第102回全国高等学校野球選手権大会　開催中止・・・

5月20日、高野連から発表があったとおり、ついに高校野球が正式に中止となってしまいました。3度のメシより高校野球が大好きなワイ、このニュースに接してからというもの気力が湧かず。。

本来であれば発表のなされた20日のうちに何か気持ちを残しておこうと思ったのですが、いかんせん引っ越しのタイミングも重なったりして文章を作成する気力もなく・・・。

センバツが中止になったとき、夏は夏、救済措置なんて必要なしと書かせて頂きましたが、その時にふと「夏は大丈夫なんだよな？」と一抹の不安を覚えたことを思い出します。まさか、高校野球のない夏が現実のものになってしまうとは・・・。

一部外者のワイですら相当なショックを受けているわけで、当事者である球児たち、とりわけこれで部活動が卒業となる3年生たちの気持ちを慮ると、どうにもならないやるせなさで胸が苦しくなります。何度でも言いますが、高校野球は特別な存在です。歴史と伝統、開催規模、人金物など動くもの係るものすべて、他の高校スポーツで高校野球に比肩するものは存在しません。唯一の存在と言っていい。

5月25日現在、コロナウイルスは収束に向かっています。緊急事態宣言も5月中には解除され段階的に通常の生活へとシフトしていくでしょう。ただ、この騒動で蓄積したダメージとでもいえばいいのか、例えば学生だったら夏休みをどうするのか、授業のカリキュラムをどうやって消化するのか、など先行きがまだまだ不透明な部分もあり部活動としての硬式野球を8月の時期に普通に開催するのは、確かに難しいといえるでしょう。

全国大会ともなると長距離の移動する必要もあり、そこにはまだリスクもあるんだろうとは思います。防疫策にも限界があるでしょうし、万が一集団感染の源となってしまっては高校野球の存在そのものに係る一大事ですしね・・・。中止も致し方なし・・・・認めたくはないけど。

一言物申すなら、だからこそ春は無観客でやっておくべきだったんだよな。当時は無観客なら開催できたかわけだし同調圧力に屈することなく開催してほしかった。夏に開催できる保証はどこにもなかったんだからさ。完全に後だしジャンケンだけどね。

全国の甲子園を目指していた球児の皆さんにはこの出来事に屈することなく、不屈の精神でどうか健全に前向きに今後の人生にまい進してほしいと願ってやみません。高校野球で過去に何度も名勝負といわれる試合が展開されたのは、まさにこの諦めない気持ち、不屈の精神がもたらしたものなのです。人生はこの先の方が長い。きっとこの厳しい思い出も人生を彩る過去の出来事になる。

私が敬愛してやまない和歌山県立箕島高校の尾藤元監督であったら
「岩もあり、木の根もあり、コロナウイルス感染拡大の影響もあれど、さらさらと、たださらさらと、水は流れる」　といったといころでしょうか。

とはいえいまだに高校野球のない夏がくるのは信じられないんですが、いったい何をして過ごせばいいんでしょうかねぇ・・・・(´・ω・`)