ。


なお、このメーカーというかこのブランドはなかなかの商売上手で、

世界限定◯◯台・日本限定△△台!
アバルト☆☆周年限定車!
□□とのコラボ実現!
カブリオレタイプ!
限定カラー!

そんな謳い文句で、実に多種多様なフィアット/アバルトを世に送り出している(勿論、ベースグレードの車もちゃんと用意されている)。

そのためか、限定車の中でも特に流通台数が極端に少ない≒稀少価値の高いシロモノは、他の稀少価値が高いメーカーの車同様、価格があまり落ちない。
製造から10年近く経つ中古車なのに、新車時価格からたった30万円しか値段が落ちてない、なんていうケースも目にしたことがある。

先日僕がお会いさせていただいた、ぱぱにしさんのフィアット500も、そんな稀少価値が高い1台だ。

(逗子のなぎさ橋珈琲店で1枚)

この鮮やかなピンクのフィアット500は、
日本には50台しか輸入されていないと言われている。
※あるときこのまっピンクな色のフィアット500があるとネットで知り、「いやぁ、個性的で良い色だけど、そうは言ってもこんな色のフィアット、乗ってる人いるのかなぁ」と思ってみんカラで探してみたら見事、乗っている人が見つかった!という経緯だ。ぱぱにしさん、ありがとうございます。


僕が最近興味を示している何種類かのアバルトも、勿論そんなタマ数の少ない1台であり、webで検索をかけても、本当に数が出てこない。
台数が少ない上、関東の店舗にはないということも多く、現物を見ることすら叶わないモデルも多数ある。だから余計に飢餓感や好奇心が襲いかかってくる。

まさにメーカー側の作戦勝ちといったところか。

そんな調子なので、、、もし首都圏で興味のあるアバルトが見つかり、かつそのクルマとのフィーリングが良い感じだったら、乗り換えることになる、、、かも、、、知れない。

ただ、僕が興味があるのは、ポルシェ997のタルガ同様、待てど暮らせど中古市場にホントに流れてこないグレード/シリーズのアバルトなので、今すぐどうのこうの、という可能性は限りなく低いのだが。
ラブストーリーは突然に(←だいぶ古いだろうか苦笑)ではないが、出会いやタイミングは突然やってくるものなので、勿論どうなるかは分からない。


ちなみに、アバルトを象徴するサソリのマーク、何故サソリなのかと思って調べてみたのだが、アバルト産みの親、カルロ・アバルトがさそり座だったことに由来するのだそうだ。



(アバルトのロゴマーク:イメージ)
Posted at 2019/07/04 23:32:51 | コメント(6) | トラックバック(0)

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ダ・ヴィンチです。 横浜住まいのマーケッター&プロモーターです。燃費の悪い人たちと暮らしてます。 燃費悪い1号:ダ・ヴィンチこと僕(青年♂、よく食べ、よ...
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