2016年09月04日
9月もやります! メカ勉 ^^ *この回、訂正有ります。
★オーバーヒート! ★オーバークール!
シリンダー内の燃焼ガスの温度は、2000度にも達する。
この熱が、シリンダーやシリンダーヘッド、ピストン
などを高温にしていく・・・
温度が上昇すると、膨張して変形したり、隙間を
狂わせたりする。
また、シリンダー壁の油膜が切れて潤滑不足を起こす。
さらに、ノッキングやプレイグニッションも起こす。
オーバーヒートとは、こういった状態をいうんだ。。
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| 逆にエンジンが冷え過ぎると、*ガソリンが霧化して、
| 不充分な混合気が送り込まれて、出力低下や燃費の
| 悪化が起こる。*2016/9/12 訂正あり
| 訂正文 *「ガソリンは、より細かい粒子として霧化し難く、
| 燃焼室内での気化も進みにくい。このような
| 充分とは言えない混合気が送り込まれると、」
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残ったガソリンは、エンジンオイルに混入しオイルを
薄めて潤滑不足を起こす。これが、シリンダーや
ピストンの摩耗を早める。
そして、シリンダー内の燃焼で得た熱エネルギーが、
エンジンそのものを温めることに使われて
しまうために、熱効率は悪く、燃費も悪化する。
このように、エンジンが冷え過ぎた状態を
オーバークールと呼んでいる。
*こうしたオーバーヒートやオーバークールを防ぎ、
適温に保つための装置が、冷却装置なのだ。。
□冷却装置
・空冷式
外気によってエンジン外部を直接冷却する。
走行によって得られる空気の流れだけを利用する
自然通風式と、ファンで風を送り冷却させる
強制通風式とがある。
*現在の国産車では、めったに採用されない・・
・水冷式
冷却水をエンジン内部に循環させて冷却する。
シリンダーブロックとシリンダーヘッドに水の通る
水路として、ウォータージャケットを設ける。
そして、ウォーターポンプの力で冷却水を循環させ、
エンジンの熱を奪う。
エンジンの熱で温められた冷却水は、
ラジエターホースを通じてラジエターへと送られる。
そうして、それが自然通風とファンで冷却されて再び
ラジエターホースを通ってエンジンへと戻っていく・・
また、始動直後に冷却水の温度を適温にするために、
循環系統の途中にサーモスタットを設けて、
低温時に、ここが閉じて、水温が速く上昇するように
している。
今日はここまで。。 まだ続きあります。。
**記事めも**
学習に使用している書物(記事の情報源)
「 カー・メカニズム・マニュアル - ベーシック編 - 」
青山元男 著
書籍出版社 ナツメ社

B-Flora もう9月なんですね!
みなさんお元気で。。
Posted at 2016/09/04 19:50:11 | |
カーメカニズム | クルマ