2016年11月08日
こんにちは。
" メカ勉 " が、月1ペースに・・ なってきました(>ω<)/。・
ええ。" 反省して進め!" で、やってきます! これからも。
◆フューエルポンプ&フューエルフィルター
◇フューエルポンプとは・・
ガソリンをフューエルタンクから吸い出し、キャブレターや
燃料噴射装置に送るための装置だ。
・機械式
・電気式 ( 電磁式・モーター式など )
機械式フューエルポンプは、エンジンの回転を偏心カムに伝え
上下運動を発生させる。
この運動が、ポンプ内のダイヤフラムと呼ばれる膜を上下させ、
ガソリンを送り出す。
タンクから吸入する側のインレットバルブは、内部に送り込む
ことはできるが、逆流しないようにされていて、
ガソリンを送り出すアウトレットバルブは、送り出す時にだけ
開くようにされている。
このおかげで、偏心カムが回転し、ロッカーアームを押すと、
ダイヤフラムが下降して、ケース内の圧力が低下し、
ガソリンが吸入される。
カムがさらに回転すると、ダイヤフラムが上昇して、
アウトレットバルブから押し出される。
キャブレターのフロート室が、ガソリンで満たされたり、
ポンプ内での蒸発を防ぐために、アウトレットバルブからは、
キャブレターばかりでなく、フューエルタンクへ余分な
ガソリンを戻すパイプも接続されている。
機械式フューエルポンプでは、偏心カムの回転運動が必要に
なるために、エンジンの周囲に設置しなければならない。
エンジンの熱のせいで、ベーパーロック現象を起こさないように、
ポンプとの間には、インシュレーターと呼ばれる隔離板が
設置され、熱を防いでいる。
電気式フューエルポンプ(電磁式)は、機械式フューエルポンプと
同じ考え方だ・・。
ただし、ダイヤフラムの上下運動を、偏心カムじゃなくて、
電磁石の働きによって行う。
エンジンからの動力供給の必要がなくなるため、
フューエルポンプの設置場所が自由に選べる! これは・・
ベーパーロック現象を避けられる電気式フューエルポンプ共通の
大きなメリットだね。
モーター式フューエルポンプは、
ポンプスペーサーの中に、
ローターを置き、その間の隙間を埋めるように、
ローラーが組み込まれている。
モーターがローターを回転させると、この3つの部品で
囲まれた部分の容積が変化してガソリンを吸い上げる・・
ガソリンは常に流れるのではなく、脈打つように流れるために
サイレンサーを付けて、騒音や振動の発生を防いでいる。
キャブレターなどにおいて、ガソリンを必要としない時には、
リリーフバルブが開いて、ポンプ内を循環する。
そしてチェックバルブは、エンジンが停止すると自動的に閉じて、
次回作動の際に、簡単に動き出せるようにもしている。
ローター方式じゃなく、インペラーを使ったタービン方式
もある。
モーターの回転で、インペラーの周囲にある羽根溝が
連続的に回転して、ガソリンを吸入吐出する。
ローター式に比べて、脈動が少ないから、サイレンサー不要だ。
軽量なインペラーを採用できるので、小型化できて
信頼性の向上も期待される。
◇フューエルフィルターとは・・
フューエルストレーナーとも呼ばれるもので、ガソリンに
含まれている異物や水分を取り除くための装置だ。
ガソリン内の異物は、キャブレターの細い通路やノズルを
詰まらせる原因になり、ピストンやシリンダーをも摩耗させる。
だから、フューエルタンクと
フューエルポンプの間に、
このフューエルフィルターを置き異物を除去している。
金属製もしくは、樹脂製のケースに、ろ材を密閉した
カートリッジ式が多く採用されている・・。
もちろん、定期的な交換が必要だよ。
*今日はこれぐらいで・・
**記事めも**
学習に使用している書物(記事の情報源)
「 カー・メカニズム・マニュアル - ベーシック編 - 」
青山元男 著
書籍出版社 ナツメ社
B-Flora
寒冷前線が降りて来ました・・
みんな、風邪をひかないでくださいね。
Posted at 2016/11/08 16:23:01 | |
カーメカニズム | クルマ