
今日は長いので、部品と海外通販に興味の無い方はスルーしてください。
昨年末に、アメリカはカリフォルニアのペリカンパーツから、モーターを3個輸入しました。一個は普通に使えたのですが、先日、残りの2個を使ったところ、すぐに壊れてしまいました。
20年以上海外通販をしていますが、商品が壊れたのは初めてです。
厳密に言うと、傷や箱のつぶれ、調整しないと使えないなど、日本では考えられない状態の品物は沢山見てきました。
しかし、完全にアウトなのは初めてです。

ペリカンパーツにペイパルを使ってクレームを入れたら、
長年のご愛顧のため、返品はしなくていいので、「ストアクレジット」160.5ドルで手を打たないか?
と、もちかけられました。
返品は面倒ですし、返却途中で事故があったらさらにめんどうくさいので、快諾しました。

「ストアクレジット」とはペリカンパーツで使えるお金のこと、いわゆる「ツケ」みたいなものらしい。
てっきり、クーポンコードが発行され、次のオーダーのときに、支払いでクーポンを使って割り引いてもらうものだと思っていました。
しかーし、先方からは、「ストアクレジットを使えるようにしました」という返事だけ。
過去のオーダー履歴につけておいたとのこと。

そこで、不良品をオーダーしたときの、オーダー履歴を見たところ、最後に1行「ストアクレジット」が追加されていました。

これを一体どうやって使えというのでしょうか?
再度ペイパルで問い合わせても、「つぎのオーダーでストアクレジットが使えます」と的外れな返事。

もう、煮え切らないので、思い切って、「ライブチャット」で直接質問してみました。
ペリカンパーツ(以下ペ):なにかお手伝いすることはございますでしょうか。
私:ストアクレジットの使い方を教えてください。
ペ:オンラインオーダーなら、支払いのとき、コメントに「ストアクレジットを使う」と書いてください。
私:初めてのことなので、怖いです。オフラインで処理できませんか?
ぺ:もちろんです、電話してください。(心の声:パーツ番号なんか国際電話で伝えられないよ!)
私:請求書とメールで処理できませんか?
ペ:オーダーIDはありますか?
私:いまから注文するところなので、IDはありません。
ペ:お名前をフルネームで、住所、パーツ番号を教えてください。
私:(名前、住所、パーツ番号を通知)
ペ:配達方法はどうしますか?Fedexで53.75ドルです。
(心の声:おいおい安くないか?オンラインの見積もりだと、UPSでも136.25ドルだぞ?)
私:USPSだといくらですか。
ペ:このオーダーはFedexしか使えません。(心の声:なぜだ?)
私:Fedexで御願いします。どうやってオーダーしたらいいですか?
ペ:オーダーステータスを見てください、今の注文を追加しました。内容を確認してください。

ペリカンパーツのホームページのオーダーステータスをクリック

まさに、本日の日付で、オーダーナンバーが出来ていました。
オーダーナンバーをクリックすると、見積もりが出来ており、

しっかり、ストアクレジット分の160.5ドルが引かれていました。

そして、本当にFedexで送料が53.75ドルになっていました。興奮。
私:確認しました、どうやって支払えばいいですか?
ペ:カードですか?ペイパルですか?
私:ペイパルで。
ペ:画面をリロードしてください。ペイパルの支払いボタンを追加しました。

ブラウザーのリロードボタンをクリックすると、黄色い「ペイパル支払い」のアイコンが登場。
アイコンをクリックすると、ペイパルの画面が開き、請求書が表示されました。
金額を確認して承認をクリック。
なんか、ネット特殊詐欺にフィッシングされているような気分です。
私:今支払いました。
ペ:ありがとう、支払いを確認しました。またよろしく御願いします。
私:ありがとう。さようなら。
しばらくすると、ペリカンパーツから、出荷完了のメールが。
Fedexのトラッキング番号も載っている。
おどろいたなぁ~
昔のファックスでオーダーして、何週間も届くかどうかどきどきしていたのが嘘のようです。
便利すぎるだろう。いまの世の中!
今回はなぜか、USPSがつかえないそうです。
なぜだろう、大きさや重量の問題ではなさそうです。
出荷書類(インボイス)が「ストアクレジット」分、数字が操作されていました。これが役所的にまずいのかも。
民間なら問題ないので、FEDEXを利用、そして運賃を割り引いてくれたのだろうか?
次からペリカンにオーダーするときは、先に見積もりを取ってみようとおもます。
もしかしたら、送料は安く出来るのかも。
どうでしょう?