今回のヴィッツ1000cc、最低限モデル。
当然、エアコンは「マニュアル」であり「オート」ではない。
したがって操作パネルはシンプルにこうなっている。
でも、自分的には、走行中に瞬間的に操作する以上、スイッチ類はシンプルで押しやすい、回しやすいほうがいい。複雑な操作ほどNGだ。
実は、もっと簡単にしてほしいぐらいだ。なぜなら、エアコン特に暖房って「頭寒足熱」と「窓ガラスの曇りとり」の2つのモードで十分だ。
あとは、野外で突然の大雨などでずぶぬれになったとき体を一刻も早く乾燥させるための「エアコンフル稼働」ぐらいだ。
で、冬になったので頭寒足熱のこれを使うのだが
なぜか、運転手・助手席横のダッシュボードの吹き出し口(すなわち上)から温風が出てくる。
上半身にモロ風が当たって暑くなってしまう。困るんだ。下だけでいいんだよ。
これじゃ、このモードの意味ないじゃん。これって、誰に聞いたらいいんだろう?
トヨタだよな。でも、その前にマニュアルを今一度確認
ちゃんと、下からしか風が出ないと「仕様では」なっている。
おいおいおい!
トヨタお客様相談窓口
080-0700-7700に電話する。
「あのう、ヴィッツのエアコンの操作方法について教えてほしいんですが。」
「年式はいつですか?」
「平成27年購入です。」
「ありがとうございます。どういうことですか。」
「エアコンのモードで下からだけ風が出るというダイヤルにしても上からも風が出るんですが。」
「あと、ダイヤルの半分の【・】だとどうなるんですか?」
「それもついでにお調べします。」
しばらく待った。
「お客様。その件については、ここではわからないので、お近くのトヨタのお店で聞いてもらえますか?」
は?
自分のクルマの操作方法もわからんのかい
ゴルァ
だが、最初から期待はしていなかった。こういうのを「現代病」と私は呼んでいる。
トヨタは「かんばん方式」「カイゼン」とか、ビジネス世界ではウケがいいことを言っているが、
実際は「人間不在」の企業である。
だから、「気を利かせる」という対応がまるでできない。
しかたないんで、レクサスブランドを立ち上げるとき、ホスピタリティや親切を「0歳児並に知らない」ため、ホテルマンを呼んで、訓練したぐらいだ。
そして、マニュアル化が進み「言われたことしか回答できない」エンジニア、オペレーターが増えた。
……ということで、しかたなく、購入したネッツの営業に電話する。
「エアコンのモードで下からだけ風が出るというダイヤルにしても上からも風が出るんですが。」
「あー、それ、どうしても出ちゃうんです。少しですけど。」
あっさりだった。
「え?マニュアルには【少しですが風出ます】とヒトコトも書いていないんですが。(実際は結構出てる)」
「すみません。」
で、だ。私はトヨタより「オトナ」なんで。こういうしかなかった。
「わかりました。だったらいいです。上の空気吹き出し口を閉じますんで。」
……それだと、いちいち、手動で上閉じて、またあけろっていうことか?
いまいち納得しないけど。まあ、「実車とマニュアルの乖離」がここまでひどいとは思わなかった。
実は、このトヨタのマニュアル、よく読んでいくと「不備」が目立つんだが。しかたない。
マニュアルを作る人間が「他人事」なのだ。自分でクルマを運転する立場にまるでなってない。
運転免許もない、デザイナーが作ってるのかもしれない(笑)
ということで、
「マニュアル読むより、いちいち、ディラーの営業かメカニックに聞け」
ということだ。
な?トヨタさん?
ちなみに、トヨタって、部品でも何でも共通化が好きだから、この、「実車とマニュアルの乖離」もハイエンドからローエンドラインナップまで「共通の不備」をかもしだしていると思う。
リコールも毎度ハリケーン並だし。
あなたのクルマも笑ってる場合じゃ……ないよ。
Posted at 2015/12/03 20:52:55 | |
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