洲崎パラダイス赤信号 を現代と比較してみた

1956年(昭和31年)の日本映画

昨日の洲崎パラダイスの名を冠した映画です。

行く当ての無い、若い男女が、洲崎の門前の居酒屋と蕎麦屋で働く話。

女は、居酒屋の客である、秋葉原のラジオ屋と仲良くなり、店を出て行く。
それを、追いかける男。

その、昔の秋葉原の衝撃的な映像は後日。




結局、この二人は、洲崎橋を渡って大門をくぐることなく、映画が終わってしまいます。
なので、当時の洲崎パラダイスの様子は見て取れません。




しかし、洲崎の北側、入り口の蕎麦屋は




今も存在します。




洲崎橋の北側の、居酒屋「千草」のあった場所は、




いまは不動産屋さんですが、隣の飲食店はおそらく当時のままだと思います。




また、その居酒屋から、洲崎川の反対側(北側)を映した映像には、化粧品店・きく屋が




これは同じ場所にKIKUYAという化粧品屋さんがあるので、同じ店だと思います。




これは、干潮時の映像だとおもいます、満潮時は赤い水位。
当時から、洲崎が海抜以下なのがわかります。




現在も変わらず、建物の2階ぐらいの位置に水位があります。

堤防が決壊したら、沈没してしまう町なのでした。