「ホンダの車がいいのはエンジンだけ。ボディは安っぽい、鉄板薄い」
「トヨタは個性はないが、ボディは堅牢」
本当か?
沖縄旅行したとき、遭遇したのは「想像以上の塩害」だった。
とにかく、町中、いたるところ「さびている」「赤サビドバーッ」
という光景がすごかった。
「みんな、サビとらないの?」
その「いぶかり」「疑問」は、すぐ「消滅した」
「あまりにもサビるんで、追いつかない。やる気も失う」
これが、沖縄の現実だった。
沖縄を走る車は、たいてい赤サビに覆われている。

こんなの、当たり前。
実に「防錆」の研究に使えそうな、サビ方だ。
つまり、風雨や、小石が台風などですごく飛び交っている。
キズはたちまちサビ、サビがたれる。
ところで、レンタカーで借りたのは、1.3リッターのホンダのFITだった。ニッポンレンタカーなので、そんなに古い車は使っていない。ナビつきだし。運転自体は快適だった。
ところが、そのような新車ですら、後ろのハッチバックを開けると、こうなっていた。

新車も台無しだ。
そして、ホンダの車は久しぶりに乗ったが、いつもメンテナンスして、下から上までなめるように見ているヴィッツとつくりがこんなに違うことに気づいた。後部タイヤハウスのところ。
FITは
わかるだろうか?ヴィッツは
線で囲んだところ。そう、
ホンダは「タイヤハウスを樹脂によるふきつけ塗装で、タイヤが巻き込むドロや小石の直撃をやわらげるようにしていない。マッドガードをペコンとはめただけ」
トヨタは「タイヤハウス内をノックスドールのような樹脂塗装で吹きつけ、鉄のボディが露出しないようにし、タイヤが巻き込むドロや小石をいったん吸着しても、やがて自然に落ちていくように仕向けている」
しかもタイヤハウス輪郭の、ボディとの合わせ部分も、フィットは、実に荒っぽい雑な作りだが、ヴィッツは、きれいに作りこまれている。驚きだ。
今は2016年だ。21世紀だ。だが、ホンダの車づくりは「相変わらずチャチなボディ」だった。
持たない。ホンダの車は長期間使用したら、確実にボディがアウトになってくる。
でも、トヨタは、通常なら、ユーザーがノックスドールや塗装を自分でしようとする部分も、樹脂や、コーティング塗装で「可能な限りサービスして防御」してくれているのだ。
なんと、ありがたいことだろう。だから、私もヴィッツの下回りを見たとき「あんまり、自分でいじるところないよな」と感心したのだった。
つまり、ヴィッツは「なんだか知らんが、ボルト関係は、とっとと赤サビしてきて、手抜きが明らかだが、他の大事な部分は案外、ユーザーがいじらなくても、十分、長持ちするように予防措置」が計算されて、施されている。
たぶん、トヨタは、車の耐久性のテストを、けっこう、やっているのだと思った。
ユーザーのクレームもいっぱい吸い上げて、なるべく、次回に反映する努力もしているのだ。
ところが、他の、メーカーは、トヨタほど財力がないから、そういうところに、予算を割いて、目に見えない耐久性を追究することができないのだ。
他のメーカーにはイタイけど、
トヨタは、ド素人が長年、足代わりに乗るのには、ホント、耐久性など安心して乗れる。
と、痛感したのだった。
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Posted at
2016/05/17 16:58:48