スモール連動フォグ(アナログなほぼ遅延ワンショット回路)
目的 |
チューニング・カスタム |
作業 |
DIY |
難易度 |
  中級 |
作業時間 |
3時間以内 |
1
フォグランプの使い方(いつ点灯するか)には賛否両論あると思いますが・・・
今回は技術的な興味もあって、以前追加したスモール点灯手元SWにフォグランプを連動させることを考えてみました。(手元SWでスモールを点灯させると、フォグも点くしくみ)
X40のフォグランプはスモール点灯後にフォグSWで点灯する仕組みになってます。
先にフォグSWをONしっぱなしにしてからスモールを点灯してもフォグは点きません。
おまけに、フォグSWはプッシュONタイプのため、押すたびにON/OFFを繰り返すフリップフロップでコントロールされています。
チョット遅れてチョットONする、ってのがミソです。
このフォグSWの代わりになる回路を作ります。
2
回路の条件としては、入力(スモール電源)があってからチョット遅れてチョット(ワンショット)だけ出力すること・・・これまさに、フォグSWの手での操作そのものです。
いろいろネット徘徊しましたが、最近いつもの遅延回路の編集でできることに気が付きました。(回路の編集しかできない)
少々ややこしいですが、遅延ON回路のPチャンFETをNチャンFETに替えるとワンショット出力したので、元の遅延ON回路とこのワンショット回路をつなげて フォグ用SW回路ができあがりました。
→出力波形はかなりなまってると思うので、”ほぼ遅延ワンショット回路”と命名。
スモール点灯用のリレーを2極タイプに替え、左の回路図と相成りました。
一番上のブロックは、今回無関係。
真中のブロックは、純正の照明SWユニット回路。
下右のブロックが、肝心の”ほぼ遅延ワンショット回路”。
コンデンサーと抵抗の値を変えることによって
遅延時間、ワンショット時間を変えられます。
下左のブロックは、”ほぼ遅延ワンショット”への入力用のリレー回路。
(分かる人が作れば、もっと簡単な回路でできるんじゃぁないかと思いますぅ)
3
基板の部品面側。
ボリューム(半固定抵抗)でチョット遅れの時間を調整できます。試したところ結局0オーム設定にしたので、なくても良かった部品。
4
写真枚数かせぎ その1
基板のパターン面側。
基板を組んでからリレー追加を思いついたので、リレーは裏づけとなりました。
5
写真枚数かせぎ その2
ケースに入れるのも仰々しいので、よくあるクリアパックでくるんでみました。
6
携帯なのでボケボケになっちゃいましたが、照明SWユニットのコネクター配線にいろいろ(回路図の通り)つないで完成です。
今回の接続だと、純正の照明SWユニットの機能はそのまま残ります。
照明SWユニット側でスモール点灯させてもフォグは連動しません。
ただし、手元SW側で点けたフォグの消灯・点灯は可能。
スモールだけ点けたい(フォグを点けたくない)時は、照明SWユニット側を使えばヨロシとなります。
(ちなみに”ほぼ遅延ワンショット”への入力をリレーを介さずスモールラインへ直につなぐと、照明SWユニットでもスモール連動フォグとなります。)
今回は、コントロール部を弄ったので遅延回路などとなりましたが、フォグをリレーでバッ直にしてそのリレーをスモール連動にすれば回路は不要です。
初期動作は確認できましたが、信頼性はこれから確認です・・・と言ってもワタシほとんど夜車乗らないんだったぁ~。
7
ちなみに、ワタシはフォグ点灯派ですぅ。
ヘッドランプはHIDに換装しましたが、フロント直前直下は配光がなく暗いのと、早めの点灯明るい家族計画と事故防止ってとこです。
本来の霧中での使用は、草刈りで霞ヶ浦周辺を走るときにたまに出くわすときぐらいで、ほとんどありませんし、雨の時は乗らないしぃ・・・って、またまたやってみたかっただけ~。
8
<2012.09.12 追記>
機能は果たしてたが、ちょっと疑問があり回路変更。
右下のFETを2SJ438に変更し、リレーを追加。
遅延ON回路の2段組で遅延ワンショット回路を作成。
(遅延ON回路で5極リレーのNCを使えば、ワンショット回路になる)
<2012.12.31追記>
寒い時、FOGが一瞬点いてから消える現象あり。どうやらFOG点灯時に電圧が落ち、リレーが一度OFFしているだろうと推測。
対策でリレーにCRを追加・・・様子見中。
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