補助記憶装置

主記憶装置：メモリの話をしたら、補助記憶装置の話もせねばなりません。

初期は紙テープに穴が開いたものでした。まず、入力したい数字を紙テープに穴をあけ、コンピューターに読み込ませます。
コンピューターはその穴の位置で数字を読み込み、計算し、結果をまた紙テープに穴をあけて出力しておりました。


昔のウルトラマンとか見ると、コンピューターから出てくる紙ひもをみて、「怪獣が出現した」とか言っている記憶ありませんか？
昔の人は、紙テープの穴の位置で、書いてある内容が読めたそうです。すごいですね。


そんな時代はすぐにパンチカードという、紙のカードに穴を開けたものに取って代わられます。


そして、しばらくすると、穴を開けなくても、穴の位置を鉛筆で黒く塗りつぶすだけでよくなります。マークシートの出現です。
カードに数値をマークして、コンピューターに読ませると、プリンターから結果が出力されるような使い方でした。


本格的なものは、磁気ディスク：フロッピーディスクとハードディスクの出現を待たねばなりません。
これも70年代に登場し、一気に市場を駆逐してしまいました。
昔のハードディスクは、洗濯機ぐらいの大きさで、故障すると、中の円盤と磁気ヘッドを交換することが出来ました。
交換するときは、腕時計を外さないと、磁気で時計がいかれてしまうしろものでした


いまはコンパクトになり、HDDで8テラバイトとか、わけのわからない容量になっています。もうこんなに必要ないので、HDDメーカーも経営が厳しいようです。


最近はフラッシュメモリ半導体が大容量になったので、読み書きが高速なソリッドステートドライブ(SSD)というものが出てきました。信頼性は良くわかりませんが、たぶん普通のパソコンからハードディスクはそのうちなくなると思います。