2016年04月26日
福野礼一郎「最後の自動車ロン」読んで
福野さんといえば、ルボランだったかな。
高級車のレストアとか、楽しんで読んでた。
たまたま、書店でこの本を知ったので、図書館で借りて読んだ。
添加剤がショックだよな。
「オイル添加剤など、何もいれないほうがいい。」
「ワックスやコーティングも必要ない。」
……車は、メーカーの納車時点のまま、すなおにいじらず、乗っているのがベスト。
たぶん、こういわれたら、大方のカーチューン、ケミカルやパーツの人は沈没。
ただ、福野さんの指摘はもっともなところがあって、
というのは「そもそも、昔の常識が使えない。自動車
メーカーや部品・塗装メーカーにいたるまで、科学技術の向上があるので、変わっている。
昔のエンジンは人間のカンで設計していたが、今はスパコンでミクロン単位まで設計されている。」
ということで……カルバナワックスも、いらない。今の時代には。
確かに、自分も2015年のヴィッツを納車されて、エンジンルームや足回りなどを観察したが
驚いた。自分は以前、キャブのエンジンの軽自動車乗っていたが、
それから技術は進化しており、メンテナンスフリーのパーツが圧倒的に増えている。
自分のヴィッツも、プラグ交換10万キロ、エンジンオイルだって15000km
とにかく、自分でいじる必要がないところ、無理して交換しなくてもいい箇所ばかりになっている。
自動車の設計自体が、純正オイルを設計に想定して組み込んで、
行っているので、あえて、追加したり、別の会社のものにする必要すらない。
すればするほど、バランスを崩しておかしくするだけ。
二硫化モリブデンも硫黄系だから、エンジンピストンを腐食する?
うーん。でも、住鉱が保証しているので、信じるけど。
だから、トヨタはキャッスルオイルにあえて添加剤で有機モリブデンを入れたか?
しかし、二硫化モリブデンは明らかに、違いを実感できている。
トヨタのキャッスル0W-20だけだとヴィッツ1.0Fパッケージ1KR-FEは「ボガガガ」音がすごいが、二硫化モリブデンを投与すると、心地よく静かになる。
だから、入れるなら二硫化モリブデン程度で十分だと。
内装もシリコンオイルで塗らないほうがいいのかな?でも、きれいだけどね。
タイヤは、生もの、2年で交換だそうだ。
タイヤワックスなどは論外。
板金塗装も、小さな傷ならタッチアップでしのげと。
面ごと塗装は愚の骨頂だと。
メーカーの出荷時点の塗装が最高で、それをわざわざ削るのはダメ。
布で、ボディを拭くのもダメ。結局ふけばふくほど、傷を増やしていくだけだからだそうだ。
だから、自分も、布でボディをあえて磨くとか、拭くのはやめている。
中性洗剤(ママレモン)であわ立てて、雨で流して終わりにしている。
ボディには触らなければ、触らないほどいい。
水にひたした脱脂綿でなでるぐらい。
……たぶん、それが本当にはいいんだろうね。
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Posted at
2016/04/26 15:13:30
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