ブローオフ動作検証
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コペン純正のブローオフ。
スペアエンジンの配管を参考に再現して、無事動作はしていますが三つ又やワンウェイバルブが沢山あってごちゃごちゃです。何とかすっきりさせたい…
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で、動作原理を調べてみるとこんな感じ。
上側のホースは正圧が、
下側のホースには負圧が掛かるとバルブが開放されます。
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ブーストが掛かっている間は上下共に正圧が掛かるのですが、上側の圧力が強くなるとリリーフされます。
異常圧力が掛からないようにするための安全装置ですが、圧損が起こる事になるのでリリーフ中はレスポンスなどに影響を与える事になると思います。
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で、この部分をメクラしてやる事でリリーフ機能を殺せるという事らしいので、配線をすっきりさせる目的も兼ねて試してみました。
効果はあったようで、0.05k位ブーストが上がりました。
でもなんか逆にかったるくなったような…
って実際、フルブーストになる回転数が変わってます。500~1000rpm程遅くなってしまいました。
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最大ブーストが上がったって事は圧損は無くなってるはずなのに…なじぇ?
ブローオフを外して息を吹き込んだり吸い込んだりして調べて、やっと気が付きました。
メクラしただけだと、サージタンクが負圧時にリリーフしちゃうんですね。
スロットルオフでも負圧ですが、ブースト掛かってないときも負圧ですよね ヤルマエニキヅケヨ…orz
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で、純正の配管を再現して試してみました。
【負圧走行時】
スロットル前/サージタンク共に負圧。
上下の部屋共に負圧になってバランスが取れるため
バルブは開かない。
【ブローオフ時】
スロットルを閉じると、スロットル前は正圧のままだが、サージタンクは負圧になる。
1wayバルブの働きで下の部屋のみ負圧になりバルブが開く。
【リリーフ時】
両方息吹き込んでも再現出来ない。
1wayバルブの動きから考えると、正圧走行時は上下の部屋共にサージタンクよりの圧が掛かる様子。
リリーフ機構はあるとおもうので、何らかの原因で上の部屋の圧が上回ったときにリリーフされるんだと思う。
もしかして、そもそもリリーフしないのか??
んなわきゃないよな…
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図におこしてみるとリリーフの時以外は上の部屋が正圧になる必要は無い事に気が付いた。
そうすると上下の部屋を繋ぐ1wayバルブが通常動作に於いてなにも必要のない機能に見える。これがリリーフ機能のキモだと勝手に断定w
そこでリリーフ殺しの第2案
上下を繋ぐ配管&1wayバルブを排除する。
正圧走行時は下の部屋にのみ圧が掛かり、1wayバルブによってスロットル前からの圧力もキャンセルされるので上の部屋に圧力が掛かる要素がないのでバルブが開く事はない(ハズ)
負圧走行時は上下の部屋共に負圧状態にするとバルブが動かないハズ。純正状態でも要はこういう状態なので大丈夫だろう(多分)
ブローオフも圧力条件的には純正配管と同等。問題ないと考える。
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こんな図を書いていたら雷が鳴って雨が降ってきた。
作業はまた後日。
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